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中川原さんの草生栽培

中川原さんの圃場の見学をパーマカルチャー塾生で出かけました。

ミッチーレポート
「野菜を放牧すると、元気に育つ」
「野良ダネ(こぼれ種)の方が生活力が強いんだよね。野良猫とかと一緒」
「(ビニールマルチで育った野菜を見ながら)無理やり栄養とらされてる野菜は黒っぽくなって良い顔してないよね」
「畑仕事はなるべく楽して、楽しくやりたい、そんなことばっかり考えてる。」

など、中川原さんの名言連発で感動の見学でした。

野菜作りは、野菜と良い関係性を作ることなんだと思いました。
野菜に育ち方を押し付けない。水をあげた方が良い/悪い、マルチをした方が良い/悪い、など育て方に正解はない。自分がどう育って欲しいかという思いと、野菜のどう育ちたいかという思いに良好なつながりができた時、野菜が生き生きと育ち、人も生き生きと野菜に関われるのだと思いました。

育ち方を押し付けないからといって、野菜をほったらかしにする訳ではなくて、野菜が苦しそうであれば、水をやったりと助けたり。反対に人間の力が及ばない部分は野菜の方にがんばってもらって、人が野菜に助けてもらう。もう石をどけきれないと諦めた石だらけの畝で、元気に野菜が育っていました!(衝撃)。野菜作りは、野菜と人の助け合いだなと。

そして、種を採って世代を超えて助け合うことで、良い関係性が育まれるとおっしゃっていました。うまくいかなかった年があっても、次の年にまた関係を作り直したり、強化したりできると。

毎年、圃場見学に行きたいと思うような、素敵な時間でした。
中川原さんのお話も、毎年、新たな発見があって変化するようで。
でもって、中川原さんの人柄がめっちゃ素敵。癒し。
さっこちゃん、翌年以降、補講で中川原さんのところへ行こうか〜

ではでは!

作物を作る所 草を生やす所 草を刈って溝に草を置きます。溝は保水して微生物や小動物の住処になります。永年草の牧草を生やすと1年層の草が生えずに草刈りが楽になります。野菜のあるところは除草します。

ジャガイモと草のゾーン

草刈りが長かまでできます。

自然生えのトマト

土地も肥えてきて玉ねぎも良くできていました。

この圃場は牛に例えると牛舎で飼うのでなく放牧する感じだとおっしゃっていました。過保護でなくより自然な力を引き出してあげる付き合い方です。
過保護でなく生き生きと野菜が暮らせる手助けができたらいいですね

こんな石だらけでも大丈夫と中川原さんが言っていました。

ナスの自然生え

美しい圃場です。草とともに野菜が育つ姿がいいですね。
解説動画があります

おおがま 注文先 長野県信濃町 (株)油屋
小林与一商店
026-255-2001

現代農業 2018年 7月号表紙を飾っています。右が中川原さんです。

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