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有機稲作勉強会 田んぼに入らずに雑草を抑草する

今日は有機稲作勉強会  矢口さんの田んぼの視察 田植え後田んぼに入らず草を抑制する技術 次回は本当に実って来るのか、草はどんな風になってるのか視察に行きます。 8月22日日曜日9時シャンティクティ集合です。 前日の21日は自然農とかま...

Posted by 臼井 健二 on Saturday, June 26, 2021

今日は有機稲作勉強会 
矢口さんの田んぼの視察
田植え後田んぼに入らず草を抑制する技術

次回は本当に実って来るのか、草はどんな風になってるのか視察に行きます。
8月22日日曜日9時シャンティクティ集合です。

前日の21日は自然農とかまどの会でピザをやります。
遠方の方は泊まりもオッケーです

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深水で代かきをして種の上にトロトロ層を1センチ以上にする
深水にする
有機質を入れて酸欠にする
アオミドロなどで覆い光が当たらなくする

雑草対策-1)
発芽の抑制、水田の水を深くする。(深水管理、早期湛水)
 湿性雑草は酸素がなければ発芽できませんので、水田の水を深くし、土中に酸素が届かないようにするだけで雑草の発芽を抑制することができます。

(雑草対策-2)
発芽の抑制、水田の水の酸素量を少なくする。(有機肥料投入)
 有機肥料には水分中の酸素を消費する性質があります。この性質を利用して有機肥料を田んぼに投入し、水田の水に溶けている酸素を少なくすれば水を深くしなくても湿性雑草の種子発芽を抑制できます。

(雑草対策-3)
発芽の抑制、田面をマルチで覆う。(紙マルチ、トロトロ層マルチ)
 種子で発芽する一年生の雑草は光を受け覚醒して発芽します。このため種子が潜伏する土中に光りが届かないよう、田面を紙や微粒な土砂(トロトロ層、後で解説)などのマルチ(被覆材)で覆えば、雑草の発芽を抑制できます。

(雑草対策-4)
発芽活着の阻害、水田の水を深くする。(深水管理)
 植物の種子は水より比重が大きく水に沈みますが、発芽すると比重が水より小さくなります。そのため水田の水を深くすると、それだけ芽に大きな浮力が作用し、根が土に固定しようとする力(活着)が浮力により阻害されてしまいます。特に発芽したての芽は根が小さく活着力も弱いので、芽が水に浮いてしまうこともありますから、田んぼの水を深くするだけで雑草を抑制することができます。これは一年生雑草に有効です。

(雑草対策-5)
発芽活着の阻害、発芽の根を腐らせる。(有機肥料投入)
 有機肥料を田んぼの水に投入すると有機酸という物質が発生します。この有機酸は発芽の根を腐食させる効果があり、一年生雑草を抑制できます。

(雑草対策-6)
発芽成長の阻害、発芽を土に埋める(代かき、イトミミズ効果)
 田植え直前に田んぼの土を攪拌すると、雑草の芽は土に埋まり成長できなくなります。一年生雑草に有効です。

(雑草対策-7)
発芽成長の阻害、水田水を濁らせる。(有機肥料投入、イトミミズ効果)
 種子で発芽する雑草は発芽エネルギーを小さな種子にしか頼ることができず、そしてそのエネルギーもすぐに使い果たすため、成長を持続するためには光が必要になってきます。そのため、水を濁らせ光から発芽を遮断できれば、ある程度の雑草抑制が期待できそうです。これも一年生雑草に有効です。

出典
http://www.hotarui.com/accountability/account01.htm

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