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フリースクールわのもり

学校以外の子どもの居場所と学び場
池田町の山麓でゲストハウスシャンティクティを営みながら毎週木曜日に学校に行かない子どもたちや学校には行ってるけれど息苦しく感じてる子どもたちとの野外活動としてわのもりという学びの場をはじめて2年が経ちました。

持続可能な農的暮らしの学びの場、パーマカルチャーの実践の場であるシャンティクティのフィールドで子どもたちとも共に学べたらいいなと思い、学校が合わなくて新しい子どもたちの居場所を求めているお母さんたちとの繋がりから生まれました。
以下わのもりの案内として掲げている事です。

「自然とともにある暮らしのなかで衣食住を作り出す過程で本当の学びが生まれます。異年齢の関わりの中で教えたり教わったり、真似たりする中でそれぞれの役割ができ、人として生きていく力を育んでいきます。
子どもたちの居場所としてスタッフと保護者、ボランティアの大人たちがサポートしながら作っています。

赤ちゃん連れのお母さんからお年寄りまで誰でも来れる場です。普段は学校に行っててもちょっと疲れた時、遊びに来ることもできます。
基本的に毎週木曜日10時から15時まで野外で活動しています。
かまどに火をくべ、お味噌汁やご飯を作ることをベースに季節の仕事をしながら遊んでいます。
シャンティクティの森や畑が主な活動の場ですが、田植え、稲刈り、脱穀といった田んぼの仕事も一緒にやります。
学校ではない学びを求めている方、サポートしたい方、これから子どもの居場所を作って行きたい方、ぜひ遊びに来てください。」

この活動を始めようとした1番の原動力は我が子の不登校です。学校という場での一斉教育、みんなが同じことをしなければならない、先生のいうことをじっと座って聞いている事が中心の学びのあり方には若い頃から疑問を持っていていました。子どもが生まれてからシュタイナー教育の勉強会を開き、そのつながりから宮澤賢治のものがたりを身体表現する活動に子どもと参加し、森のようちえんに出会い、親子のお散歩会をはじめ、野外保育森の子を立ち上げました。そして3人目の子は幼年期を毎日を野外で過ごし、大人たちにありのままを認められながら自由に遊ぶんできました。そこでは火を焚いたり木に登ったり野山を走り回り、雨の日はどろんこになりながら川を作ったりして遊んでいました。そして小学校に上がると最初の数日はがんばって通ってましたが、そのうちいきたくないというのを毎朝大泣きしながら送り出す日々。一緒について行って授業を受けたりしていて本当に行かせるせべきか疑問も感じてはいましたが、先生はとにかく連れてくるようにと言うし、周りの人は皆行かせるべきだという中で私自身も葛藤し、辛い思いをたくさんしました。子どもの中ではどうして行きたくないのか言葉にする事ができませんでしたが、思うに自分は叱られなくても先生がゆっくりしか準備できない子どもを叱りつけたりする空気感に耐えられなかったのだと思います。
最終的に我が子は時々休みながらもいい先生や友達のおかげでなんとか通いましたが、中学2年の途中からまた行けなくなりました。そこで自由の森学園という点数評価、テストがなく、子どもたちの個性、感性を大切にしている学校へ編入する事で楽しい学校生活を送るようになりました。
こうした中で学んだ事を活かして、不登校で悩む子どもや親と共に居場所作りをしたいと思うようになりました。
シャンティクティではかまど、コンポストトイレ、小屋などをワークショップで手作りしてきたり、田んぼや畑もワークショップでやってきたのでそうしたことを子どもと共にやることで学びの場にして行きたいと思っています。しかしながら、個性豊かで学校の枠の中で傷ついてる子たちはわのもりの中では自由が許されるので本当に私たちが伝えたい事をやりたいと思ってくれるまでに時間と工夫がかなり必要でこちらも日々学ばされています。
この2年の間にメンバーも変わったりしながらですがよもぎ団子作り、野草天ぷら、朴葉餅作り、たけのこ掘り、桑の実集めなど季節の食べ物を楽しみ、田植え、稲刈り、餅つき、米の販売もみんなでやり、クリスマス会では戦争をやめた人たちというた第一次世界大戦をテーマにしたお話を劇で表現する事で戦争についても考えました。大人も一緒に料理したりする中で子どもや教育について語る時間となっています。
そんな中で共感してくれる大人も増え、新たに今年の春からゆうきのもりという団体が立ちあがり、シャンティクティの前の土地でフリースクールの準備がはじまりました。
新たに子どもの遊び場としての場所の整備が始まり、山羊とチャボが仲間に入り、毎週火曜日にのこのこ山フリースクールという名で3人の大人達を中心に活動がはじまりました。
先日、夢みる校長先生というドキュメンタリー映画を観ました。その中でコロナ渦にあってマスクは感染抑制効果がない事、そしてそのマスクの弊害について調べて校長の判断でマスクを強制せずに修学旅行含め学校行事をすべて行った先生を紹介していました。学校が戦争へ向かう強制力を持っているのではないかという事、18歳からの選挙権は徴兵制をするための準備だろうという先生の声なども入っていて上映後の監督トークでも戦争のことを伝えたかったと話されてました。
昔から運動会が競技がまるで戦争の訓練みたいだとずっと思ってました。一列に綺麗に並んで歩いてきて、笛の合図で突撃するみたいなのが嫌でした。
みんな同じ事をしなくてはならない、点数で競い合わせる、先生の指示に逆らえない、そんな中で本当に健やかに子ども達が育っていくのか?
不登校が大きく増え続けている中で今新たな教育への動きも急速に起きてきています。
感受性の豊かな子どもほど学校に行けなくなっています。一緒に考えてくれる大人、サポートしてくれる人を求めています。

臼井朋子

山口愛さんwrite
最近の公立校への違和感は募るばかり。。多様性、自己肯定感を第一に持ってくる割には左脳人間量産型プログラム。暗記、詰め込み、画一的、マスクの自由すら無い。本来重要な働きをする右脳の発達するチャンスが少ない。教師こそ、野外活動やフリースクールで遊んだら良いのに。とても能力の高い教師はたくさん居ますが、視野が狭く偏ってます。子と教師共に教育の犠牲者にはしたくない!本来学びとは、もっと楽しいはず。そう思います♥

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