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パタゴニアリジェネラティブ・オーガニックカンファレンス

吉田太郎さんwrite
10時から16時までびっしり。そして、交流会が19時近くまで。パタゴニア日本支社が主催した国内初となる『リジェネラティブ・オーガニック カンファレンス 2023』を聞いてきた。
https://www.patagoniaprovisions.jp/pages/ro-conference-2023
申し込みには、フリーランスのジャーナリストと書いたのだが、一番前のジャーナリスト席を与えられた。そして、参加者は交流会ということで、地球を冷やすというカーンザで作った小麦のビールもご馳走になった。
 日本を代表する自然農法の研究者、福島大学の金子信博教授と茨城大学の小松崎将一教授。そして、NHKスペシャル超進化論で「蕎麦には雑草を生やした方が収量があがる」という印象的なエピソードで登場した東京大学の宮下直教授のトークとあって、大変に知的関心をインスパイアされるものだった。

 アカデミックばかりで実践者はいないのか?という声もあったりもしたのだが、ちゃんとROを実践されている国内の4地区のモデル農家をはじめ、神奈川県の三浦半島で再生型農業を営むSHOファームの仲野夫妻や愛川町のNORAの千葉康伸さんを始め、早々たるメンバーが参加されていて、第一線のお話を聞くことができた。

 さっそくエリザベスさんと対談をされていたSHOファームの仲野翔さんとの対話を傍らで聞かせていただき「単なるフリーランスの物書きですが、SHOさんのオンライン学習会に参加してとてもインスパイアされました。ゲイブ・ブラウンと同じことを日本でも草で実践されA層でカーボンを増やしています。すごいです」との感想を割り込んで、述べさせていただいた。

 改めてアグロエコロジーもカンペシーノ運動も国際語であることを実感した。ちなみに、福島大学では金子教授がアグロエコロジーコースを大学院に立ち上げられたとのこと。日本発の快挙である。その対談については、拙ブログでメモ書きを書かせていただいた。ご笑覧いただけると幸いです。


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