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安曇野パーマカルチャー塾2017/10/28 エディブルガーデン パーマカルチャーフォレストピースガーデン

エディブルパーマカルチャーフォレストピースガーデン 
食べられる 多様性に富み調和した持続可能な杜になる平和な庭


パーマカルチャー塾15期生のぼくたちが、臼井健二さんの指導のもと頑張って作りました。  

ぼくたちに向かって、健二さん曰く「こんなに美しいエディブルガーデンは、日本では珍しいんだよ。みんなはパーマカルチャーを広める種をまいたわけだね。」ということです。  

ガーデンの名前は「bija」サンスクリット語で「種」という意味です。
文字どおり、野菜の種がこのガーデンに蒔かれて育ち、パーマカルチャーを広めてゆく種となる場所でもあるのです。  

ちなみに、イラストはぼくが描かせていただきました。来年のパーマカルチャー・カレンダーにも使われることになっています。西尾元

昔、人が森の神に誓って、
「この場を、傷めず、穢さず、大事に使わせて下さい」と祈りを捧げて、森の中にひも(紐)を張って囲った場のことを「杜」と呼んだ。
杜は神が降臨する地
木は土に依って支えられ森となる  

有史以来文明の起こったところは砂漠です。
ギリシャ  ローマ 4代文明 すべて砂漠です。
砂漠にならない生き方が必要です。
それは森になるような文明です。
農業や庭は砂漠から森になるような庭を目指します。

1900年代アメリカでは農業が大規模化して化学肥料農薬で土砂流失が生まれ農業が立ちいかなくなり農地を捨てて移住を余儀なくされました。そんな中で土壌学者のキングは世界で持続可能なを農業をしているところはないかと世界を旅します。その見聞録をまとめたのがアジア4千年の歴史 パーマネント アグリカルチャーという本です。それをわかりやすくデザイン化したのがオーストリアのビルモリスンとフォルグレンです。パーマカルチャーのルーツはアジアにあるのです。
http://www.naro.affrc.go.jp/archive/niaes/magazine/134/mgzn13407.html

http://nongye.ruralnet.or.jp/books/explanation1.pdf

ウッドチップ入れ 小雨での作業です。 
途中雨が止んで作業がはかどりました

通路を整えて新聞紙 ダンボールを敷いてウッドチップを10センチくらい敷きました 
新聞紙や段ボールを敷くことで草を抑えます 
新聞紙や段ボールは炭素分でやがて土に帰ります。
ウッドチップを10センチほど敷いたので草を抑え3ー4年すれば分解して腐食として圃場に移動 使用できるようになります。

皮を剥いだウッドチップ 
2トン車で運んでもらって1万円くらいでした。

ウッドチップは2トン車にいっぱい 
自然農は草を敵とせず生かしますが手入れをしないと草だらけになります。この辺が課題かもしれません。

パーマカルチャーでは投下エネルギーに対して生産性の高い圃場を目指します。

積層マルチなどの手法も使われます。
tp://www.pccj.net/tec.html が詳しい
積層マルチはパーマカルチャーの基本的な農法である。要は窒素分を多く含んだものと炭素分を多く含んだものを交互に積み重ねて土をマルチしていくことである。このマルチにより土壌は風や強い雨、或いは直射日光から守られるとともに湿気や温度が保たれ、又、窒素分などが供給されるために様々な微生物やミミズ、昆虫などが棲息する、健全な土壌になる。
通路に草がないのも管理的には投下エネルギーの減少につながります。

雨予想だったけれど天気も持ってウッドチップ敷きが完成しました。
緑と樹皮の対比が綺麗です。   

手前は来年に芝生を貼りパーコラができる予定です。

キーホールガーデン 
エッジ部分が長ければ長いほど多様性が増します。
フィヨルド 三陸沖海岸もそうですね

キーホールガーデンとは、このガーデニングを上から見下ろした時に見える形がキーホール(Key hole)つまり「鍵穴」に見えるところからこの名前になっています。  
http://tsuchitomo.net/2015/05/23/keyhole-garden/

ロックスパイラルガーデンと池 雨水がたまって作業で使ったシャベル クワを洗うのに便利でした。
ひび割れがしているのは2度塗りすることで防げます。砂を半量混ぜるとひび割れを防ぐことができます。


石を螺旋型に積んで様々な微気象を作るのがこのスパイラルガーデンである。底面の直径を2mほどとし、高さは1.0〜1.2mほどに積み上げる。  

螺旋状であることから、様々な方向と高さが得られるので日照と湿度の強さに応じて様々なハーブを植えることが出来る。出来れば、台所の近くに配置して、新鮮なハーブが簡単に採取できるようにする。

http://pccj.jp/permaculture/technique/

ティピのマンダラガーデン 自然界は直線と曲線で成り立っています。曲線には安定感と美しさがあります。ティピはガーデンのシンボルとしても美しくビニールをかけると温室にもなり霜が降りなくなった5月に竹の根元につる性のものを植えます。

エディブルガーデン全景
従来のガーデニングに加えて最近注目されているのが、果樹や野菜を栽培して収穫を楽しむエディブルガーデンといわれる庭づくりです。見て楽しむだけの庭から、食べても楽しめる庭へ。
http://www.juicygarden.jp/themestory/?p=188&doing_wp_cron=1509266948.2784919738769531250000

レイズドベット
少し高くすることで作業性が良くなります。
通路と圃場を分けるのも作業性の軽減に繋がります。
積層マルチの手法や炭素循環農法の手法が使われています。森は落ち葉がつもり菌糸と言われる土壌菌などによって分解され微生物小動物によって分解され腐食が生まれ土になっていきます。この方法を真似たものが炭素循環農法でブラジルの林さんが提案して実践者も増えて来ています。

炭素循環農法
http://www.ultraman.gr.jp/perma/tansojyunkanrink.htm

案内用のプレートが着く予定です。

シャンティクティのエディブルガーデン
https://note.mu/kenjiusui/m/m07e4102de7ff

パーマカルチャー安曇野
http://www.ultraman.gr.jp/perma/

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