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ウェストプラスチックベール 土壁塗り

2階ベールの土壁塗に入りました。
二階は当初網を張って塗ろうと計画しましたがアースバックの凹凸ができて網を張ってしまうと網に塗り込んでいくのに大変である事
そこで網を横に張らずにむしろ網の空間を開けて塗り込んだ後に網をかぶせて塗る方法など検討しました
麻縄を垂らして塗り込んでいく手法が一番良さそうです。 

日本ではオーバーハングの壁はわら縄を何本か垂らし塗っていたことを思いだしました。左官の松田さんがやっていた 

シャンティでアースバックを作る時 玄関入り口は藁縄を垂らして塗っていました。写真を探すのは大変なので文章で記しておきます。世界を森にするダラムサラ輝く大地プロジェクト現地にあるものでやる これが大事です。
唯一2階のベールは捨てられたプラスチックを集めてブロックにしたもの プラスチックを使うのはどうかという考えもありますがそれをゴミにしないで。資源として使うことも重要です 2階までアースバックを積んでもよかったのですがプラスチックのゴミのベールを積むのも一案  
 プラスチック問題を考えるきっかけになればと思います
プラスチックベールを運んでみて思ったことは まず300個のブロックを運ぶのが大変であった事 輸入製品は輸送に多大な労力とコストがかかることを実感 身土不二 身土ふたつにあらずを実感 いくら安いフィリピンの材木が手に入っても。地元の材を使う事の重要性を感じました。今回の建築には木をふんだんに使いたかったけど インドは乱伐やレンガを焼く事で木が切られ木材は高級品の部材です。
文明の起こったギリシャ ローマ 4代文明はことごとく砂漠です。砂漠にならない生き方が必要です。

大地はどこにでもあります。土の家は木を使わずにセメントも使わずに砂漠化の解決につながります。 

1階部分の荒壁

土壁の構造
下地;柱、梁に囲まれて貫という部材が通っている部分に壁が作られますが、ここに力骨として小舞よりも少し太めの割竹を縦地として貫に打ち付けます。力骨の横地は縦地に編み込みます。
そして小舞を力骨に小舞縄で編みこんだものが下地になります。
荒壁;粘土質の土に切り藁をすき込んで攪拌して数ヶ月おいて発酵させ粘性を増したものを小舞下地に
塗りつけたものです。表から塗った後に裏返しと言って裏側からも塗りつけます。
中塗り;荒壁土に砂と藁スサの細かいものを混ぜこんで粘り具合を調整して平らに塗りやすい材料にして
仕上がりの散りに合せて2回ほど塗ります。最後の一回は砂漆喰を塗ります。
仕上げ塗り;最後は漆喰塗りです。砂漆喰を塗ってあるので相性も良く塗りやすい感じがします。
初めは擦り付けるようにシゴキ塗り、追っかけで1mm程度にすーっと塗りつけ乾きを見てさらにも一回塗ります。
漆喰ねり;漆喰は練り混ぜが肝心で難しいです。スサが団子状になってしまい上手く混ざらないと漆喰の強度が低下してしまいますので何度も良く練って、ふのりを入れてさらに練って撥水させる漆喰油を入れて 
練って1〜2日くらい寝かせてから使います。

https://www.google.com/amp/s/yamazato-kurasi.com/2018/05/23/post-2158/amp/

竹と土は豊富にあります 

土壁 風呂 台所 トイレ部分は貫構造で土壁が一番現地のものでできそうです。

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