『ガールズ&パンツァー』4DX体験

 2016年3月に劇場版『ガールズ&パンツァー』4DXを体験してきたときのツイート。

 ガルパン4DX体験してきた。遅まきながら4DXそのものが初体験だったのだけど、こんなに揺れるのかw 水もけっこう来るので、メガネ拭きのタオル類もあった方がいいね。

 鑑賞中ずっと考えていたのは、何を基準に椅子の動きが決まるのかということ。基本的な考え方は鑑賞者が大体カメラの位置にいることをイメージした演出になってる。たとえば移動する戦車をカメラが間近で捉えていれば、自分自身がそこで見てるかのような地響きを感じさせる動き・演出になる、みたいな。

 戦車内を見せているとき、もしくは戦車内や航空機から一人称的な視点で戦況を見てるときなどは、搭乗者の立場で揺れたり傾いたり。特に戦車内のシーンは必ずそうなっていたんじゃないかな。つまり、これもおおよそカメラ位置に鑑賞者がいることを想定した演出になっている。

 ただ、車内からの視点じゃないときで、注視対象の戦車が特徴的な動きをしたり激しく吹っ飛んだときなどは、対象の戦車に乗っているのに近い感覚で椅子が跳ねたりロールすることが多い。この場合、皆が注視しているであろう、カメラの先にいるイベント当事者に同化できるよう演出する感じ。

 大体の記憶で話しているけど、実際にはこの最後の例が一番多かった気がする。ゲームで言えば三人称視点で主人公を見ているような気持ちに近い。

 映画というものの性質上、アトラクションを体験する側の立場もその都度変わる上、主観・客観視点もコロコロ変わる。こういう見方ってゲーム開発者的なのかもしれないけど(ゲームはそういう類いを原則として固定するものだから)、おもしろい感覚ではあった。心が乗り移っていく感じというか。 了

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