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音楽プロダクションの仕事とは

どうも。青葉です。

バンドや歌手、シンガーソングライターの方でよく
「プロダクションに所属したい!」
という言葉を耳にします。

その中で、そもそもプロダクション(事務所)を理解していない人が多いなぁと感じています。

そして事務所の人にいいように言われて騙されている人もよく見ます。
プロダクションの仕事をよく理解しておきましょう。

プロダクションとは

プロダクションとは事務所と呼ばれることも多く、
いわゆるマネージャーという人はプロダクションの人にあたります。

「そのアーティストが売れる為にアーティストをサポートする」
これが仕事になります。

個人的には
「アーティストが音楽活動に集中できるようにサポートする」
という認識でも間違いはないと思います。

さて、具体的に何をやるかというと、大きく分けて2つ。
①事務作業
②アーティストの宣伝
に分類されると思います。

①事務作業
(例)
・スケジュールの管理
・メール、SNSなどの細かい作業
・ライブの物販対応
・プロフィールや資料の作成
・関係者の対応

簡単に言うと、アーティストがやらなくてもいい事務作業全般をやることが多いです。

アーティストの規模や会社(orマネージャー)の方針によっては
ライブスケジュールは本人管理させて、マネージャーはライブなど現場の稼働とメディアやレーベルなど他の関係者の対応をするだけの場合もあります。

②アーティストの宣伝
(例)
・アーティストの売り込み
・メディアや業界関係者への口利き
・方向性や売れる為の施策を提案

簡単にいうとアーティストが一人でも多くの人に聞いてもらえる為に奔走します。

ラジオ曲やwebメディアに資料を送ったり、一人でも多くの人に聞いてもらえるようにSNSの更新を行ったり・・・。
あとはアーティストの方向性や売り方を考えていきます。

例えば半年後にワンマンライブが開催されることが決まっている場合、そのワンマンライブを満員にする方法を逆算して考えていきます。
どうやって宣伝してどうやってチケットを売っていって・・・など道筋を立てて、実現していきます。
プロデューサーがついている場合はプロデューサーがこの役割を担うこともあります。

プロダクションとお金の関係

完全にプロダクションと契約しているアーティストは
ライブにかかるお金(交通費など)やグッズを作るお金はもちろん、アーティストによっては給料までもらえることもあります。
(最近では給料をもらえるアーティストは、あまりいないですが)

もちろんプロダクションは仕事であってボランティアではないのでどこかでお金を儲けなくてはいけません。

どこでお金を儲けるかというと
・物販の売り上げ
・ライブの売り上げ
この2つが多いです。

プロダクションに所属すると、ライブのチケット売り上げやCDなど物販の売り上げは基本一度事務所に入ります。
その上で一部をアーティストに還元するといった形が多いです。
このケースは事務所とアーティストが契約書を結んで2年など一定の期間を設けます。

つまりプロダクションは
ライブのブッキングやグッズの制作費を出して、細かい事務作業もするから、売り上げはまず事務所に入金して、そこからアーティストに一部分配しますね〜。
というケースが多いです。

他にも、お金は出さないでライブや物販の売り上げをほとんど持っていく事務所もあります。(悪徳)

事務作業やライブを手伝うから、売り上げの1〜2割もらうケースや事務所側が関わったライブだけ売り上げの一部をもらうケースもあります。(これはサポート内容によってはかなり良心的)

つまりプロダクションは
アーティストを一人でも多くの人に知ってもらってアーティストを売る
(そしてグッズの売り上げやライブ動員を伸ばしてお金を稼ぐ)

これがプロダクションの仕事です。

〜終わり〜

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