06/17/2018 定山渓豊羽RR

このレースで5位までに入れば、北海道代表選手としてプロに混じってツールド北海道を走ることができる。そんなとても価値のあるレース、「定山渓豊羽サイクルロードレース」に今年も出場してきた。
北海道所属の強豪選手たちにとって一番の目標レース。僕も3年前から結果を意識してきたけど、熱中症や喘息などで過去2度は途中棄権。去年はやっと自分らしい走りができたが、それでもあと1周というところで足切り。ことしこそは完走&10位以内をと、できるだけのことはやれたかなという感じでこの日を迎えた。

▼事前準備
補給食に、水500mlで糖質80gが摂取できるスポーツドリンク、モルテンを用意した。信頼している数少ないショップのひとつ、サイクルショップ マティーノの店主からオススメされたモノだ。その効果は絶大で、水なので固形物より吸収が早くてすぐエネルギーに変換されることや、前日にカーボローディングで固形物をたくさん食べなくていいので胃がもたれないこと、レース中も腹にため込まないので身軽に走れること等々。糖質80g入りの「320」は1袋で1080円、40g入りの「160」は648円と非常に高価だが、長距離ロードレースでは他選手に差をつける飛び道具になる。正直ここに書きたくないくらい笑。今回はレース前日に160を2本、当日の朝に320を1本、そしてレース中に4本飲んだら終始エネルギー切れの心配がなく走れた。お守りとしてレース後半にジェルを2個食べたけど必要なかったかもしれないなあ。これが上位選手との差を埋めてくれた。
http://www.biciclettadimattino.com/blog/?p=31355

フレームは相変わらずのグラファイトデザイン・ザニア。最後まで粘りたい長距離ロードレースではやっぱりコレ。ホイールも普段から使い慣れたアルミローハイトの「のむラボホイール」。決戦ホイール!とばかりに高剛性なカーボンディープリムホイールを使うのは脚力とよく相談しないと自らの首を絞めかねない。ていうか絞めている人多...。あとタイヤはアタック&フォースとSOYOラテックスチューブの組み合わせ。転がり抵抗の低さはスーパーソニックとあまり変わらないんじゃないかっていうくらい良かった。
◯フレーム グラファイトデザイン/ザニア
◯ホイール のむラボホイール5号 パワータップG3ハブ
◯タイヤ コンチネンタル/アタック&フォース、SOYOラテックス 7.2bar
◯ペダル ルック/KEOブレードカーボン
◯ギヤ CS-9000 53-39T × 11-28T
◯ステム 100mm 10度(去年より10mm短く4度低い)
◯サドル高 698mm(去年より2mm低い)
◯サドル先端〜コラムセンター距離 435mm(去年より5mm短い)

▼レース
コースは約3%8kmを下って登ってと8回往復する単純明快なレース。ことしのJPTレースの成績からも佐野選手(イナーメ)の脚が飛び抜けていることはわかっていた。ただ他に圧倒的な選手は全日本選手権TTに出場するとのことで不在のため、牽制によってペースはかなり遅くなると予想。去年このレースで上位に入っている平田君(DOKYU)、林さん(RINDA)、PeachMAXの3人、鈴木君(DOKYU)、西田君(室工大)に加え、元選抜選手の熊坂君(Rond)や菅原君(札幌じてんしゃ本舗)、他にも長澤君(北大)、ニセコとイングレッソ十勝のダブル青木さんらに注目していた。

・1周目
予想どおりスローペース。登りの後半で奥山選手(PeachMAX)と島野選手(サイクルプラザ)、そして今年からチームメートになった宍戸さんが飛び出す。たしかに力のある選手たちだけど逃げるにはいくらなんでも早すぎる&人数が少なすぎると思ったので、むしろ若い人たちには脚を使っていただきましょうとばかりにほっておく。
・2周目
まだスローペース。何故か冬の装いをした選手がフラフラと余裕のない走りをしているのでなるべくその後ろは走らないようにする。すれ違う逃げの2人は結構踏んでいるけど、まさか最後まで逃げ切る気なのかな?
・3周目
まだまだスローペース。下りで宍戸さんが集団に吸収される。最大で4分弱まで広がった逃げの2人に奥山選手がいるからと、同じPeachMAXの松下選手と牧野君が集団に蓋をするように引く。このコースで序盤からたった2人で逃げ切るのはかなり厳しく、スローペースとはいえ前を引いてたら風もあるし多少なりとも必ず脚は使うことになるのでは。「下手するとピーチの3人は共倒れするんじゃ?」という予想は残念ながら結果的に的中してしまう。この周の登り区間が18分54秒とこの日で最も遅かったが、そろそろペースが上がるのではと考えて備える。
・4周目
登りで主に佐野選手がガツンとペースを上げる。しかし同調できる選手は少なく、集団はバラバラになるほどではなく20人以上はいた。登り切る手前でチームメートの白崎さんに声を掛けると結構キツいとの返事が。僕も両方のふくらはぎが攣っているが気のせいだろうと知らんぷりする。登り区間のタイムは前の周より2分半縮まり、逃げとのタイム差も1分を切る。
・5周目
RINDAの3人が下りで積極的に速いペースを維持する。逃げとの差を縮めるだけじゃなく集団全体を疲れさせて脚のある林さんに有利な状況を作ろうという動きかなあ。それがチームでまとまってできることが素晴らしい。登り区間では4周目ほどではないが斜度がキツくなるところで佐野選手らが再びペースを上げる。たしかこのあたりでモトから周回数が8から7に変更!という指示が入る。主催者には運営への感謝も含めいろいろ言いたいことはあるけど切り替えて今後の展開を予想する。そして登りきったあたりで逃げを吸収し、ここから本当のレースがスタートする。
・6周目
大学生のなかでは長澤君の下りが上手い。登坂力だけではないのは去年ツール本戦を走った経験もあるのだろうか。今日は後ろで休ませてもらいます。登りに入ると熊坂君や菅原君、鈴木君、西田君らが積極的にペースを上げ、Bobbishの山崎君や宮脇選手もしぶとく良い位置で走ってる。ニセコの青木さんは上半身がブレずに走っていてまだ余裕がありそう。コッチは左前腿も攣るけど気のせい気のせい...。
・7周目
集団のほぼ全員がストレッチしながら下っている。ツラいのはみんな一緒か。登りで僕もついに両方の前腿が攣って2、3度千切れそうになるが、10人ちょっとまで絞られた集団に必死で食らいつく。5位以内を射程圏内に捉えているというこの状況に「あとひと踏ん張りで選抜だYO!」という興奮と、「もうじゅうぶん頑張ったし踏みやめて集団後方でゴールしようYO...」という諦めの感情が入り交じる。いま思えば「なんとしても勝つ!」という執念が足りなかったんだなあ。10人ほどにやや先行された状態でゴールに向かい、コーナーでアウトに膨らんだ長澤君と西田君をかわすが、前のイン側にいた宮脇選手と接触しそうになったため踏みやめてゴール。

119km 3:15:47 2386kJ NP 238W(3.6W/kg)8位

優勝は平田君。ストレッチしながら下っている姿は目撃していたけど、それでも彼にとって理想的な展開に持ち込めたのは走り方も上手い証拠だと思う。おめでとう。そして最後はなだれ込みのゴールとは言え、選抜入りした佐野選手と林さんもじゅうぶん納得できる脚があった。強かった。そして鈴木君の執念がこの写真でよくわかりますね、おめでとう。
完走&10位という当初の目標は達成。でもスローペースという展開に助けられたことと、目の前に見えた5位以内をあと少しの差で逃したことによる悔しさは1日たったいまドンドンと膨らんでいる。でも、一桁順位に入ってようやくこの言葉が言える。来年は選抜入りを目指します。
そして今回も補給などサポートしていただいたチームメイトに感謝。写真も使わせていただきました。

次の出場予定はニセコクラシックのTTとRR。
目標は...山口副編集長に食らいつくことかな(笑)。

この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?気軽にクリエイターを支援できます。

2

kenta's cyclog

kenta's race log

レースリポート
コメントを投稿するには、 ログイン または 会員登録 をする必要があります。