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時間とストレス

 今の世の中は慌ただしく、時間が早く経過するような感じがします。常に時間に追われ、なにか人はイライラしています。


イライラすると訴えて来院されました。

 32才で自営業をされ、一児の母でした。案の定、心理テストでは神経症傾向が強く出ました。生活では睡眠不足が少しあり、気分転換もあまり上手ではないようでした。運動などは定期的にしておりましたが、人間関係や時間が自分の思い通りにいかないとイライラしていました。特に子供の問題や自分の時間がないことでイライラしておりました。

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時間は一体誰が決めたのでしょうか。

一日のスケジュ-ルは自分で決めているのです。そして一日が24時間と決めたのも人間が科学で決めただけです。                      それ以前のー日は自然の時の流れでした。朝には陽が昇り、夕方に陽が沈み、人がどう抵抗しようともどう決めようとも、この自然現象は変わることはありません。この自然現象に時には身を任せるのもよいものです。

 たしかに都会ではむずかしいのですが、都会の中でも自然が多くあります。 たとえば赤信号で待っている時に視線を少し上に向けると、雲が風で流れています。これも自然です。また夕方ビルの窓に夕焼けが反射します。これも自然です。雨の夜、ライトに光る雨露もよいものです。

 目の前で電車が発車し、乗り損ねた時もイライラせず、自分の人生の中で貴重な時間を自然が与えてくれたと思えばよいのです。今の人は雨が降るだろうからと傘を持って行動します。昔は雨宿りという習慣がありました。雲行きをみて行動していたのです。時間で行動するため傘が必要なのです。
 余裕のある人はイライラしてもあまりストレスにはなりませんし、ちょうど良い刺激なのです。健幸問題を考える時にストレスは良くないと思われがちですが、ある程度のストレスは健康には必要です。しかし余裕が無くなっている人はイライラ感は強いストレスになります。

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まあいいか

 最近の若い人達は「まあいいか」とよく言うようです。私のような中年にはこの言葉は妥協としか聞こえませんでしたが、実はこの言葉は私に教訓を与えてくれたのです。若い人が言う場合は妥協ですが、ある程度年齢がいった方の場合には許しになるのです。私もようやく最近「まあいいか」と言えるようになりました。   少し自然の中に生きられるようになったようです。

 この方には、一日の時の流れについて話したところ、生活の中にゆとりを感じ出しました。そして人をみる時も、「まあいいか思想」を思い出すように、勧めました。

健幸の第一歩は、今自分の置かれている環境を素直に受け入れることから始まります。

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「4」1994.10.23(時間とストレス)


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