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「すみません」 より 「ありがとう」 ~コトバでも、カードでも~

海外留学していた時、カナダ人の女性とアパートをシェアして住んでいたことがあります。私は学生でしたが、彼女は既に社会人で、ホームパーティや人気のカフェへ連れて行ってくれるなど、とても良くしてもらいました。彼女はいつでも、本当にちょっとした事でも“Thank you!” と言ってくれました。生活時間帯がずれていたので、リビングにメモ書きが置いてあることもよくありましたが、たいてい私がした事に対する“Thank you!”のメッセージでした。カフェの店員さんや、道をあけてくれた子ども達、エレベータで先に降ろしてくれた紳士、電話をしている相手にも、“Thank you!” と言う姿をよく見ていて、素敵だなと思っていました。日本人は謙遜の文化だからか、感謝のコトバを述べる場面で「ありがとう」 より 「すみません」と無意識のうちに言いがちな気がします。筆者は、彼女との出会いから感謝のコトバは「すみません」 より 「ありがとう」を習慣にしています。

職場内のコミュニケーションを円滑にするためにサンクスカードを導入している企業もあるようです。職場に用意されたカードに感謝のコトバを書き、直接渡す、デスクに置いておく、サンクスカード専用のボードに貼って社員が見ることができるようにする等々の伝え方があります。感謝のコトバは直接伝えることが出来た方がよいとは思いますが、タイミングが合わず会えない相手には忘れてしまわないように、なんとなく言い難いと思っている相手には良い関係をつくるきっかけに、カードでも、付箋のメモでも活用するのはよい試みだと思います。もらって嫌な気持ちになる人はいないのではないでしょうか。

職場でも家庭でも「すみません」 より 「ありがとう」を習慣にして、より気持ちのよい毎日を感じてみてはいかがでしょうか?

【MT】

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