まえがき(酔って書いたver.)





2021年夏に『THE FIRST TAKE』で歌うあるアーティストを見て興味を持った。


アイドル好きな人達には申し訳ないが

歌番組に出てはやたらと時間を使い、生で歌いもしないアイドルがあまり好きではなかった。


そんなイメージを持っていたので、あの歌を聴いた時にはかなり衝撃を受けた。



それまでほぼ名前くらいしか知らないグループだったので、それを知るところから始めた。


知れば知るほどにまた不思議な魅力のあるこのグループ。調べた記録を書いて残しておきたかったのと、おそらく誰かにその衝撃を伝えたかったのだろう。

ちょうど夏真っ盛りだったので『自由研究』という名目で原案となる雑な文章を書いた。


書き殴った文章は捻くれていたけど、「エビ中とは何なのだろうか?」という気持ちをストレートに表現したくてせめてタイトルは、と『自由研究「エビ中とは」』などという見方によっては少し大それたように見えるタイトルをつけた。


あの文章はだいぶ修正を加えている。というかゴーストライターすらいる。
タイトルに恥じないものにしようとしたのだろう。



10人読んでくれれば大成功の部類くらいに考えていたが、当時のTwitterで500いいねがついた。

いいねをつけた人が全員読んでるとは限らないがとりあえず反応が50倍だったので驚いた。

まあ今思うとその数字自体は全然凄くもなんともないのだけれども。


ちゃんとしたファンの方が書いたnoteなどの文章はその何倍もバズっていたし、ちょっとした原案を考えた自分はそういった由緒正しいファンではないのでまあ仕方ないのだろうと思う。



予想より多くの方が読んでくれたし、それ以上に出来自体に満足していた。(ゴーストライターがうまいことやってくれただけ)

なので一部の熱心な読者の数名から期待された続編を書くつもりは一切なかった。

「あれ以上は無理」という気持ちと、今思えば自分のエビ中への熱はあの時がピークだったからだ。



あれから自分のことを少しでも気にしてくれていた人ならわかるかもしれないが、2021年秋以降の自分は『ちゅうおん』に異常な執着を燃やしていた。

あれはピークアウトした自分のモチベーションを何とか保とうとしていたからだ。



というのも『自由研究』をしていく中で少しずつ脳の奥底のおぼろげな記憶が蘇り、『THE FIRST TAKE』での自分のエビ中に対する衝撃は第2波だったことに気づいたからだ。


第1波はおそらく『THE FIRST TAKE』の6~9カ月ほど前。


夜中のテレビで赤いドレスのようなものをまとい、夜の野外ステージで炎が焚かれる中で歌うアーティストのライブ映像を見かけた。


眠気眼だったのと、明かり代わりに付けたテレビだったため適当にしか見ていなかったがその雰囲気と歌の上手さは印象的ではあった。


しかしながら『私立恵比寿中学』という文字を見て「なんだアイドルか」とじっくり観ることは最後までしなかった。当然数日でそんなことは忘れた。


後にフラッシュバックというのはこういうことかと思ったのだが、深夜に思わず「エビ中歌うまっ」と呟いた記憶が蘇る。


その「エビ中歌うまっ」は奇しくも『THE FIRST TAKE』でも思うこととなるのだが、結局半年以上のタイムラグが発生していたのは事実だった。


6人時代を生で見れず、結局予定が合わずちゅうおん2021にも行けなくなる始末。

ただ残ったのはあの時なんとなく聞き流した『スターダストライト-ちゅうおんver.-』が改めて聴くととてつもなく素晴らしいものだったと後から知るという悔い。まさに絵に描いたような“後悔”だった。





そんなわけでべつに由緒正しいわけでもないにわかな自分が「せめてちゅうおんには行こう」と決めて1年間過ごし、ちゅうおん2022に辿り着いたのが『自由研究』からの自分の1年間だった。


察しの良い方はもうお解りかと思うが、そのちゅうおん2022を最後にモチベーションはゼロとなり、にわかすらやめた。



ではなぜにわかすら辞めた自分が「あれ以上は無理」という『自由研究』の続きを作ろうと思ったのか?





それは「気分」としか言いようがない。



ただ『自由研究』は「エビ中を知ったばかりの自分だからこそ書けるもの(実際はゴーストライターが9割)」というものだった。


バズっている由緒正しいエビ中ファミリーが書いたものには到底敵わないが、ある意味違う視点での独自性はある。逆に言えば存在価値はそこにしかない。




これから記すものは「エビ中からフェードアウトした自分だからこそ書けるもの(今回もゴーストライターが9割)」だ。



とでも書けば格好がつくだろうか。






いや実際は『自由研究』を薄めて書いたような二番煎じの駄作になる雰囲気しかない。



もう作るのが憂鬱だ。(実際書いてるのはゴーストライターと編集担当が数名でやってる)




この長ったらしいわけのわからない前書きをここまで読んだあなた。


あなたはきっと『自由研究』の熱心な読者だった方か、もしくは今回たまたまここに辿り着いた余程の物好きだろう。



いや、それでいい。

『自由研究』のような素晴らしい文章(自画自賛100%混じりっけなし)を書くのは今の自分には無理なので。なぜならあの時の熱量はないから(ゴーストライターが書いてるから)。それに先に書いたようにあれはだいぶ修正してオブラートに包んだものだし。


もちろん多くの方に読んでいただけたら嬉しいのは間違いないけれども、バズるとかはいらないし何度も言うけどそんな文章はもう無理。


だからそんな駄文でも読んでくれるという熱心な方だけ読んでくれればいいんです。




『自由研究』でやり残したことというか、にわかすら辞めることの置き土産というか。


といってもお気持ち表明みたいなことを書くつもりはないし、このまえがきも本文のウォーミングアップみたいなものだ。


リコナカヤマ風に言えば「なんだろ?」「なんだろなぁ~」みたいな感じですかね。

あ、良い言葉が見つかりました。

“終活”ですね。にわかの終活。

お付き合いいただけたら幸いです。





長くなりましたが、ここまで読んでいただいた方ありがとうございます。加えて前回の『自由研究』を読んでいただいた方、この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。



アイドルが好きな方、エビ中が好きな由緒正しいファミリーの方にはこの先の本文を読むことはお薦めしません。

アイドル嫌いな偏った考えの口が悪い元にわかが書いた駄文ですから。さっさとこの画面を閉じてTik TokかYouTubeでも観て下さいその方が有益です。note読むならオタクが大好きな文章書く人は他に沢山います。そちらへどうぞ。





そしてこの先の本文を読んでいただける方。

ひとつお願いがあります。



この『卒業研究』にはエンドロールがあって(文章にエンドロールというのも謎ですが)、是非本文を読んだあとにそのままダイレクトにエンドロールを観ていただきたいんです。



それも『自由研究』でやり残したことのひとつですし、何ならエンドロールまでが『卒業研究』です。


もはや校長より話が長くなっておりますが、是非ご協力お願いします。




エンドロールのリクエストは『卒業研究「エビ中とは」』期間限定Xアカウントにて本文公開後期間限定でDMにて受付しております。


観たいけどコミュ障だからDMは無理という方は、キーワード「エンドロール見せろや」とでも書いてDMをお送り下さい。



尚、諸事情によりエンドロールは数量限定となります。もとより3名ほどの方に読んでもらえれば勝ち戦みたいなものですしね。まあ万が一それ以上リクエストが来て規定数に達するような場合は先着順とさせていただきます。

エンドロール観てくれと言いつつもこればっかしは仕方がないことですのでご了承下さい。







最後まで変な説明とよくわからない前書きでしたが。

最後まで読んでエンドロールを見ていたたければ納得というか満足していただけるのではないかと思います。












2023年12月


卒業研究「エビ中とは?」制作委員長



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