術後、定期検査でほぼ安定していましたが、数ヶ月に一度のCT検査を受け、気になる箇所があるとのことで後日、PET検査も行った。その時、夫は一人で病院に行ったのですが、
担当Dr.から検査結果で再発していた場合の説明を受けたらしい。

▫️手術は行わず抗がん剤若しくは
    放射線治療を行う
▫️余命は約5~10ヶ月

いつもは無口で自分から話すことも滅多にない夫だけれど、不安でいっぱいになったのか一気にその聞いた説明を私に話してくれた。

その後、お世話になった元上司で、定年退職の年度途中に亡くなった、私も何度も面識のある方の話もしだした。私は深く考えず、
「かなり昔のことだから、その時の様子はハッキリ覚えてないかも… ｣と返したけれど、
夫も今年度で定年退職。自分とその元上司をリンクさせていたのかもと後々 感じた。

がんの再発についてネットで色々調べた。夫から聞いた話の通りだったのと、部位や進行度合いによっては余命3ヶ月… ってこともありうると書いてあった。たくさんの不安がよぎる中、私自身は強くあれ、そして夫には優しくあれ…  そう思った。
（※ 夫婦関係について以前の記事、夫ががんになった(2)に投稿)

2年前に大手術を乗り越え、リハビリと短期間の休養で復職した夫。その精神力と生命力はすごいと思ったし、
一番近い家族が、前向きに病と立ち向かわないと、病に負けてしまう!!と思った。

なぜ
そんなに強いのか？って。

約3年半前に胃がんで亡くなった、
父の最期の生きざまから学んだこと そして、父と母が家族のために一生懸命身を粉にして働き、育ててくれたその環境が、今の自分の精神的強さになっている そう思った。

つづく…