Webディレクターが半年間プログラミングを勉強してみたけど、全然プログラムを書ける様にならなかった話②

先週のつづきです。

先週はG's academyというプログラミング教室に半年間通っている間、だいたい平日4時間、休日に10時間位プログラミングの勉強をしていた、というところまで書きました。

自分で言っちゃうんですが、平均的な帰宅時間が夜の10時~11時の職場で働きながら、これ位勉強時間を確保してたって結構凄いんじゃない?と思ってます。皆さんの感覚としてはどうですかね?

少なくとも今の自分には難しいです。学校に行っている時は、自分より忙しく働きながらもっと頑張っている人が沢山いたので、その人たちを見る事でモチベーションを高められましたし、クラスメートが面白いものを作ってくると「自分もなんとかしたいな!」と頑張れましたが、そういう環境にない今はあんなに頑張る事は難しい。だから小田原に引っ越すとか言ってたりするわけで。

私がプログラミングが書けるようにならなかった理由

これ、答えは凄く簡単で「勉強時間が足りないから」です。平日4時間、休日に10時間とか、そんなんじゃ全然足りない。数カ月という期間でプログラミングの感覚を脳にインストールし、「〇〇を作りたいなぁ。たぶん△△と、××を組み合わせればいけるんじゃないか?」とあたりをつけて、自分で調べながらプログラムを書いていける様な状態になるには、全く勉強時間が足りません。時間というか密度が足りない。実際に一緒に勉強をしていたクラスメートの中で「プログラミングの自走力が着いた状態」になった人や、他の期のG's academy生徒が書いた記事などを読むと、いかに「プログラミングの事を24時間考え続けている濃厚な期間」が大事かが分かります。

プログラミング学習は密度が大事です。
3年かけてちょっとずつ学ぶより、2ヶ月全てプログラミングにつぎ込む、みたいな学び方をしたほうがグッと伸びます。

この記事を書くきっかけになったProgate CTOの言葉ですが、ほんとその通りだと思います。数カ月でプログラミングが書けるようになる人は、本当に寝ている時間以外はずっとプログラミングをしています。tanakaさんの記事とかとても参考になる。伸びる人はこの速度で伸びる。私は全然だったなぁ…。

おまえがバカだから出来ないだけでは?

そう言われてしまうと「ぐぅ。まぁ、それもありすよね。。」という感じなんですが、一応客観的な事実をお伝えします。

前回の記事に書いた通り、G's academyに入学するには企画テストかIQテストで合格する必要があるので、まず私はそのハードルはクリア出来ています。(IQでは落ちると思ったので企画テストを受けました。バカ疑惑を払拭出来ないな。。)

また、クラスメートはいわゆる高学歴、有名企業の人が多く、士業や経営者の方もいて、基本的なスペックの高い人が多かったです。そんな人たちが50名程集まったクラスの中で私は「可もなく不可もなく。授業にはついていけてるけど、きらりと光るものはない!」という位のポジションでした。まぁ、真ん中あたりですね。

G's academyでは卒業前にG's HUB DAYという、100人程の投資家や企業採用担当者が集まる中で自分が作ったプロダクトをピッチする、という大きなイベントがあるのですが、私は18人の参加者の中で13位という成績でした。非常に微妙な順位ですが、50名程でスタートしたクラスで、様々な理由で辞める人が出るなか最終的に卒業したのが23人。その中でG's HUB DAYに参加出来たのが18人。その内の13位と言ったら「うん、まぁ頑張ったんじゃない…?」位には思って頂けるかと。

密度が大事。超大事。

さっき書いたばっかりだけど、一番大事な事なのでもう一度。私が実際に見てきた「数カ月でめちゃくちゃ伸びた人。一瞬で手の届かない場所に行ってしまった人。」は例外なく、他の誰よりも長くプログラミングをしていました。圧倒的に夢中になって全速力で走りきる。そんな時間を過ごすことが出来ている人が圧倒的に成長していました。

もちろん、プログラミングを面白いと思えなければこんなに長い時間勉強する事は無理なので、そこに興味、適性があるのか?というのもとても大事な要素です。私は残念ながら「プログラミングの面白さを体感するところまでたどり着けなかった。」という感じ。

会社なんて辞めちゃえ

もしプログラミングを本気で勉強したい!と思っている人がこのnoteを読んでいたら、まずは退職をおススメします 笑。

仕事しながら片手間で数カ月勉強して身に着く程プログラミングは簡単じゃない(できちゃう人も勿論いると思いますが)。でも、数カ月本気で没頭する期間を作れれば、結構できるようになるみたい。私がいろいろな人の様子を見聞きしていると、プログラミングの難易度はこんな感じです。

与沢翼さんが「時間がある人が勝つ時代」というタイトルでブログを書いていますが、本気なら、仕事なんて辞めちゃえ。大丈夫、イケてるプログラマーになったら今の仕事より稼げるよ。たぶん。きっと。

さいごに

「プログラミングが書ける」という状態の定義が曖昧過ぎて何をもって「プログラミングが書けるようになった」と言うのか難しいのですが、私は残念ながらプログラミングが書けるようになりませんでした。でも、学校で学んだ事はWebディレクターとしての仕事にはめちゃくちゃ役に立っています。

今担当しているプロジェクトも、G's academyに通ったあの半年間がなかったら全然意味分からなくて対応できなかった。大変だったけど、とても意義のある楽しい半年間だった。

100人以上の前で自分の作ったプロダクトをピッチする、という体験も自分にとって凄く大きな体験でした。登壇前のあの緊張感。控室の異様な熱気とピリピリとした雰囲気。やりきった時の高揚感。病みつきになる感じ。

ああいう体験、もっとしたい。

「半年間やってみたけどできるようになりませんでした。」で終わるのはかっこわるいし、作りたいものを形にできないもどかしさ、というのをずっと抱えているので、ちゃんとリベンジしたいです。密度を濃くは難しいけど、それ以外の道もある筈。

以上、「Webディレクターが半年間プログラミングを勉強してみたけど、全然プログラムを書ける様にならなかった話」でした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?