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 昨日は、「長期インターンは、就活・入社後に有利か、否か」というお題をいただき、LCワンゲル部 for Students のイベントに登壇させていただきました。

 限られた時間の中で、なかなか伝えきれなかったので、ちょっと書いてみることにします。

 まず、前提として、今の大学生は忙しい。講義の大半は、出席が取られます。単位を取るために、出席しなければなりません。社会人ゲストあるあるなのが、「大学の講義なんか、出てませんでした」という武勇伝。

今の大学生は、講義に出ているのです。出なければならないのです。

その一方で、このまま大学の講義だけを受けているようでは、社会人なってから苦労するよ。変化の激しい社会で生き残っていくことはできないよ。内定だって、もらえないぜ、と脅されるわけです。

大学に行きながら、社会人としての準備をする。それも、机上で学ぶのではなくて、より実践的に。

それを可能するにすると思われているのが インターンです。

インターンは、ビジネスパーソンになる前の実践練習です。大学の中では学べない貴重な経験を積むことができます。

ただ、それだからと言って

インターンをすれば内定に役立つ! 内定のために、インターンだ!と考えるのは、大間違いなんです。


アリババ創業者のジャック・マーさんが、次のような言葉を残しています。

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 大学生向けに、言い換えると、

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ぶっちゃけ、単位もお金も内定も欲しいとは思います。

ただ、それを「目的」にしているようではダメなんです。もう少し、<その先>、あるいは、<その上>を目指して取り組む「過程」の中で、単位やお金、内定もついてくるのです。

ここまでの話で、意識高すぎ!キツイわあと感じたら、どうぞ、離脱してください。世の中は、もっと残酷で厳しいのです。ただ、そうであるからこそ、やりがいもある。

私はこれまでに5000人以上の大学生と接してきて、次のような持論を持っています。

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この2つのタイプとは、

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自己変革型と現状維持型です。

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現状維持型は、大学生なんですけど、高校生の延長。自己変革型は、大学生なんですけど、社会人としての心得や行動で生活している人です。

この辺り詳しくは、9/20に公開される日経STYLE U22の記事にまとめました

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読んでみてください。

話を戻します。インターン未経験の学生は、必ず、次のようなことを口にします。

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① インターンの時間がない。という発想が、ポスト高校性です。時間は、ある/ないで判断するのではなくて、つくるか/つくらないか なのです。

インターンをする時間をつくるのか/つくらないのかを、判断しましょう。

② インターンはハードルが高い。この「食わず嫌い」もなんとかしたいものです。何事も、やってみるまでは、ハードルが高く感じるものです。それは、社会人でも同じなんです。

それでもやるのか、やらないのかで、人生は大きく、分岐していきます。

これからの時代は、「行動量が格差」に直結します。行動し続ける人は、次のステージへと進んでいきます。行動の前で立ちすくむ人は、その地平に、ずっと滞留することになるのです。

どうするかも自由なのです。もう、大人なのですから。

③ 何から始めていいかわからない。なら、聞いてみましょう。社会人をつかまえて、相談してみましょう。一人で悩むより、大きな前進につながります。

インターンは、次のようなメリットがあります。

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これらは、大学の中だけでは、「得ることができません」

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 インターンは、自己変化へのきっかけになります。もちろん、インターンじゃなくてもいいのです。ただ、一つ言えるのは、大学の中だけで、過ごしていると、「変化」を経験することの「難易度が極めて高くなるのです」

居心地の良い環境で、「負荷」をかける方が、よっぽど難しいことなのです。

 だから、みんな「飛び出すのです」

 留学したり、海外のトップチームで腕を磨いたり。環境を変えることで、「変化の中に身をおくことが簡単にできるからなのです。」

 そう考えると、大学を「飛び出して」、インターン経験を積むことは、簡単な選択なのです。

大切なことは、

インターンの「期間」ではなく、「中身」です。いつからいつまで、A社でインターンをしましたと面接で語るようであれば、残念です。

A社で何をしたかが大事なのです。ここを「言語化」できるようにしておきしょう。

インターンが「あたりまえ」になってきたからこそ、いかがわしさを求めたい。

インターンに行って、何もできなくて、ゼミで毎週、悔し泣きをしていた学生は、

今、ビジネスシーンの第一線で活躍しています。

自分の今の限界を知る。それをどうストレッチさせていくのかで、必死にもがく。

インターンが大学の単位のように、予定調和のものになってしまうなら、

そこに成長も変化もないのです。


最新作、プロティアンは、インターンに行く前で悩んでいる大学生のみんなにも手にとってほしい1冊です。

どうか、失敗をしましょう。インターンで失敗を!

どこまでもお行儀良くなるこの社会の中で、インターンは、いかがわしくていい。

そんなことをみんなに伝えたいのです。

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