就活で泣かないために、やっておくべきたった1つのこと
3月1日、片岡さんは、新調したリクルートスーツに身を包み、合同説明会へと向かいました。同じ日に鶴田さんは、カジュアルな格好で、すでに「内々定」をもらった企業でインターンをしています。
片岡さんと鶴田さんは、A大学のB学部で学ぶ同級生です。
片岡さんと鶴田さんは、一般入試を受験し、同じ問題を解き、同程度の点数をとり、入学しました。しかし、2人は、全く違う就活を迎えることになったのです。
片岡さんは、大学の講義を真面目に受講し、サークルとゼミに打ち込みました。鶴田さんは、1年生の後半からITベンチャーでインターンをしていました。2年生の夏休みには、3週間語学留学へと向かい帰国すると、2社目でインターンを始めました。
大学で取得した単位数は、同じ。GPAも同程度です。
それでは何が違うのでしょうか。
片岡さんは、大学で学び、鶴田さんは、大学と社会で学んだのです。この大学生としての過ごし方の違いが、決定的に現れるのが就活です。
就活で後悔しないために、大学生として取り組むことは、
「社会人として大学で学ぶ」ということです。(詳しくは、下記の本にまとめてあります)
友達と仲良く過ごした片岡さんは、異なる世代とのコミュニケーションが不足しています。鶴田さんは、インターンを通じて、日頃から異なる世代と関わってきました。
高校を卒業して、働いている人は、18歳人口の約半数います。高校を卒業して、働けるにも関わらず、さらに4年間学びに来るのが大学生なのです。
高校生までにできなかったことに取り組む。
友達と語り明かす夜も、その後の人生において良き思い出となります。
まとまった休みが取れるこの時期に、海外に足を運ぶのもいいでしょう。
好きなことを好きなだけやったらいいのです。
ただ一点だけ、「社会人として大学で学ぶ」このことだけは忘れないようにしましょう。
社会人として?
この言葉に含まれた意味が、イメージできないのであれば、社会で働く先輩に聞いてみましょう。働く現場を見てみましょう。
そして、勇気が出たら、働いてみることにしましょう。
時間の使い方が苦手であれば、練習しましょう。
時間は消費するものではなくて、生産するものです。
受験勉強を頑張り合格を手にした受験生が、「大学はつまんない」と嘆き出す
この国の「文化」は、グローバルでは、相当に、「スベる話」になります。
学びのスイッチを入れば、大学が蓄積している「知の体系」は、ハンパない深みを持っています。4年間では足りないほどです。
「大学はつまんない」は、好奇心を自らシャットダウンしてしまう破滅的なネガティブワードです。
社会に身を置きながら、大学で学ぶ。
社会人大学院生がやっている「はたらくと学び」のマネジメントを、大学生の時から手にする人は、他の学生とは全く違う3月1日を迎えるのです。
高校までのように、担任の先生が丁寧なアドバイスをくれません。
なぜなら、「生徒」ではなくて、「学生」だからです。
もう立派に大人です。
鶴田さんは、そんな1人です。
今まさに就活を迎えているのであれば、次の本ではES対策&添削、面接対策、GD等の処方箋をまとめてあります。
(*ちなみに、プライバシーの配慮から仮名にしています)
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