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【一級建築士】花畠マル秘ノート<構造編>鉄骨構造について②【重要】

鉄骨造の問題は例年3~4問出題されます。そのうち、冷間成形角形鋼管は毎年1問(選択肢で言うと4問)は確実に出題されます。しっかり押さえておきましょう。冷間成形とは加工時に無理やり四角形にしているので、隅角部は塑性状態と考えます。だから加わる力を割増して部材の耐力を検討しなければならないということです。


鉄骨造の耐震計算ルート2は土嚢な規模の時だったでしょうか?覚えていますか?構造計算のスケッチで再度確認しましょう。鉄骨造は靭性があるんですが、柱脚部はしっかりと固定端にしなければなりません。コンクリートにしっかり固定されるように応力を割増してアンカーボルト等の部材の耐力を検討する必要があります。


どの計算でも必ず梁が先に崩壊するように耐力の検討を行います。


柱脚部と柱は崩壊させれない。梁は先に崩壊させる!というのが耐震計算の基本です。この辺りは構造計算でも学習しているので大丈夫ですよね。問題として出題されるのは割増の数値1.3倍なのか1.4倍なのか1.5倍なのかです。


接合部は、梁もしくは柱よりも先に崩壊させないように検討します。ここがポイントですね。何があっても接合部は絶えないと全体崩壊となります。接合部って高力ボルト接合化溶接接合ですよね。そこのボトルネックの計算に対して耐力を割増するという考えですね。


鉄骨造で必ず出るー重要ポイント-筋交いを設ける理由は耐力を分担させて割増しても部材の強度で耐えうるようにするためです。何のために筋交いが必要なのか?(耐力の分担)鉄筋コンクリートの耐力壁(耐力壁は剛性と偏心を避けるため)とは全く意味合いが違いますので、ここをしっかり認識してください。


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