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【一級建築士】花畠マル秘ノート<構造編>材料強度と許容応用度②

<綱材>

毎年、鉄骨造は3問から4問出題されます。鉄筋コンクリート造を同様に必ず1問はこの材料強度から出題されますので、しっかりと押さえておきましょう。鉄骨造の部材の基本のグラフになります。鉄なのでヤング係数は全て同じです。ですので、縦軸=応力度が大きくするときの傾きは同じになります。応力度が大きいということは固い=強度が大きいということです。でも、横軸の×印=破断点までは短いですね。その分、靭性能力が劣るということを表しています。


圧延とはこういう風に板にしたもので、薄いほど強度が高くなります。しかし、先ほどの表からもわかる通り、靭性能力が低い(これを降伏点が高いとか、降伏比が大きいとか言います)のと、割れやすいという点です。


これは材料の記号になります。ここもよく出題されます。特にSS材とSN材のBとCです。SN材のBとCはすべての性能が規定されていることが、重要ポイントですね。


鉄骨と鉄筋は同じ鉄ですね。鉄筋の時には、「曲げ」と「せん断」というのがなかったのは覚えていますか?鉄骨が圧縮、引張り、曲げ、せん断の4つがあり、①せん断には弱いので分母の√3が乗じてあります。また、高力ボルトによる継手と溶接継手がありますが、②突合せ溶接以外は、許容応力度の分母に√3がかかっているので弱いということになります。③短期は長期の1.5倍fだけは覚えましょう。毎年出題されていますし、3つだけ押さえておきましょう。


ここも必ず出題されるところです。BCRとBCP材の問題です。SN材B種に相当するのがBCR、SN材C種に相当するのがBCPです。部材呼び名の数値が降伏点なのか引張り強さなのか、引っかからないようにしましょう。


ここも必ず出題されるところです。重要ポイントは①高力ボルト自体の耐力は必ず無視する事(摩擦力のみ)②ボルトのピッチ③ボルトの孔径とすきま1mm超えてはいけない事の3つですね


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