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WaLaの哲学 〜働くを自由に暮らすを自由に〜

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http://www.wala.jp 「働くを自由に暮らすを自由に」Philosophy of "Work anywhere Live anywhere" これからの働き方生き… もっと読む
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#COMEMO

時計の針は進んだのだ。薄々気づいてたが、手をつけずにいた課題への対応

今起きていることはなんだろう? 注意してみる。 医療関係者:目の前の危機に最前線にて対応(感謝!) 政府:全体のシステムが崩壊しない施策(医療、公衆衛生、経済) 一般の人:罹患しないように、移さないように。 だけど、多くの人が気づいている。これは「薄々気づいていたけど手をつけないでいたこと」を顧みねばならないのではないタイミングではないだろうかと。誰がいうわけでもなく、それぞれの胸のうちにそうした声は聞こえないだろうか。 当たり前だが、ウィルスがそういう意図をとって現

才と徳

改めて振り返ると、なんか、才ばかりメディアが注目してきた20年くらいだったような気がする。。。現在のような劇的な環境変化にさらされると、人は、夢から覚めたように気づくのかもしれない。 一度でも一定のチームを率いたことがある人、またそこで困難に当たったことがある人なら、中途半端な才でチームを牽引することなど不可能なことに気づくだろう。 では、自分のああしたい、こうしたいと言う欲求を引っ込めて、チームに合わせること、調和と言う名の妥協、迎合することが「徳」なのかと言うと、当然

戦争の時代、経済の時代、精神・宗教の時代

〜歴史の中で現代の位置付け〜 社会の見方において、暴力・戦争の時代、経済の時代、精神・宗教の時代 と見る視点があります。これは、非常に面白い考え方だと思ってます。これら3つの力は縄のように編み込まれながら、一番表面に出ている要素の下でうごめきつつ時代を作っていると言えるでしょう。 狩猟社会(暴力:狩猟エリア確保/経済:狩猟/宗教:アミニズム) 最初に狩猟社会がありました。狩猟がうまく行かなくなると、周辺の獲物が取れそうな場へ進出します。そこで、先に狩猟をしていた民族がい

個人的幸福の考え方

前回社会的幸福について記載しましたが、社会的幸福は個人的幸福が担保されていなければ、幻想となるでしょう。 Flower of LIFE Flower of LIFEと言われる模様と言葉があります。「花が咲き、果実がなり、種ができ、新たな木がなり、また花が咲く」というサイクルを表します。また、花は、一輪の花や一種類の花だけでなく、色とりどりの花が咲いているので美しいのであり、この言葉は生命の循環と同時に多様性を直感的に把握するのに良い言葉だと思います。 例えば、企業内で固

社会的幸福について(労働生産性×経済複雑性)

今回は、社会的にも、個人的にも幸福な社会(自律社会)を目指すために我々が考えるべきことは何か?というお話の社会的幸福部分です。 前回は、資本主義の逆効果として生まれた経済格差を縮小し、人間生活における幸福感を増加する社会システムとは何か?について、どう考えるかとの問いで終わりました。幸福というのは大切ですが、指標化が難しいです。 なので 幸福度=生産性の向上×経済の多様性と仮設して考えて見るのはどうでしょう。以下をご覧ください。 図の左右を比較し、右側は、 1)半分

ネクストソサイエティ/最適化社会・自律社会

〜歴史の中で現代の位置付け〜 今回は、社会からでなく、技術からみた目線から。狩猟社会時代から、農業革命、産業革命があり、情報革命となることを第3の革命と言われています(狩猟社会、農耕社会、工業社会、情報社会の次をsociety5.0と言ったり)。これらは文明史から紐解いた考え方。文明史の詳細な解説は、ホモ・サピエンス全史など多くの出版物に譲るとして、圧縮して理解するには、SINIC理論とそれが書いてある「最適化社会へ〜社会・生活・産業を変えるもの」立石義雄、が非常にわかりや

歴史の中で現代の位置付け 近代〜現代

みなさん、こんにちわ。今日は、現代を歴史の中で同位置つけるかというお話です。 高度成長期の世界観では、私たちは、学校を卒業し、一旦就職し仕事をはじめると、それが自分が選んだ職種でなくとも(そもそも、そういうシステムになっていないので、それはあり得ない)自分の感性や個性、生まれてきた意味などは一旦脇に置き、仮面を被り会社員としての仕事に邁進することが美徳だとされました。集団の中でこそ安心する民族性と仕組みは、明治維新からの富国強兵や、第二次大戦後の高度成長にはとても有効に機能