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WaLaの哲学 〜働くを自由に暮らすを自由に〜

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http://www.wala.jp 「働くを自由に暮らすを自由に」Philosophy of "Work anywhere Live anywhere" これからの働き方生き… もっと読む
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#openheart

再生

【動画】資本主義のサブシステム化と意識モデルの関係

▼より詳細に知りたい方は記事バージョンで読めます https://note.com/kennyketchup/n/nbc4f... ■WaLaの哲学とは?ーーーー 自分を自分で生むための「型」を学びます。 時代に先んじ「絶対的自己を確立」し、 変化をリードする存在となるべく仲間と共に学ぶアカデミアです。 ▽公式サイト https://wala.jp/ ■屬 健太郎(Sakka Kentaro)ーーーー フィールド&ストーリー株式会社 代表/CVO 早稲田大学卒業後、丸紅に入社。 複数の部門のリスクマネジメント業務、 マルチメディア事業部門においてコンテンツ事業投資などに従事。 同社にて、セレクトスクエア事業の責任者となる。 2007年、同事業の友好的MBOを実施し、代表取締役社長に就任 髙島屋と業務・資本提携。クロスメディア事業部 事業部長を兼務・ 2017年高島屋に全株式売却しPMIを完了。 同年フィールド&ストーリー株式会社を共同設立 2018年には、内閣府知財戦略本部「価値共創TF」委員を務める。

時計の針は進んだのだ。薄々気づいてたが、手をつけずにいた課題への対応

今起きていることはなんだろう? 注意してみる。 医療関係者:目の前の危機に最前線にて対応(感謝!) 政府:全体のシステムが崩壊しない施策(医療、公衆衛生、経済) 一般の人:罹患しないように、移さないように。 だけど、多くの人が気づいている。これは「薄々気づいていたけど手をつけないでいたこと」を顧みねばならないのではないタイミングではないだろうかと。誰がいうわけでもなく、それぞれの胸のうちにそうした声は聞こえないだろうか。 当たり前だが、ウィルスがそういう意図をとって現

才と徳

改めて振り返ると、なんか、才ばかりメディアが注目してきた20年くらいだったような気がする。。。現在のような劇的な環境変化にさらされると、人は、夢から覚めたように気づくのかもしれない。 一度でも一定のチームを率いたことがある人、またそこで困難に当たったことがある人なら、中途半端な才でチームを牽引することなど不可能なことに気づくだろう。 では、自分のああしたい、こうしたいと言う欲求を引っ込めて、チームに合わせること、調和と言う名の妥協、迎合することが「徳」なのかと言うと、当然

「ポスト資本主義」に込められる人々の漠然とした不安と期待の正体

動画の中でも話してますが、これまでのやり方が通用しなくなっていく予兆がどんどん高まってます。 これがまだ予兆であった去年までは、これまでの社会がなぜ解けていくのかについて直感的に感じながらも、理屈で納得できない人のために、納得するための情報に重きをおいて情報を発信してきました。まだ予兆だったので。しかし、実際に変革を実感し始めると、これがどのような方向に向かうかを理解したいという方が増えます。但し、新しい社会を客体として捉えるだけでは、きっとこの大きすぎる変化の波に乗ってい

資本主義のサブシステム化と意識モデル(欲求、システム、理想モデル)の関係

資本主義をサブシステム化すると良いのでは?という意見を前回記載しました。ポストキャピタリズムに関する議論では、修正資本主義として複数のアイデアが出ますが普及と現状肯定派の岩盤突破に難しさがあります。そこに、異なる視点を提供できるかなと考えます。 あなたは、あなたの会社がお金を儲けるのは何のためですか?つまり、メインシステムを何としますか?と問うこと。それに何を選択するかは一旦委ねられることで、◯◯イズムになることを回避することができます。(いずれ、分離と統合は一つになるでし

あなたのメインシステムは?〜資本主義のサブシステム化と幸福の行方〜

幸福に関する価値観が揺らいでいます。ゆえに、幸福学なるものがとても人気の講座になってます。 https://gigazine.net/news/20180402-yale-university-well-being-class/ ———————— 誰もが「幸せになりたい」と願っているはずですが、ではどうしたら幸せになれるのかという方法を見つけるのは難しいもの。名門大学の大学生たちも同じ悩みを抱えているのか、アメリカの名門イェール大学では、「よい人生の科学」という講義が大変な

思考フレーム(癖)の限界突破方法について

「現状の自分には満足できない。だが、本当の自分はこんなものではない。」 あなたがそう思っているなら素晴らしい!他の誰でもない「あなた」が、誰よりも自分の可能性を信じましょう!現状の枠を超えて飛躍する時に恐れがあって当然です。その恐怖こそが枠を越えようとしていることの証拠です。チャンスです。勇気を持ってフレームを超えていきましょう! さて、ただ、この状態をどのように超えていけばいいでしょう。そもそも、この自分の認識は正しいのだろうか?そんな挑戦して、本当に自分は大丈夫な

資本主義の再定義という挑戦

さあ、みんな、木を見て森を見ないのはやめて!森が燃えてるよ!火事になってるよ!「資本主義の再構築という挑戦」そろそろ取りかからないと、森の動物(つまりあなたも私も)死んじゃうよ!」 ある面、この30年程度「絶対正義」として君臨してきた資本主義の再構築は、21世紀、我々人類にとって、最も大きな課題の一つでしょう。 ・16~17世紀の市民革命以降、私有財産制が拡大 ・20世紀の二つの大戦 ・自由重視の平等:西側諸国 VS 平等に重視の管理社会:社会主義 ・1989 ベルリン

骨を埋める覚悟でやる

こんなことを言うと、超ブラック企業など言われそうです。また、昨今の、働き方改革、兼業、ワークライフバランスみたいなことからの流れとは、異なる言葉ですね。しかし「骨を埋める覚悟でやる」このくらいの覚悟がないと、仕事に迫力が出ないし、真剣さは伝わらない。これは古今東西変わらぬ真理でしょう。 【真理】 絶対に成し遂げなければならない。しかし、簡単ではない。。。そういう局面を突破するのは、ある面で、目に見えない力。その人がその場にいることからくる迫真さです。その迫真さは、深い源泉と

スターウォーズに見る2020年代の潮流

あけましておめでとうございます。みなさまは、良いお正月を過ごせましたでしょうか?私も、ゆっくりとした良いお正月でした。 2019年は「WaLaの哲学」をプログラムとして切り出しスタートし、0期から数え4期目となる3期を今月からスタートさせていただきます。また、大企業にも導入いただき、派生した「瞑想講座」も英語、日本語それぞれで実施しました。さらに、修了者向け「知のファイトクラブ」もスタートし、これまでの構想を一歩進めることができた感謝の一年でした。個人的にも、年始からnot

2020年、ベンチャー礼賛だけで本当に良いのだろうか?

2020年、ベンチャー礼賛だけで本当に良いのだろうか?時代は、どんどん先に行っている。シリコンバレーも中国も、ベンチャーではなく、日本の大企業をはるかに凌ぐ大企業(メガベンチャー)が、最先端の技術、最先端の組織論を、最先端の哲学啓蒙しながら展開している。お金もパテントも人間も、社会全体でダイナミックに再構築することで、没落していく産業を大きく上回る富も生んでいる。 大企業が停滞している 大企業の内部留保が問題。 大企業の人材が疲弊している。 大企業は仕事しないおじさん多い

ポストGDPはどう設計すべきか

GDPで何もかも計測していいわけではない。経済というものが、極めて重要であるに関わらず、常にこの指標を中心に語っていいのだろうか?ノーベル経済学賞のスティグリッツ氏も述べている。GDPは、環境問題、不平等の是正、民主主義の崩壊に、なんのヒントもくれないと。 考えてみると当然のことだ。 まして、この指標がとんどん伸びる時代ならまだしも、人口減少速度より高い成長率は望むべくもなく、GDPは下がっていくことが目に見えており、また、経済成長=幸福の増大でもないなら、人口減少の速度

【人事】ポストマテリアル社会の人事の役割?経営戦略の役割?

これまでの人事部というのは、全社の目標が経営企画などが書いた明確なプランに沿って必要な人材を手配、配置することが主な役割であったと思われます。それには、まず、会社の存在意義が明確で、事業の方向性が明確で、やることが明確であるという前提があった。 価値の定まった領域で起こることは 最適調達 最適生産 最適販売 の最適三兄弟。つまり、オプティマイゼーションです。 オプティマイゼーション可能であるということは、答えは一つであるということだ。答えが一つの問題は、人間よりはるか

「犭貪」(とん)という怪物

孔子の教えの一説に「犭貪」(とん)という想像上の怪物が出てくる。その怪物の特徴は、まず、巨大であること、それに、とても欲深いことだ。 なんでも食ってしまうのだ。土塊(つちくれ)も鉱物も山も海も、もちろん人間も、人間の造形物もなんでもかんでもだ。… しかも限りがない。自足するということを知らぬのだ。 (それは太陽をも飲み込み、最後には自分自身の体をも食べ尽くして)犭貪は闇だけを残す。そして、無……である。欲望のなれの果てだ。 (『蒼天航路』第一巻 冒頭部 ) こうした犭貪の怪