見出し画像

No War と真の自信 for 2022年

2021年もいよいよ終わりが近づいてきました。

今年一年を振り返ると…..
なんだか、緊急事態宣言がドーンと居座った年に思いますね。
あ、「青天を衝け」は、見てましたね。

散々すったもんだあったオリンピックも、あっという間に過去に流れていった。。。時が、物事を過去に押しやる力も年々大きくなっているように思います。単に歳をとったのか、それだけ時代が動いているということか。。。

コロナは、私たちの意識に大きな変革を迫りました。私は、この意識の変化は「人間性の回復」にとって、とても意義がある、旧約で言うところの過越だったと思います。

「会社が毎日出社しろ」ってなったから転職考えますなんていうツイートもたくさんあったようです。「出社なんて当たり前だろ!」という昭和の声はもう届かないのかもしれません。命令できたところで現実は、前に進んでいる。経営層におかれては、出社か在宅かだけでなく、急速に変化する人の心を、今まで以上に観察せねばなりませんね。

世界の動きは止まりません。

1)国際政治において、米中の緊張は一層増し

2)国内政治においては格差の問題は放置できなくなりつつあり

3)経済においては、DXの進展とカーボンニュートラルへの対応はマストに。働き方改革は働きがいという方向へ加速


こうした変化は続きます。関連し「経済安全保障」も重要なテーマです。


3)の流れで、パーパス経営という言葉が流行っています。
しかし、会社以前に自分自身のライフ・パーパスをしっかりと定めないと、大きく早い変化の中、大事なものを見失いかねません。年末年始は、社会の流れから少し距離をとり、こうしたことを考えるにぴったりの時間でしょう。

みなさんは2022年何を主軸におき活動なされる予定でしょう?
よろしければぜひお聞かせください。

世界のあらゆる場面で「分断」が問題となる中、それぞれの場面で奮闘されている方がおられます。

2022年を考えるにあたり、自分がどの分断を修復し、調和の取れた世界を目指すのか?と考えることは、視界を広げ、解像度をあげてくれるかもしれません。


皆、自分が大好きなものです。その大好きな自分が、

「自分勝手でも仕方ない。だって、みんなそうしてるじゃない。」

という自己評価から、多少気恥ずかしくとも

「世の中のためになること頑張ってくれてありがとう」なんて言われたら嬉しいな。

なんて期待できる自分でいれたら、2022年の私たちの頑張りは目に見える短期の成果以上の何かを運んでくれるかもしれません。

以下は、ハーバードビジネスレビュー10月号には、まさに、これまで中心の活動においていた
「個をひらき、組織をひらき、場をひらく」ということが書いてます。

ハーバードビジネスレビュー10月号


【時代の要請】として言われる以下の掛け算

パーパス経営×ダイバーシティ経営×SDGs 

≠企業が目的を設計し社員を働かせる

(こうした従来型アプローチにより解決するのではなく)

=企業は社員の考える目的・公共善を支援し変容続ける

(新しいアプローチ)

への転換なのだと思います。

私は、今年もWaLaの哲学によって、参加者が自らの哲学を打ち立て、それに基づき内発的動機を発見し、内発的公共性に昇華するお手伝いをしてきました。

また、TCFA(企業超越場)により、企業が社員の考える目的・公共善を支援し、自社もそれに合わせ変容続けられるという環境設計、主体と客体のあり方をひっくり返すための企業を超えた活動は、時代の要請を私なりに解釈したものでもあります。



2020年代の人類の課題は、いき過ぎた機械化から、4つの「人間性の回復」に収斂していくと考えています。

1)身体における人間性(身体知)の回復
2)社会における人間性の回復(ライフ・パーパスの発見、コミュニティの復権)
3)経営における人間性の回復(DXとAIによる時間効率、脱カーボン&環境回復)
4)国際社会における人間性(平和)の回復(米中衝突)

2022年を考えるにあたり、こうした動きの中で自分の動きがどこに関連しているか考えるのは有意義かと存じます。
それに合わせ来年は企業というものの目的、存在意義そのものが転換し始める年にならざるを得ないのではないかと考えています。

末筆になりましたが、来年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

ちなみに、「青天を衝け」の12月19日放送回の、澁澤栄一の米国での演説は心を動かされました!

「Even if it was on commercial, No War ! No War !」

そう主張するには、一人の人間として、国家として「真の強さ」とその自信がいる。そんな回でした。 

皆様も、どうぞ、良い年末年始をお迎えください。


Merry Xmas and a Happy new year


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?