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ストッパーの正体

暑くなった。
昨年も暑かったが、今年の暑さはまた格別のようだ。
暑くなると毎年思うことが、今年は特別暑いと思うけれど、気温を見ると昨年の方が高い。
きっと体力が衰えているんだろう。

クーラーを掛けながら寝る。
朝起きて、寝室を出ただけでサウナのような暑さだ。
朝の通勤、駅まで徒歩6分程度の距離だが、1,2分歩いただけで汗だくになる。

暑さのせいで駅近物件の概念が変わるのではなかろうか。
今なら駅近と言われてる物件は、徒歩10分以内とか、7分以内とか言われているが、このまま地球の気温が上がり続ければ、駅まで歩いて汗をかかない距離ということにもなりかねない。

朝、駅に向かう途中、熱気を感じながら汗だくで歩く。
高校時代は、朝の外気から今日は暑くなりそうだ、涼しくなりそうだと無意味な推測をしたが、結局夏は暑かった。でもどうせなら涼しい方がいいもんだから、少しでも涼しくなってくれと無駄に願っていた。

朝の熱気は高校時代の無駄な推測と暑さを抑えて欲しいと願っていた青い記憶を想起させる。

強いメンタルを持っていないと、暑さはいくらでもパフォーマンスを落としてくれる。

炎天下の中では、ユニフォームという暑苦しいものを着て、人工芝の上で走り回った。意識が朦朧としながらも厳しい練習をしていた。
痙攣して倒れる者、倒れて吐き散らかす者、ケガのフリして練習を見学する者、いろいろいた。
私は休まず練習には参加していたが、倒れることは無かった。

実は真剣に練習してなかったんじゃないかと思った。
倒れることが怖くて、防衛本能から力を抜いて練習した節がある。
体力があったから倒らなかったんだと思い込んでいたが、どうやら違うようだ。

過去のことはいくらでもねじ曲げることができるし、自分の認識全てが自分の過去となる。遠い過去の記憶を汚点として残したくはないけど、正直な気持ちだ。

自分を追い込むことができなかった。
ラクしようと考えていた。
追い込もうとも思えなかった。
倒れることが怖かったし、恥ずかしかった。

自分を成長させたい気持ちは持っていたけど、肉体的限界を超えるためのストッパーを外すことができなかった。
ストッパーの正体は恐怖心と羞恥心のようだ。

あれから25年経ってしまったけど、未だにストッパーは外れてない。

昨日も一昨日も暑いからビールがよく進む。
酒も量は多くなってしまってるけど、酒も同じでストッパーを外してまで飲んだことはない。
倒れるまで飲んでも、ただ寝るだけだろう。

こんな感じで、やったこともないことを推測で語り、結局やらない。
恥ずかしながら、そんな人生を繰り返している。

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わたしもスキです
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けんたろう

毎日更新してます。考えたこと、感じたことを書いています。不動産屋に勤めているので、出勤前にチェックしている不動産ニュースもまとめて配信してます。https://twitter.com/kensaikey

コメント1件

僕は「ストッパーを外してもいいし外さなくてもいい」と考えてます。

「人並外れた狂ったこと」をしなくても、気が向いたことをやるほうが伸び伸びと生きれますから☺️
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