見出し画像

ストロベリーは最後までとっておく

ちょっとだけ小説のタイトルっぽいですが、フィクションを書きたくなったとかそんなんじゃないです。

これ、すごくいい記事でした。

「waltz」っていう有名なカセットテープ専門店のことが書いてある記事なんですが、このお店を立ち上げたひとが元Amazonの社員さんらしいんです。

しかも、かなり活躍されていた方らしく、一部の方の間では「伝説」とまで言われていたとか。

社内でもたくさんの賞をもらっていたみたいなので、実績もすごかったのでしょう。あれだけ大きな企業で、しかも賞をもらうくらい活躍してるひとってどれくらいお給料もらってるんですかね?気になります。

この記事の中では、お店を立ち上げた角田さんのAmazonでの活躍ぶりだったり、なぜカセットテープ専門店を立ち上げたのか?みたいなことが丁寧に書かれています。

「とにかく忙しいんです」みたいに書いていて、カセットテープ屋さんってそんなに忙しいの?って感じで読んでいたんですけど、本業以外にも、BGMを作ったり、ホテルの部屋のプロデュースもしているみたいで、職域は広そうです。

いつも思うんですけど、なんでまったく関係ない仕事がこういうひとたちには舞い込んでくるんですかね?

カセットテープ屋さんは、音楽屋さんなのでBGMを作ることは全然わかるんですけど、ホテルの部屋のプロデュースってまったく意味がわからないです。

180度くらい違う仕事な気がするんですが、どうなんでしょうか?

例えばぼくはいま、アプリの運営とかしてるんですが、新しい女性用下着のプロデュースをしてくださいといわれても困ります。

それくらい離れている気がするのですが。

やっぱりひとつのことを極めると、横展開しやすいんですかね?何かの動画でホリエモンがいっていたような気がします。

ぼくがこの記事のなかで素敵だなって思ったのは、次のことばでした。

「だって、人生のピークが後ろにあればあるほど、その人生は幸せだと思えるんじゃないでしょうか」と角田氏。
「無駄な経験はない。その時に意味に気がつかなくても、後から意味を持ってチャンスが来ますから。そして、むしろ今すべてを出しきらなくてもいい。まだまだ余力を残して、人生のピークを後ろに持って行けばいいと思うんです。僕も、本を書かないかとよく言っていただきますが、『総括』は今するべきじゃないでしょう。だって、まだまだいろんなことが起きるでしょうから」

めちゃくちゃかっこよくないですか?

ぼく、どっちかというとストロベリーは最後までとっておきたいタイプなんです。ショートケーキに限らず、何をたべるにしても、一番おいしいものは最後に食べたい。

それと直接関係があるかわかりませんが、「まだまだ余力を残して、人生のピークを後ろに持って行けばいいと思うんです。」っていうのはいいなあ、と。

本質的なことをいうと、自分がやってみたいと思うことをまだできていなくて、それが肯定されてように感じたからこそ、この記事がいい、と思ったんだと思います。

最近はいろんなところで意識の高いひとたちが、やりたいことがあれば今すぐ動けよ、なんで動かないの?行動がすべてでしょ?みたいにいっていて、少し疲れているところでもありました。

角田さんのいう、まだまだ人生これから、もっともっと面白いことはある、余力を残して、面白いことは人生の後ろにあるほどいいんだよ。

ということばは、なんていうんでしょう。すごく優しさがあるというか。これから頑張りたいひとを後押しするような、それでいて急かすでもなく。

こういうスマートさってかっこいいです。

<<<今日の一曲>>>

テクノが好きになったきっかけの曲。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?