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サバイバル力を鍛える道場

すべての人間に平等に与えられているものといえば1日24時間は平等であるということ。でも何年生きるかは平等じゃありません。

そのことを意識すると、1日24時間の過ごし方は大きく変わってきます。

想定されたメニューをこなすことは、たしかに効率的に身体を鍛える効果があるかもしれないけれども、自分で考えたり、危機感を感じることが少なくなるということも。

そして、学校のシステムと社会で生きることは全く違うということも、バイトするまではなかなかわからない。そして会社員や独立して何かをやっていくのとはまた違うレベルでの厳しさもある。

だから何か想定外のことが起きれば、ダメになる。慌てる。自信を失う。人のせいにしてしまう。

いきなり実践に放りだされることがあまりない子どもたちは、ぬるい環境に
いると言わざるを得ないというのを思っている。

子どもが傷ついたらかわいそうだ。
テストの成績を上げてあげないと。
子どもがダメにならないように
先にレールを敷いてあげないと。

親御さんでこう思っている方は実際多いと思う。30歳になっても、40歳になってもずっと子どもの面倒を見るんでしょうか。

確かに僕は「空手道場の経営者」として「空手」を指導しているけれども、やはり道場は学校とは違うところでないといけないとも思っています。

そして稽古の中で、実践の繰り返しで、子どもたちと向き合い
子どもたちがこれからの時代を生き抜いていけるような修行道場にして行かなければと思って日々、指導をしています。

コロナウイルス然り、時代がいつどう変化するか誰にも読めない時代。

今の正解は明日の間違いかもしれないし、だれも正解がわからないことの方が多いかもしれません。

それでも僕たちは、子どもたちは分からないながらも挑戦し、進み続け、そして生き延びていく必要があります。そのために一緒に精進していく場所にしていきたいと思っています。

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