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クイーンとビートルズ

と、ついでに、キッスとクラフトワーク

最近は、映画「ボヘミアン・ラプソディ」でクイーンを知った若い世代が「こういうコーラス重視の洋楽ロックバンドで他にイイのありますか?」つって、さらに古いビートルズを知る、という例もあるようですね。

まあ、ビートルズもクイーンも、実に幅広い音楽性を持ったバンドで、アルバム、年代によって曲調もアレンジも変わったりして、ひとくちに「こういう曲をやってる」と説明しづらいスタイルですが、それでもいちばんポップでメジャーな音楽として歴史に残りつづけているのは、すごいことですね。けっして、わかりやすくもないんだけど。

クイーンも当然、先輩であるビートルズの影響は受けているでしょうが、それほど具体的にどこがどう、というほどでもない感じかね。

そこで、ビートルズとクイーンの共通点をむりくり挙げてみました!

初期のビートルズ。左奥からジョン、ジョージ、手前が左からポール、リンゴです。

・ イギリスを代表する4人組のロックバンドである。(そんなんいっぱいおるわ! ま、ビートルズはデビュー前に5人だった時期もありますが)

・ 全員が曲を書き、コーラスを取る。(ビートルズは全員のソロ曲がありますが、クイーンはジョン・ディーコンのソロボーカル曲はないですね)

・ デビュー時から高い音楽性があったが、アイドル的人気ばかりがメディアに取り上げられていたのを受け入れていた。(クイーンは特に日本が異常だったようでしたが)

・ 4人ともハンサムで、全員キャラが立っている!
これがすごいんよね。ブサイクがいない! 顔で選ばれたメンバーでなく、自然に集まってるのに、いい男がバランス良く並んでいるって。
映画などで、若い似た俳優が演じたとしても、美化したことにはならず
「いや、本人たちの若い頃のほうがハンサムだった」てなるのがすごいよ。

・ デビュー時は全員似たようなヘアスタイルで、衣装のイメージも統一していたが、数年後には各人髪型を変え、ヒゲを伸ばしたり、徐々にバラバラのビジュアルになっていく。(クイーンはブライアン・メイだけ、まったく何も変わらないですね)

デビュー15年目くらいのクイーン。左からブライアン、フレディ、ロジャー、ジョンです。
デビュー8年目くらいのビートルズ。左上からジョン、ポール、左下からリンゴ、ジョージです。

・ レコードデビューから18年後にメインボーカリストが亡くなっている。(ビートルズは1962年デビュー、1980年にジョン・レノンが逝去。クイーンは1973年デビュー、1991年にフレディ・マーキュリーが逝去。ま、死因は全然違うけど。ビートルズはすでに解散して10年後、対してクイーンは最後までバンドを維持しようとしましたが)

ま〜、これくらいかな?
他に何か共通点を思いついた人は教えてください!


クイーンとキッス

キッスの全盛期メンバー。左からジーン、エース、ピーター、ポールです。

私と同世代の1970年代にティーンだった人々には、クイーンの比較対象となるライバルというと、キッスですかね。ま、同じ時期にブレイクしただけで、アメリカとイギリスで、あまり関連性ないですが、なぜか雑誌記事ではライバルになってた。

クイーンも初期はメイクしていたから同じビジュアル系てことで。つて、キッスのメイクとは意味が違うか!

同世代バンドという以外に、あえて共通点を見つけてみました!

・ 4人組のバンドである(そんなんいっぱいおるわ!)

・ 「ク」と「キ」で、レコード屋のエサ箱で近い位置にいる。(アルファベットでは、KとQで遠いね)

そんくらいか! まあ同世代で売れたアメリカのバンドでは、むしろエアロスミスのほうが、やや交流もあった感じですかね。

しかしキッスは「子どもたちファンがコピーしやすい曲」を意識して、常にわかりやすい曲作りを心がけていた、と言いますが、存在感や知名度の割にクイーンほどのメガヒット曲は無いのが残念ですね。
クイーンのほうが複雑で難解な構成の曲が多いのにな〜。


キッスとクラフトワーク

クラフトワークの全盛期メンバー。左からヴォルフガング、ラルフ、フローリアン、カール、です。

キッスと比較対象になるのは、前もネタにしたけど、クラフトワークでしょうか。

えっ。かたやハードロック、かたやテクノ、コンピューターの象徴なのに?

・ クラフトワークも70年代初頭、キッスと同じ時期のデビュー。

・ そして4人組のバンド? である。(そんなんいっぱいおるわ!)

・ 中心人物が2人で、他の2人はいろいろ入れ替わっている。(そしてクラフトワークのほうはオリジナル・メンバーはラルフだけになってしまいましたが)

・ やはり「キ」と「ク」で、レコード屋のエサ箱で近い位置にいる。アルファベットでも、同じKが頭文字なので、近い!

・ かたや「悪魔」かたや「ロボット」と、どちらも「人間ではないもの」に変身するビジュアルイメージを強調している!(ココ大事なとこ)

やはり前にも書いたかもしれませんが、2008年のクラフトワークのライブに行ったとき、入り口横のロビーで、呼び屋のウドーが「次回来日公演、キッス」て大型モニターでキッスのライブを上映してたんだよね。

クラフトワーク見に来た客に関係ないやろ! と思ったら、けっこう「おお」って食いついて見てた人がいた! まあ我々の世代の文化、だと思えば何でもいい、てとこもあるけど、現実離れした世界に連れてってくれる存在として、共通性を見出していたかもしれないね。(とりとめのない話をきれいに締めてみたw)


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