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ぼくのライブエイド研究11

ついに感動の最終回! そのままドレミファドン!

最強の謎映像、ついに解明?(2022年10月改訂) 

時差! 日またぎ! 徹夜!


1985年7月13日(土)に開催されたライブエイド! とは言いますが、イギリスでは13日のお昼の12時〜夜の10時まで。時差の関係で、アメリカでは中継は朝7時から、ステージは朝9時からで、夜11時まで。と、7月13日の間におさまってますけど。

わが日本はファーイーストなので、時間の進みが欧米より早いんです! イギリスより8時間、アメリカより13時間。なので、イギリスでお昼12時に始まったときに、すでにこっちは夜8時でした。(ひょうきん族のため、1時間ディレイ)イギリスでは昼の3時にスティングが出てても、こっちではもう夜の12時過ぎてる。眠いよ〜。

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な感じで、日本においてはライブエイドといえば「徹夜」というイメージ。

7月13日(土)、ではなく14日(日)にかかってからのほうが長かったんです。クイーンが出たのも朝の3時半過ぎてから。そしてラスト「ウィ・アー・ザ・ワールド」のときはもうお昼近くでした。1回寝て、起きてから見てた人も多かったろうね。

そして生中継ではラスト、唐突に途切れてCM。12時ちょうどの時報とともに、何事もなかったかのように高島忠夫の「クイズ・ドレミファドン!」が始まった。このときの現実への引き戻され感はすごかったね。世界平和とスーパースターたちの夢の共演から、ストーン、と突き落とされて、暑い夏の日常に戻っていく瞬間。。

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今回、千駄木のBar Issheeの石田さんから、フジテレビ版のライブエイド全編VHS7本を提供していただいたんですが、だいたい、この連載の3回〜4回目で紹介したブート盤に収録されている内容と同じなので、特にデジタル化しなくていいかな〜、と最初は思ったんですけど、矢沢永吉の、世界配信のほうではないバージョン「苦い雨」などはブート盤でもカットされ、youtubeでも消されていたので、これはありがたくコピらせていただいた。そしていくつかの合間のCMと。

と思ってたら、ラスト、ライブエイドの終わった後の、あの「ドレミファドン!」までがテープに収録されていた! 今となってはこちらのほうが貴重にさえ思える。レア映像。。あの夏のけだるさがいつでも体感できる! 感謝します! 

みなさんにもその感動をおすそ分け、ということでyoutubeにアップしてみました。すぐ削除されるかもしれませんが、見れたらラッキー、ということで。

なにしろ、冒頭から歌のゲストに早見優ちゃんが出てくる! あのライブエイドの生中継にもスタジオにいて、柳ジョージと共演したハーレム少年聖歌隊の黒人少年たちに英語でインタビューしていた早見優が! しかも歌はライブエイドにも出演していたリック・スプリングフィールドのカバー曲だよ! これはもうライブエイドの続きだった!(むりやり)

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しかも素人ゲーム大会の出場者は女子大生! キャンパスクイーンたち。これはもうクイーンが出てるのと同じだ!(暑さでヘンになってる)

そしてスタジオのアシスタントに塚田聖見がいる! あの「星雲仮面マシンマン」「巨獣特捜ジャスピオン」でヒロインを演じていた、あの人がドレミファドン!に! これはもうドレミファ娘と言ってもいい! これだけで見る価値あったね!(もはやライブエイド関係なし。徹夜のせいで妙なテンション、てことに)

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現在は海外在住だそうですね。(まったくどうでもいい情報)

そして最大の謎映像とは、コレです!

が、解決してました。すいません。(追記・2022年10月)

私も、ライブエイドの日本版フジテレビ中継の、海賊版DVD全編をチェックしていて、初めて気がついた謎だったんですが、まあ、ちょっとその部分だけ見てください。

これ、スティングが出る直前の映像なんですけど! その前はエルヴィス・コステロが歌っていた。終わって、アメリカABC放送での司会のローランド・スミスがシーナ・イーストンと、ダラっと平凡な会話をやっている。そこへ突然?

ローランド「それでは、ですね。次はですね、オックス・バンバンというグループのほうに行きたいと思いますが、ロンドンですか? こちらですか? あ、テープですか。ビデオテープです。どうぞ」

これは通訳の声なので、実際のローランドの声では「OX Barn」のように聞こえてくる感じもする。

そして続いて再生される映像。いかにもチャリティぽい、みんなで手をつなごう、的な楽曲。子どもたちの笑顔の風景と、いかにも80sぽいルックスの、演奏ではないので、バンドなのかどうかもわからないアーティスト。

それも唐突に途切れて、スティングの登場を待つウェンブリースタジアムの中継に戻る。

なんなんだ、これ?

ちなみに、この映像はイギリスBBC、アメリカ国内ABC地上波、アメリカMTV、でのライブエイド当日の生中継映像をすべてチェックしても出てきませんでした! このアメリカABC制作・欧米以外の全世界向け中継にしか出てこなかったみたい。後のDVDにも収録されてなかった。どの公式記録でも見ることはない。唯一の謎の楽曲映像。いちおう、ぼくの作ったリストでも確認して見てください。

ライブエイドのすべてを記録したタイムライン

そしてググってみても、この曲、この映像が出てこないんですよ! 誰かご存知でしたら教えてください!

オックスバンバンでもOX BangBangでもOX Barnでも、検索にまったく引っかからない。ビデオの冒頭の風景がバンクーバーであることを突き止め、カナダの80年代ミュージシャン、として検索しまくってみたんですが、見つからなかった!

今のところ、この動画をアップして、今のとこ、コメントは一個もついてなかった。やはり誰も知らないのか。。

いっそyoutubeにあげた映像に削除要請がかかればいいのに! そしたら削除要請をした著作権者の人にメールして、その謎がとけるかもしれない! そしたら、その事情をすべて、ここに追記します! ドキドキするぅ〜。

まさにライブエイドのすべての研究の最終回、集大成にふさわしい内容だと思わん? こんな映像が当日放送されてたことなんて、たぶんボブ・ゲルドフはまったく知らないと思うよ。

とまで書いておいて、すでに教えてくれてた!

(追記)2022年10月5日
下のコメント欄を見るとわかりますが、なんと、えいらさんから
k.d.lang & others - Open Your Heart ( charity single 1985 )
では? と2021年のうちに言われてました。

これでしたね〜! いやいや、わかってよかったよ。コメントに気づくのが遅くてすいませんでした、えいらさん。
自分がアゲた動画の方にも解明お詫びコメント入れときました。

ま、しかし、このYoutube動画には、参加してる人のクレジットも入ってるんだけど、オックスバンバンみたいな表記はどこにもない。メインであるk.d.ラングは、カナダのカントリーシンガーで、ソロの人だし、なんかバンドエイド的な、この曲だけのユニット名があるんだろうか? 

説明文中に「Oxfam Canada」という表記があるけど、これはスポンサー名みたいだが、これを司会者が間違え、しかもバンド名と思ったのか!

ジャケ写も検索できたけど、なんか違うな〜。な、謎はまだ少し残った!
なぜ他のアーティストのメッセージとかより、あの曲が突然差し込まれたのか? も、まあ永久にわからないだろうけどな!

それでは最後に・・・

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2020年、ライブエイド35周年記念にボブ・ゲルドフが、ぼくたちに発してくれたメッセージ動画を貼って、終わりにしたいと思います。

すっかり白髪のおじいちゃんになったな。。しかも彼の思いがほんとうにおれに伝わったかどうか、微妙ですが、あの日のことは一生忘れない。お前は伝説だ。いや、おれたち全員だ。ありがとう・・・。

■ しかし2005年のライブエイド20周年記念でDVDがリリースされてからも、もう16年経ってしまっている。いまyoutubeに公式でアガってる映像も、基本あのときと同じ画質だ。36年前の録画VHSよりはいいにしても。ブルーレイにもなってないし、HDリマスターも4Kリマスターもされてないよ! ちょっと、どうにかしてくれボブ! 誰かこころある人よ!

■ ぼくより詳しい方がいらっしゃったら、間違いの訂正、情報提供、あらたな補足ください! いつでもフィードバックして、また文章を修正・追記します!

きぬた歯科

2021年7月13日 かとうけんそう (追記・2022年10月5日)


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