制作における値段のつけ方

イラストを描きたい人と依頼したい人をつなぐメディア「タノムノ」編集長をしてます。
イラストレーターさん・絵描きさんが制作するときに役立つお金の話。

値段、どういう基準でつけていますか?
何となく?時給換算?
値段のつけ方には主に2種類あります。他にもイラスト制作に最適と思う決め方も紹介。
どれが正解というのはありませんが、「自分の値段設定は合ってるのかな?」と思ったら参考にしてみてください!

■プロダクトアウト

プロダクトアウトは、簡単にいうと「コスト」から値段を考える方法。
原材料費・光熱費・設備費・人件費(勘定項目ではなく、イメージしやすい言葉として)などの「コスト」に利益を足して、値段を決める方法です。

イラスト制作の場合、コストのほとんどは自分自身の稼働費といえます。
パソコンやペンタブ、イラストソフトの購入代金もコストに入ります。
ですが、これらは常にかかるワケではなく、コストに占める割合が減っていきます。
なので、コストのほとんどは自分自身の稼働費とみて良いでしょう。

プロダクトアウトにおける値段のつけ方としては、

設備費 + 欲しい時給換算額

仮に、パソコン・ペンタブ・ソフト・その他もろもろで20万円かかったとしましょう。
これらの設備は練習や趣味でも使えますから、ざっくりと10万円分が実際の依頼でかかるコストとします。

1日2件のイラスト制作を請け負うとして、20日稼働すると、1ヶ月あたり40件。6ヶ月で240件。
1件あたりのコストに直すと「約416円」になります。

次は、欲しい時給換算です。
時給換算で1,000円は欲しいとしましょう。
1つのイラスト制作に2時間かかるとすると、2,000円。

そして、利益を500円とします。

なので、この場合のイラスト制作の値段は、
416 + 2,000 +500= 2,916円
約3,000円となります。


■マーケットイン

マーケットインは、市場価格や相場を調べて価格を決める方法。
その価格に合わせて「コストをどれだけかけられるか」を考えます。

ここで気をつけたいのは、人より安くすれば依頼が増えると考えて、安くしすぎること。
特に、始めたばかりのときは要注意です。

最初のうちはたくさん依頼が来てうれしい。
ですが時間が経つにつれ.やってもやっても儲からないため、嫌になってしまうケースがとても多いです。

「人より安い」ということは、お客さんにとって魅力的ですが、続けていくうちにイラスト制作が嫌になってしまう。なんて言う本末転倒なことにならないように、マーケットインでの値段決めは慎重にしましょう。

■稼ぎたい金額から考える

他にも、1ヶ月あたりいくら稼ぎたいか。から考える方法があります。

個人がものを作って売る場合、作るために使った時間の値段が、ほぼそのまま制作費と考えても良いですね。

仮に、1ヶ月3万円稼ぎたいとして、最大10個制作できるならば、値段は3,000円となります。

30,000円 = 10 × 3,000円

もっと稼ぎたいとしたら、
・値段をあげる
・制作数を増やす
・同時依頼1件あたりの値段(依頼単価)をあげる
のいずれか。

タノムノに登録しているイラストレーターさんで、この辺りがとても上手な方がいらっしゃいます。
探して参考にしてみてください!

スキをつなげるイラストメディア「タノムノ

#Webサービス #イラスト

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野沢 謙介

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