21卒向けの就活（インターン）が解禁された。年々サマーインターンに取り組む学生は増えてきて、「とりあえずインターンを申し込む」人が多いと思う。

何故なら日本の就活といえば、みんなと同じようにリクナビやマイナビに登録し合同説明会に行き、大手企業に受かることを考えているのが一般的思想だからだろう。

私はこの思想に違和感を持っている。もちろん大手企業に就職することに違和感を持っている訳ではなく、「大手企業に就職することが当たり前」になっていることに違和感を感じている。

というのも、優秀な就活生（=自分にあった企業から内定をもらえる学生）を見ているとこの大衆就活をしていない傾向にあるからだ。

ではどう言う就活をしているのか、それを述べて行こう。

終わりのない自己分析に多くの時間を使う

まず自己理解することに重きを置いていると言うことだ。もちろんインターンが解禁して、興味があるものには申し込むだろう。しかし、むやみに何十社も申し込むのではなく、自己分析に多くの時間を使うのだ。

自己分析が大切な理由は、面接の本質的な目的を考えれば簡単にわかることだ。

その本質的な目的とは、”あなた（就活生）がどんな人間で”、”どんな価値観を持っているのか”を見極め、自社（受けている企業）とそ「の思想や哲学に親和性があるかどうか」を確認する場であると言うことだ。

決してあなた（就活生）が、どれだけわかりやすい成果を残してきたのか、ビジコンで優勝したなどの自慢大会ではない。

よく勘違いしている学生がいるが、面接で「俺はこんな成果を残したんだ、すごいだろ」と言う自慢話をしてくる学生がいる。

その成果は確かにすごい。しかし、それだけだ。つまり面接の合否を決める判断材料にならないのだ。面接官も「この子は確かにすごいけど、うちの会社に合うかわからん」状態に陥り、結果不合格通知を送らざるおえないのだ。

とどのつまり面接官は、成果に興味ななく、「何故その成果を出せたのか」や「そもそもなんで取り組んだのか」と言う哲学的思想に興味があるのだ。

ここで優秀な学生が、何故自己分析に時間を使うのかと言う話に戻す。その理由は、自分の哲学的思想を言語化できるようにするためだ。

ここさえ言語化できてしまえば、自分の思想に合う企業を受ければいいだけの話で、むやみやたらに企業を受けると言う無駄な時間がなくなる。そうすることで余裕が生まれ、本当に行きたい企業の分析や社員と会い、ズレなく内定をもらうことができるのだ。

エントリー窓口は就活メディアだけじゃない。リクナビ、マイナビの時代は終わった。

リクナビ、マイナビに登録てみなさんはどこを見るだろう。おそらくTopページに出ている企業や「ランキング」を見るだろう。

特にどこを受けるのかで参考にするのは「ランキング」だろう。これが大衆就活の始まりだ。これを参考にしている限り、自分にあった企業と巡り会うことはできない。

ランキングのロジックなどなんのあてにもならない。現状の流れで行くと、「ランキング上位にある企業だし、受けてみよう」→この思想をもつ学生の母体数が多いため、ランキングは不変もしくは、上位の中で多少の変化があるくらい。

では優秀な就活生はどうしているのか。それは社員に直接連絡をとり、就活の相談や選考に関する直談判を行うのだ。

今やこれだけインターネットが発達し、FacebookやOB・OG訪問アプリ、ダイレクトリクルーティングに特化したアプリがあり、いくらでもエントリーの方法はある。

優秀な就活生はこれらのツールをうまく利用し、自分に最適な企業を探しているのだ。

まんまと大衆就活をしてしまっている人は、この後私自身利用したものや、20卒の就活生に聞いた使ってよかったサービスを紹介するので、ぜひ利用してみてほしい。

オススメできる就活アプリ

■Facebook
若者のFacebook離れが進んでいると言うが、これを利用しない就活などありえない。何かの縁（就活イベントや紹介）で会った社員さんは名前を覚え、積極的に友達申請を送るべきだ。

もちろんマナーとして、会った時に「Facebookの申請してよろしいですか？」と一言確認する必要はある。

こうすることで、自分だけの連絡網を作り上げることができ、必要な時に面談の以来や、選考の相談をすることができる。

■Matcher
新しいOB訪問の形をサービスにしているアプリ。自分の大学の先輩に限らず、企業単位で検索することができるのが特徴だ。

面白いのは、「自己分析手伝います！」や「一緒に内定勝ち取りましょう！」などそれぞれ要項があることだ。

かなり様々な要項があるため、多彩な使い方ができるのは非常に便利だ。中には「インターン直結！」や「うちの選考受けてください！」のような要項もあるため、就活に欠かせないアプリだ。

■Offer Box
このサービスはいわゆるダイレクトリクルーティングサービスだ。ESのような内容を1度入力すると、企業側から「選考受けに来てください」や、「シークレット説明会にご招待」など選考に直結する案内が送られてくる。

ベンチャー企業から大手企業まで利用しているため、今まで出会うことのなかった企業と巡り会うことができたり、大手企業に優先して選考を受けることができたり、こちらも登録して損はない。

他にもダイレクトリクルーティングのサービスは存在するが、質と企業の本気度が1番良いと感じたのがOffer Boxだ。

ぜひこれらのサービスを利用して、最高の就活をしてほいし。