マタイ効果は格差を広げるが、それ自体が悪いわけではない。
世の中には歓迎すべき格差と是正すべき格差があるんだと思う。
どうも、ふじみスポーツクラブの上杉健太(@kenta_u2)です。埼玉県富士見市で、誰もがいつまでも、自分に合ったスポーツを続けられる地域社会の実現を目指して、総合型地域スポーツクラブの運営をしています。
今日は、『マタイ効果』をテーマに考えてみたいと思います。ご存じでしょうか、マタイ効果。私は『成功する人は偶然を味方にする』という書籍で出会って学んだのですが、総合型地域スポーツクラブにも当然適用されている効果であり原理だなと思ったので取り上げてみたいと思います。
マタイ効果とは
まずは『マタイ効果』について説明しておきます。マタイ効果とは、恵まれた人はさらに恵まれていき、逆に恵まれていない人はさらに恵まれないようになっていくという効果や原理のことを言います。
どういうことかというと、環境や才能などに恵まれた人は最初から良い結果を出し、良い結果を出したことでさらに社会から良い環境を与えられ、さらに良い結果を出していく。一方、環境や才能などに恵まれていない人は最初から良い結果が出せないが、最初に良い結果が出せなかったことから良い環境が与えられず、場合によっては環境や機会を奪われ、ますます良い結果が出せなくなっていく。これがマタイ効果です。
格差を広げるマタイ効果
マタイ効果の性格を考えると、格差というのは自然のままにしておくとどんどん広がっていくということが分かります。好ましい結果を出す人に環境や機会を多く与え、好ましい結果を出さない人に環境や機会を少なく与えるというのは、自由競争の場においては当たり前のことだからです。
環境とか才能だけで考えると、「恵まれない人がかわいそう!」ということになりやすいと思いますが、意思の有無の観点で見ても同じことが言えるのだと思います。意思ある者は与えられるが、意思なき者は与えられない。意思ある者と意思なき者の格差もまた、どんどん広がっていくわけですね。
総合型地域スポーツクラブに見られるマタイ効果
マタイ効果は総合型地域スポーツクラブにおいても当然適用されていると思います。いくつかそのシーンを考えてみたいと思います。
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総合型地域スポーツクラブ研究所
総合型地域スポーツクラブのマネジメントをしている著者が、東京から長野県喬木村(人口6000人)へ移住して悪戦苦闘した軌跡や、総合型地域スポ…
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