#こなみんフェスあとがき(写真多め)
🔸こなみんフェスにご来場ありがとうございました。
まいど!
主催運営写真展が終わるとnoteを書くことで有名なケンタソーヤング です。こんばんわ。
この度も大型の写真展を運営させていただいたので、その感想と私的反省を含んでおります。
写真展をやったことある人、これからやる人へ、少しでも学びになるない様になれたら幸いですハイ。
🔸#こなみんフェスとは
KONAMIN ROCK FESTIVAL'2023 というタイトルの元、
2023年12月11日〜17日
ギャラリーコンシールにて開催された展示会です。
一連のデザインは、モデルでデザイナーのブンちゃんに作ってもらいました。
こなみんフェスの公式アカウントについては、
X(旧Twitter)のリンクを貼ります。
ぜひご参照ください。
🔸佐野小波という人物
こなみんフェスの出展者の数は所謂「モデル展」と呼称されるものに分類するなら、日本で1番の出展者数を誇ります(当社比)
出展者出演者総勢60名によって構成されることから分かるように、彼女の人間関係の幅広さと人気の強さ、信頼度の高さがわかります。
そして全ての作品の被写体をやっているわけですから、作家一人ひとりへの対応もしているわけです。これは凄いことです。
割と長いこと付き合ってきた僕の雑感ですが、彼女の特性を上げたいと思います。
①ホスピタリティが高すぎる。
会場に来てくれたら何百というお客様全員に挨拶して言葉を交わしている姿を見た方もいると思いますが、本当にサービス精神が強い。これは心の強さとも捉えられます。僕も常に見習いたいと思ってます。
②アフターフォローも万全。
こう書くと通販サイトみたいですね笑。彼女は年間何百という撮影をしている人気モデルですが、その撮影一つ一つにお礼のツイートをしているわけです。それもかなり昔から欠かさずに。撮影後のカメラマンからの相談に親身になって乗ってあげている姿も見てきましたし、「どうしたら良い作品が作れるのか?」を一緒になって真剣に考えられる人だと思います。
③情に厚い。
特にこれは周りのモデルさんに対してだと思います。彼女を慕うモデルは多く、僕もつながってますがみんな口々に「相談に乗ってくれる」「何でも話せる」と言ってます。僕も同じように思います。今回展示のメンバーも皆、彼女の人に対する思いやりの強さに惹かれて参加を決めた人が多いことでしょう。
かわいいだけ、クリエイティブだけじゃない。人間的な魅力が溢れている人だと思います。だからこそ今回の大規模なフェスが作り上げられたのだと思います。
🔸こなみんとソーヤングの関係性
こなみんとは知り合ってもう何年になるのでしょうか。何となく知ったのは当時のきっちん篠山さんの写真から。めっちゃかわいい子おるやん!(当時から猫目丸顔ショートカットが好み)と思って注目していた。
そうこうしているうちにエンカウントして撮影に行くことに。何この子めちゃくちゃ話題合いすぎる!と意気投合して撮影を重ねていくことに。モデルのミキティと初めて合わせたその日にも撮影後に6時間近く3人でサイゼリアで話し込んむこともあったし、ケティーちゃんも含めてこなみんと何人かで撮影旅行にも何度か行かせてもらったりもした。
写真を教えたり展示のノウハウも教えることがあったりと所謂師弟みたいな関係性もありつつ。写真だけじゃなくて音楽や音楽フェスや漫画について何百時間も話し込んできた。その中でお互いの【写真界に対する想い】【モデルさんへの配慮の仕方】【写真展】も共有してきて、それを擦り合わせてきた思います。
年は10歳以上離れてますけど、言うなれば写真の師弟であり、事業パートナーの1人であり、親友である、そんな関係性です。最近では僕の嫁とも仲良くやってくれてて、家族ぐるみでのお付き合いって感じです。これからも一緒に色々楽しんで行けたらいいなって思ってます。
🔸モデル展ではないフェスティバル
目指したのは「ロックフェス」でした。
最初にやりたいとお話をもらったのは確か2022年の10月ぐらい。それまで自分の展示をやるかやらないかでモヤモヤしている様子もありましたが、山中夏帆氏の個展「テランセラ」を見たことで「自分でもやってみたい」という気持ちにシフトしていったようです。
最初に相談をもらった時に僕は「コンシールを島に見立ててしまおう!」なんてまるでONE PIECEの世界観のようなイメージで持ちかけたわけですが、煮詰めていくうちに「ロックフェスティバル」というテーマが降りてきました。佐野小波は「ロッキンオンジャパン」「カウントダウンジャパン」が好き。ソーヤングは「フジロックが好き。(オフィシャルカメラマンもやりました)」ってことでテーマが決まったところで次々に仕掛けが思いついていきました。
🔸展示に仕掛けたもの
いわゆる「ロックフェス」において1番素敵だと思っている特性は「目当てのアーティストを見に行ったのに、それ以外の素敵なアーティストに出会って好きになってしまうこと」です。そんな場所にしたい!こなみんからの持ちかけて、僕も同じ気持ちで作っています。
あとはロックフェスみられるような各種ステージ分けのような仕掛け。
テーマを6つに作って空間ごと区切りました。そのために各ステージの看板も作成しました。
看板の材料はホームセンターで合板を買って、電動丸鋸と電動糸鋸を使って切り出し、色を塗りました。
会場での看板の様子。
また会場の飾り付けのための照明を買って導入したり、展示物以外の準備もたくさんしています。
そして20時以降に開催されたDJブースに、「フェス飯」を模したご飯やさん。
「夜はうるさいという話を聞いた」という方の話もありましたが、これら夜の仕掛けは、来場が少なくなりがちな夜の時間を楽しく過ごしたいという僕とこなみんの気持ちからです。DJもご飯屋さんもほぼこなみんが招待しています。
というか、今回の展示の作りで言うと、ソーヤングの仕事としては3割ぐらい。残りの7割のほとんどこなみんが一人で準備しています。本当にすごい。今回の展示は、モデルがこなみんだけなのだもん。撮影まで入れたら99%の仕事を一人でしている分けです。
それだけ、こなみんがこの展示にかけていた思いが強いと言うことがわかりますよね。
🔸使いにくいギャラリーをどう使うか
今まで、渋谷ギャラリーコンシールにおいて、僕の主催の展示を6回ほど行ってきましたが、
今回の展示についてはその培ってきたノウハウを惜しみなく導入しています。
何度も僕のNOTEに記載していますが、
ギャラリーコンシールの特性は僕の過去のNOTEを参照までに。
今回のメンバーは、こなみんがお誘いしているので、そのメンツにどうやったらこの会場の特性をわかってもらえるのか?
メンバーのほとんどが今シールでの展示が未経験な方々でした。なので、事前に使い方の説明を行う必要がありました。
事前のオンラインミーティングは4回、オフラインミーティングも4回以上行ったと思います。
何度も書きますが、「展示をすること」で最も大事なことのひとつに「その展示会場の特性を使い切る」ことがあります。
そのために、僕もこなみんも時間と手間を惜しまない覚悟で望んでいます。
🔸ソーヤングの作品
最近は自宅プリントして展示することが多かったのですが、今回は業者を通しての大判印刷、タペストリーでの展示となりました。
大きさは1850mm✖︎1100mm。彩dex120高発色クロスという紙です。所謂の布。防炎性があり高発色・高精細・高画質なクロスメディアです。
この作品にした理由は
①自分の搬入時間は5分程度しかなかった
会場全体の装飾などをする必要がありました。
その点タペストリー1枚の搬入は5分程度で終わるのでその選択になりました。
②自分らしさがテーマ。
自分の好きな広角の写真かスローシャッターの写真つ使う予定が大判印刷にしたので、広角の写真になりました。
③初めての海外旅行、こなみんと台湾に行った。
その時に撮れた写真を使いたかったのです。撮れたその瞬間に「この写真は展示に使えるな」と思っていました。
以上の理由で、逆算して、今回の展示作品になったわけですが、久しぶりに大判印刷して、結構好評で僕も満足しています。特にブックの方が色々な人たちに「よかった」という声をいただいていて。時間のない中で作ったんですが、「こなみんと一緒に旅行している気分になれる」という意見もいただきまして、本当になり難い限りです。
写真家として、展示は「ブックやポートフォリオを手に取らせる作りにする」ということこそが極意であると思っていて。それを自分で体現する作りになれたことに満足しています。
また、展示の前にソファーを置いていましたが、それは「ご飯やさん」を作る上で、ソファーの行き場所がなかったので、僕のところにおいてという形です。主催なので、その辺は僕が受け持つしかなかった(きっちん篠山さんのブースにはめっちゃ邪魔だったと思います。ごめんなさい)
🔸たくさんの友人たちが遊びにきてくれる。
今回のテーマには、あらゆるジャンルの人間が混合している空間作りで、古参も新参も楽しめるものとして作っています。
僕は写真初めてからもうかなり年月になりますが、その時から知っている人たちも遊びにてくれたことが本当に嬉しかったです。
🔸私的反省、そして学んだこと。
普段、僕は展示を主催することが多く、自分が手動だと自分の惚れた人、好きな人を呼べるのですが、、、今回主催はこなみんであるので、僕の知らないアーティストも参加しています。言いにくいことですが、その中には当然のことながら、「僕の好き・わからない」があるわけです。それに対する「理解」をしている時間が展示開始の時間では足りてなかったと思います。
主催ではないけれど、運営が故に、展示を見るだけではなく、会場全体の動線や出展者の動き、お客さまの動きを観察して改善していくのも仕事になります。そのため、毎回展示の初期にはそれぞれの展示の解説を聞いている時間もなく、後半になってからじっくりその展示を観れるということが多かったのです。「もっとみんなの展示を観てほしい!」こなみんに言われて反省しました。ようやくみなさんの作品の解説を落ち着いて聞けたのは四日目になってから。とても反省しています。もっと僕自身が写真展自体を楽しまないといけなかったかもしれない。
🔸これからの僕の写真と活動について
自分で主催するということは、自分の感性にない部分には触れてこなかったということに捉えることができます。
今後はもっと、広く公募する展示を主催したり、違う人が主催の展示に参加してみようとも思います。
手伝ってくれる人たちに常に感謝をしながら、2024年はちょっとだけでも挑戦の年にしたいな。そんなことを思っています。
🔸こなみんへ
まず、自分の写真展を初めてやりたい!といった時、イの一番に僕に声をかけてくれたこと、感謝しています。
よくある写真展、特にモデルを展示することは、「そのモデルへの恩返しの場である」なんて表現されることもありますが、僕的にはこんなにこなみんが頑張ってくれている姿を見て、僕を含む出展者のみんなが「こなみんに恩返しされている」感覚だったと思います。
モデルとカメラマンの関係は時に「パートナーである」みたいに比喩されますけど、僕はこなみんと知り合って●年ぐらい??所謂パートナー的な立場の一人として、一緒に成長してこれたのかな、なんて僕は思っていました。今回の展示をお手伝いできて、僕自身はとても嬉しかったです。僕自身のやってきたこと、そのノウハウをこなみんフェスに活かさせてくれてありがとう。今回の展示のためにコンシールでの企画をやってきた感もあって、僕自身も「やりたいことができました!」
(嫁も何がかんだで喜んで手伝ってくれてました)これからも家族共々、よろしくお願いします(●´◡`●)
🔸これから写真展をするすべての皆様へ
写真展はいいぞ!
自分だけではなく、自分にはない感性に触れられる場だと思っています。
どうぞみなさんも写真展に挑戦してみてください。
もう展示経験があるという方は、ぜひいつもと違う場所、違う企画の写真展に挑戦してみてはどうでしょうか?
僕自身ももっと挑戦しておこうと思っています。
何卒よろしくお願いします。
🔸こちらも合わせてお読みください。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました!!
また次の写真展で会いましょう!!!
ありがとう御座います!!これからの励みになります!ハゲ散らかすほどに感謝してます!!!