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#シブセイcurbon写真展 の、あとがきみたいなやつ。


#シブセイcurbon写真展 が終わりました。今回、 #kozue展#インスタグラム最強展 の経験をしんやさんから推薦され、武井くんからの依頼があり、この展示の全体プロデュースを受けました。「繋がり」がテーマの展示でしたが、僕としては「展示の面白さを色んな人に伝えたい」という思いもありました。

「繋がりを感じられる空間演出」ということで木枠を採用しましたが、これのレギュレーションが決まるまで本当に辛かった。誰もやったことがない「木枠を使った宙に浮く展示」だからです。「何が使えるか?どんなものが使えるか?」などのレギュレーションが決まる前に、予算の問題で無印良品の家具を入れる?案などが途中から浮上したり、二転三転、、、アーティストというものは何ヶ月も前から展示方法を考えて展示をする人が一般的です。考え抜いたものを展示してほしいし、考え抜く時間もみなさんに提供したい。でも結果、レギュレーションが確定したのは、展示の一ヶ月半前。突貫工事の様な発注をみなさんに強いることになったこと。とても苦しかったし、出展者には作業時間の無さに不安にさせてしまっていました。

同時進行でピックアップメンバーの写真の集約。解像度を知らない方もいて、そこのフォロー、、、
正直なんども壊れかけて、愚痴ってしまったこともあった。同時にレイアウト調整で消防法と戦ったり、出展者とはそれぞれLINEでやりとりしたり、印刷会社の方にも夜中に対応してもらって助けてもらったり、、

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「こんなに苦しいことがあっていいのか」と何度も心折れたけど、「いい展示になる!絶対いい展示になる!」という思いは強くありました。

搬入初日は物悲しい雰囲気の会場だったけど、2日目に木枠が搬入されて、心が踊った。「写真の先に写真が見える空間」「みんなが楽しめる空間」がそこにあったから。写真はまだ貼ってないけども、そこには僕の理想の展示の形が見えていた。

木枠への搬入は試行錯誤の連続でした。図面にはないところに貼ったり、入れ替えたり。木枠への貼り方もお任せの人も多く、あーでもない、こーでもないと言いながら、スタッフと共に作り上げていく。まさに「文化祭を作っていく感覚」。大変だったけど、これはスタッフにしか味わえない特別なもの。みんな笑顔でとても頑張ってくれました。

搬入を終えてオープニングパーティーの日。僕は午前からブライダル撮影の仕事を終えてから会場入りし、そこで初めて完成された会場を見ました。なんだろうね、普通に涙が出てきたんだよね。

「自分が理想とする写真展の空間の形」がそこにあったから。パーティーの挨拶では年甲斐なく泣いてしまいました。聞けば武井くんもその日の朝にボロボロ泣いていたらしい。友よ、大変だったよね。

会場が出来たなら、あとはおもてなしの仕方だです。ここはスタッフが凄かった。「一人で見にきた方を特に大切にしてほしい」と伝えていたけども、スタッフ一人一人が自分の裁量でお客様に話しかけて、在廊出来ない方の写真について話していたのだ。なんというホスタピリティ!写真展とは写真と人柄を見てもらうもの。写真展に足を運んでくれる方を来場者と呼称せずに「お客様」と呼び、対応する。「この素晴らしい写真展の良さを色んな人に伝えたい!」という気合をスタッフ全員に感じた。本当に感謝しかありません。

もちろん出展者の方も、それぞれのホスピタリティを発揮してもらっていた。どんなことをしたらお客様に楽しんでもらえるか?トークショーを足したり、それぞれ独自の企画を打ち出してくれたし、何より多忙な中、何度も会場に足を運んでもらった。
まるちゃんにもトークショーしてもらった。本当に幸せでしか無い。


何度も足を運んでくれたのはお客様も同じ。9日間の会期を全部来場し続けてくれた皆勤賞者が出る展示なんて!聞いたことがない!4日目です、5日目です、みたいな人もすごく多かった。それだけ皆さまには楽しんでもらえた。そんな会場作りが出来たのだと思うと、これを書きながらまた涙が出てくる。閉館間近になると「また明日ね!」みたいに挨拶したりハイタッチしたり。こんな良い雰囲気の中で展示続けられて、本当に最高!

最終日には武井くんのトークショーもあり、超満員で締め。急遽集合写真を撮ったけど、皆んなが最高の笑顔で、こんな展示に携われて最高に幸せだなって、思いました。みんな本当にありがとう。昨日搬出を終えて、寂しさを感じながら、「また、こんな楽しいことをやりたいなぁ」と思いました。

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休日も使い最後まで付き合ってくれた西武の担当者の菱科さん、予算を色々回してくれた飯田さん、ありがとうございます。フォトグラファーでもなんでとない、ただの展示大好き人間である僕の願う展示の1つの形を「ドリームプラン」と称して形にさせてくれた西武とデザイン会社の東京スタデオさんにも盛大な感謝が止まりません。

弱音を吐くたびに叱って励ましてもらい様々なサポートしてくれたり助けてくれた秀康。すごく頼りになりました。ぶつかり合ったことも良い思い出。出来すぎる弟のように思ってた。トークショーのまわしなんて天才的。これからも遊んでね。ありがとう。


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こんな僕を信頼して展示の全てを任せてくれた武井くん。全員の縦になっても辛さを出さずにここまで沢山働いていたね。武井くんとはほぼ毎晩のように呑んで語って最高に楽しかった。こんな僕の思いを形にさせてくれたことに心からの感謝を。また何かできることがあったら言ってね。あんなに毎日会ってたので、寂しさを感じててます。色んな波を乗り切ってきた最高の戦友だと思ってます。

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あー書きながらめちゃ泣けてきた。 本当に本当に楽しかった。今回の展示を見てくれた皆さんが、それぞれ展示を始めてくれたり、新しい繋がりがあるイベントを起こしてくれたら嬉しいな!このイベントで出会って、お付き合い始めたり結婚したりしたら教えてね!
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僕も、この展示でたくさんの人と繋がったよ。今まで壁があるなぁと感じてた人も、僕の展示をstoriesなどにあげてくれてて、すごく嬉しかった。もしかして、繋がろうとしなかったのは僕なのかもしれない?と思ったほど。本当に最高だよ。みんな、飲み会とかどんどん誘ってね笑
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最後に言いたいことはシンプル!
本当に楽しかった!
みんなまた遊ぼう!
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シブセイcurbon写真展総合プロデューサー
ケンタソーヤング

追伸:各企業様!写真展のプロデュースなどします!よかったら案件お待ちしてます(●´◡`●)

ありがとう御座います!!これからの励みになります!ハゲ散らかすほどに感謝してます!!!