エンジニアとして成長するための副業という選択肢について

この記事はリクルートライフスタイル Advent Calendar 2018 の 1日目の記事です。

リクルートライフスタイルという会社でエンジニア人事のようなことと
事業のエンジニアマネージャをしている kentaro です。
早いものでもう年末に差し掛かり、毎年時間がすぎるの早いなぁと思いながらAdvent Calendarの記事を書いているような気がします。

わたしが勤めている会社では特定条件下(労働条件や競合にならないか本人のためになるか)での兼業申請(以下副業)が認められております。
自身もひとつの企業で本業として働く傍ら、いくつかの副業をおこなってきており今日に至ります。

今回は、エンジニアとして成長するために副業というものをどのように捉えて、どう従事していくかということについて書いてみます。
※ 成長のためというテーマとなっておりますので効率よくお金稼ぐなどについては記載しないのと、どういうところで仕事を得てーというようなことも本noteでは記載しません。

目次
1. 副業における目標/目的設定
2. 副業とわたし
3. 副業にむいている人いない人
4. おわりに

副業における目標/目的設定
人生の原資は時間です。
副業をするということは時間をさらに消費する先を増やすということなのでしっかりと目標/目的設定をするべきであると考えています。

エンジニアという職業は基礎部分についてのインプット量や難易度が高く、また、技術やトレンドの移り変わりが激しいというものです。
基礎部分については一度定着するとずっと使えるのですが、新しい技術や概念については書籍や記事を読んだだけで定着させることは難しいので実際に手を動かすということが重要です。

実際の業務においては一度構築したサービス/システムは動き続けるものなので継続的なリファクタリングなどはおこなえても新しい技術や概念を都度導入するということは現実的ではなく、新しいシステムの構築機会というのもそこまで多いものではないと思います。

結果として会社自体に不満がなくてもエンジニアであれば自身の成長実感などについて敏感になってしまう...ということはたまに聞くような話です。

もちろん本業で成長や成果を出し続けられるということであればそこに集中したほうがよいですが、『スキル』や『経験』が不足していると感じてしまうときに副業という選択肢を検討してみるのもアリだと思います。

副業をするうえで重要なのは、得たい『スキル』と『経験』を明確にすること。そして明確にしたものを達成できる仕事に就くことです。
当たり前だと思われるかもしれませんが、本業と違ってさまざまな制約(時間、権限など)が多いのでやっていく中で動き方を調整していこうということは難しいことが多い印象です。

明確にするということについてはできるだけ具体的なことがよく、
『GolangでAPI構築ができる』『フルクラウドサービスの構築と運用がひとりでできるようになる』『◯◯というフレームワーク/概念で構築ができる』などのようなことをしっかりと定義してそれについて達成ができるような仕事に就くということを目標/目的と設定することがおすすめです。

副業とわたし
現在の会社に(中途)入社してから7年になるのですが副業については3つのフェーズで取り組んできました。
自分語りのようなことをつらつらと書いてしまいますがどのような背景があってそれを超えてきたということを意識して振り返ってみました。

第一期:仲間内でのサービス構築
・入社してから1年目から2年目くらいの時期です
・前職が小さなソフトハウスでデリバリー最優先での量産ということを生業としていたのですが転職して大企業として求められる品質重視の動きに変わって苦労していた時期です。振り返ると気持ちの発散も大きかったです

・この頃は知り合い/友人と一緒にWebサービスを立ち上げるというようなことをしていました
・ここでは『経験』を得るためにやっていました。起業の経験や自分たちのお金でそれなりのお金で広告出稿して...というようなことを通じてスモールスタートアップの難しさなどが経験できました
・エンジニアスキルという意味では自分が持っていたものを活用していかに早くそれなりに動くものを出せるかということに終始していたのでエンジニアとしてスキルが上がっているという感覚は特にありませんでした

第二期:新規サービス構築の手伝い
・入社してから2年目から4年目くらいの時期です
・本業では大規模システム構築から新規事業の立ち上げ部署への異動などをしていました。その中で社内での進め方やアーキテクチャの組み方などだけでは新規サービス構築が難しいなという課題感を持っていました

・当時はスタートアップがバンバン生まれている時期で(最近も盛り返してますね)ベンチャーのCTOに着任するという知り合いなどが多数いて、そういった方から新規サービス構築の協力依頼などをいただいていました
・さまざまなビジネスモデルの新規サービス構築のお手伝いをさせていただくことになり、『スキル』『経験』共にかなりついた時期でした
・まだ事例が少なかったクラウドでのサービス構築/運用などをいくつかおこなったり、外部ASPを積極的に活用したシステム構築ということは本業では事例もないことだったので非常に勉強になりました
 ・注:外部ASPを積極的に活用というのは現在だと当たり前になってきていると思いますがこれはAWS/GCPのおかげでサービスレベルを保ちやすくなったことが要因であると考えています。当時はあまりなかったです。

・結果として、本業のサービス開発でクラウド導入をしたり社内共通のアーキテクチャ以外へのチャレンジということも無事に達成できました

第三期:ベンチャーの経営者
・入社してから4年目以降から現在に至るまでです
・本業ではマネージャに任用され、大企業ではあるが組織側の意図を汲む人間として経営というものを理解しなければいけないなと感じていました

・その中で、いくつかの縁やめぐり合わせなどがありベンチャーの経営者/CTOとなりました
・急成長する組織で経営をするという経験はそうそうできるものでもありませんし、都度『スキル』『経験』ともにスケールアップしていった感覚がありました

・本業は大きな会社ですので、その中で経営観点を持ちながら動けるようになったり働いているメンバーにベンチャーとの違いを伝えたり大企業ならではのアセットを活用した仕事や成長機会の創造ということがやれるようになったという実感がありました

副業にむいている人いない人
これまでの文章で『副業やったほうがいいってことじゃん』と読めてしまったかもしれませんが一概にそうとも言えません
先に書いたようにわたし自身副業をやってきましたが、成果の最大化という観点においてはどこかのタイミングで本業だけにしたほうがいいと思いながらやってきました。

ここでは副業にむいている人といない人の条件をまとめてみます。

むいている人
・自分に足りないことを明確に理解している/明確にできる
・複数のことを考えたり、強制的に思考の切り替えができる
・私生活など一部の時間を切り崩しても対応できるというメンタルを持てる
むいていない人
・ひとつひとつのことが気になってしまう
・ひとつのことに集中したほうがパフォーマンスがでやすい
・要求とか線引きをするのが苦手


また、当然ですが本業のアウトプットを落としてしまう危険性のある思考性の方や抵触しそうな副業はやらないほうがいいです。
理想の状態は多くの時間を過ごす本業で成長や成果を残すことであるということを前提と置くと、アウトプットを落としてしまい周囲の信頼を損ねるとか結果としてチャレンジングな仕事からアサインを外されてしまうとかそういったことを招いてしまうのは本末転倒です。

おわりに
エンジニアとして成長するための選択肢としての副業ということについて自身の意見や経験について紹介させていただきました。

年末に向けてさらに寒くなっていきますのでご自愛ください。
Advent Calendarは25日まで続きますのでお暇なときなど覗いていただけると嬉しいです!!

#エンジニア #副業

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kentaro

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