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40歳直前で語学留学した話 - 学校選び編 -

こんにちは。
今年の6月から7月にかけて1ヶ月間、フィリピンのセブ島へ英語学習のための留学をしてきました。

ランスタッドはオランダにグローバルHQがある、いわゆる外資系企業であり、部署によっては英語話者の方々と一緒に仕事をする機会がちょくちょくあります。特に私の所属する部署では他国のランスタッド社員と一緒に進めるプロジェクトなどもあり、必然的に英語の資料を使用したり、英語でのミーティングに参加することが多いです。
しかし、恥ずかしながらこの歳になるまで義務教育以外で英語学習をしたことの無い私は日々翻訳ツールと通訳の方々の力を借りながらなんとか業務をこなしている状態でした。

もちろんオンライン英会話や英語学習アプリなどで自己学習にチャレンジし、初めのうちは真面目に取り組むものの、そのうち様々な理由(言い訳)をつけて学習しない日が増えていって長続きしない。

「このままじゃいかん」と思い、強制的に英語学習をする環境に身を置くために語学留学をしたいと考えるようになりました。
参加していたプロジェクトもひと段落ついたタイミングだったので、ダメ元で上司に相談したところ、快く承諾していただけただけでなく、「そういうチャレンジする姿勢は素晴らしいと思う。応援するよ。(意訳)」という素敵なお言葉までいただきました涙。

というわけで、今回からいくつかのパートに分けて留学を通じて経験したことや、感じたことなどを綴っていきたいと思います。
英語学習で悩んでいる方や、留学を検討されている方、単純にフィリピンにいってみたい方などの参考になればと思っています。

なぜフィリピンなのか?

ご存知の方も多いかと思いますが、実はフィリピンは英語学習のための留学先として一定の人気があるんです。特に近隣のアジア圏からの留学生が多く、私も以下のような理由で留学先にフィリピンを選びました。

  • 公用語が英語

  • 日本から近く、時差も少ない

  • マンツーマンレッスンが主体なのに費用が安い

  • 物価が安く、滞在費が低く抑えられる

あとは単純に南国に行きたかったからというのもあります笑。

マクタン・セブ国際空港のあるマクタン島から船で15分ほどで行けるオランゴ島の海上レストラン

フィリピンについて

フィリピンは東南アジアに位置する7,000以上の島々で構成される島国です。ちなみに最新の統計によると日本には14,000を超える島があるそうです。改めて日本も立派な(?)島国なんだなーって思いますね。

人口は約1億人で首都はルソン島にあるマニラ市。今回私が滞在したのはビサヤ諸島に位置するセブ市で、このセブ市を中心としたメトロ・セブと言われる大都市圏はメトロ・マニラに次ぐフィリピン第二の都市圏となっています。セブは世界的にも有名な観光都市ですが、ITパークやビジネスパークといった経済特区には日系を含む数多くの外資系企業のオフィスが存在し、BPOやコールセンタービジネスがとても活況です。

15世紀から始まったスペインの植民地時代を経て、19世紀頃にアメリカの統治が始まったことをきっかけに公共教育が英語で行われるようになりました。第二次世界大戦後の独立以降も公用語としてフィリピン語と英語が使用されています。そういった背景もあり、フィリピン人の約9割が英語を話すことが可能だと言われています。

ヨーロッパ風の教会と南国風の住宅と近代的なビルが混在するセブ市街

学校選び

行きたい国は決まったので次は学校選びです。
いくつかの留学エージェントさんの話を聞いたり、色々調べた結果、自分なりにまとめた学校選びのポイントは以下のような感じです。

立地

首都でもある大都会マニラ、涼しい高地に位置するバギオ、ビーチリゾートのセブ。この辺りが留学先エリアとして人気のようです。
自分は特にこだわりはなかったのですが、一番人気と言われているセブに絞って学校を探すことにしました。

教育スタイル

大きく分けて「スパルタ式」「セミスパルタ式」「リゾート式」の3つに分類されていることが多いです。
スパルタ式の学校は平日外出禁止、校内はEOP(English Only Policy)ルールがあり、母国語での会話禁止。ルール違反が見つかると罰金(10円程度)なんて学校も。
セミスパルタ式は平日外出は出来るけど、門限があります。EOPがあるかどうかは学校によるみたいです。
リゾート式は基本的には外出制限や門限はなし。EOPも実施していない学校が多い印象です。リゾートホテル内に校舎がある学校なんてもあるみたいです。

資本

フィリピンの語学学校は主に日本資本か韓国資本の学校に分かれています。
一概には言えない部分も多いですが、日本資本の学校には日本人留学生が多く、日本人向けの生活環境やサポートが受けられます。食事提供がある学校では日本人向けの味付けがされることが多いみたいです。韓国資本の学校は日本人留学生の割合が少なく、様々な国からの留学生がいる傾向にあるようです。

費用

費用面での比較は正直とても難しかったです。ほとんどの学校が授業料、寮費、諸費用を合計して費用が決まります。授業料は選択するコースによって異なり、授業のコマ数やマンツーマン授業が多ければ当然費用も高くなります。寮費は部屋のタイプによって大きく変動し、4人や6人の複数人部屋は安く、個室は高いです。諸費用は学校によって異なり、入学金や※SSP費用が別途必要な場合もあります。さらに、一部の学校では無料の食事提供やジム・プールの無料利用が提供されています。
このような感じで学校によって「授業料が安いけど、個室料金は高い」「授業料は高いけど3食付きでジムも利用可能」などなど、複雑に様々な要素が絡み合っているので、留学エージェントさんを通じて気になる学校をいくつかまとめて見積もってもらうのが良いかもしれません。
※Special Study Permit フィリピンでの特別就学許可で留学中は必要な許可になります。

私自身は留学エージェントさんから紹介された学校の中でマクタン島というリゾートエリアにあるセミスパルタ校が気になっていたのですが、希望の日程で一人部屋が空いておらず、次点で気になっていたセブ市中心部にある日本資本の学校に直接申し込みをしました。

日本資本だけあって、入学から卒業までの事務的な手続きは全て日本語対応可能でしたし、入学前にいただける資料なんかも全て日本語だったので、海外初心者の自分にとっては結果的に良かったです。
そして私が選んだ学校で実際にかかった費用はこちらです。

※1K個室、平日朝食無料、近隣ジム無料

※諸費用内訳:SSP費用、リネン/アメニティ交換・清掃代

これ以外に往復航空チケット代、延長ビザ費用(30日以上滞在する場合)、平日朝食以外の食費や日用品などの生活費が必要になります。
最終的にいくらくらいかかったのかはまた別の記事で触れたいと思います。

最後に

学校選びですが、3月後半から4月頭にかけて具体的に学校を探し始めて、4月中旬ごろには決定・申し込みをしました。入学まで2ヶ月くらいのタイミングでしたが先に触れた通り、すでに部屋が埋まっている学校もあり、希望通りの学校を見つけたい方はもっと余裕を持って動くことをお勧めします!

以上で学校選び編は終了です。次回は出国前の準備〜到着までについて書いていきたいと思います。
それではまた。

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