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キャラメルマキアートはあるのにキャラメル入りミルクは作らないカフェ

私が『移動力』で言いたかったのは、

移動ファースト

という考え方だ。
私たちは、

「答え」を与えられる教育

を受けているだけでなく、

「やり方」を与えられる教育

によって、何も考えない脳が出来上がってしまっている。
だから、多くの人が、

言われたことしかできない

って状態になる。
日本では、

ゲーム攻略本がベストセラーになり、
写真だらけの旅行ガイドを片手に観光地で答え合わせ、
将来の不安からかお金稼ぎのテンプレートやツールを求め、
生き方に迷ったら宗教か自己啓発セミナーにはまり、
ツイッターも型通り、

って感じで「答え」「やり方」中毒になっている。
情報発信すら型通りって完全にやばいよ。
私は、

移動はしても観光はしなくていい

って思っている。

観光すら型通りだし、バックパッカーすら型通り。
バックパッカーって言ってる人で魅力的な人はほとんど見ない。

「答え」「やり方」中毒になると、
とにかくマニュアルが欲しくなる。
マニュアルがないと不安になる。
マニュアルが手に入るまで動けない。

だから、私は

移動ファースト

を提唱している。
まずは、

「先に移動してしまえ!」

と。

そしたら、考えざるを得なくなるからだ。
常に考えざるを得ない環境にいれば、
自然と考える人間になるからだ。

そこで重要なのが、

移動力

だと思い、移動力を身につけるための方法を本に書いたつもりだ。
結局、私たちは、

マニュアル人間

にさせられているわけだ。
不確定要素が強い現代社会においてマニュアルなんて通用しないわけで、
でもその通りにしか動けない。

たとえば、

キャラメルマキアートはあるのに、
キャラメル入りミルクは作ってくれない

のが日本のカフェだ。
一番高い価格を払うと言ってもだ。

マニュアル以外のことをやるということが考えられないわけだ。
AIだとかロボットだとか言われている時代において、
ただのマニュアル人間なんて機械以下になるのはわかりきっている。

でも、学校教育は簡単に変わらないし、
教育を受けてしまった私たちが教育を嘆いても何も始まらない。

ということで、『移動力』を読んで、

移動体質

を作って、マニュアル人間から脱しよう。
まだ読んでない方はこちらから「まえがき」を読んでみて。


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