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【書評】2019年3月① 新装版 人生の座標軸―「起業家」の成功方程式

自分とは何か?永遠の問いになりそうな問題に対し、6つの軸で展開する本書。

個人、家族人、組織人、日本人、アジア人、地球人としてどうあるべきか。

参考になったのが、それぞれ自分が置かれているフェーズによって何に注力すべきか考えるというメタな視点は確かにその通りかと思えた。もしも子供が産まれ、家族人として時間を多く時間を使うべきタイミングではそうすべきだし、子育ての手が離れ時間が出来たとしたら組織人、日本人として思いっきり社会に貢献する時間を使うべきだし。周りが今どうこうではなく、自分が今置かれている立場から思いっきり思うように時間を使う事の大切さを改めて思い知らせてもらえた。

また、会社のビジョンやミッションを定義するように、家族や子育てのビジョンミッションを定義するのは非常に有効ではないかと思えた。ちなみに本書で堀家の子育ての方針は、「堀家の子供の教育の主眼は、どんな環境であっても生き抜いていける逞しい”生命力”を養う事を第一とする。その上で高い志をもとに、主体的に自らの人生を切り拓く自立心を養い、心技体(精神力、頭脳、体力)を鍛え続ける不屈の向上心を植え付けることを目的とする。」

そして非常に人脈が広く、忙しそうに思える堀さんも週に4日は家でご飯を食べているらしい。見習いたい。

もう一点、あまりに日本にいすぎるためか、アジア人であるという視点が抜けきっていた。もう少しその視点で世界を見てみたい。

以下メモ

一番大切にしているものは?→「心の平静」
今、一番欲しいものは?→「なし(吾れ唯だ足るを知る)」

信長も囲碁を楽しんでいた。囲碁を通して学べること。「捨てる事や選ぶ事」の重要性。

働きたい組織とは?
①よい仲間に恵まれ
②やりがいがある仕事ができ
③最大限能力を開発することに喜びを感じられ、
④社会に貢献していることを実感でき、
⑤やった分だけの成果が配分される。

「勝つ組織」=「個の爆発」×「崇高なビジョン、理念、基本戦略の確立と浸透」×「規律の精神」

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