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制作物語『続・リュウVSレッドブル』演出編

こんにちは、篠原健太です。コマ撮りアニメーションを作ったり、発信したりしています。

去年まで篠原健太は現場でコマ撮りして役割が終わりだったのですが、今回は広告っぽいこともやってみました。

企画段階中(公式LINE内限定)→アニメーターとして現場稼働中(主にTwitterとInstagram)→作品公開後(主にnote)

と許される範囲の情報を物語として発信していました。このnoteのメイキングもコマ撮りの事を書きつつもレッドブルさんのことも知ってもらうことに繋がるので、面白いなぁと思っています。

演出

コンテをレッドブル・ジャパンさんに見てもらい擦り合わせていきました。(とてもスピーディに、そして丁寧に対応していただきました。ありがとうございます!)


企画①初期コンテ

最終コンテ

・コスチュームに入るロゴマークが左脇の下であること、缶オープナーの正面側を見せたい事を考えて、リュウの向きを反転しました。

・缶オープナーのサイズが思っていた(勝手に僕が)より大きかったので、演出変更しました。
(おもむろに小さいリュウを取り出してフタを開けるという可愛い見せ方→カット割りで裏切る見せ方)

ポイント

・ゲーム再現
最初のアクションでゲームの動きを再現して楽しめる作品にする。
・オチ
闘うかと思いきや缶の蓋を開けるだけというオチと同時に缶オープナーを知ってもらう。(過去に僕が投稿した『リュウvsレッドブル』との差も見せる)
・技術的に複雑にせず、観てくれた人がコマ撮りに挑戦してみよう!と思ってもらえることを意識する。


企画②初期コンテ 

最終コンテ

・同じくリュウの向きを反転。

・飲んだ後のガッツポーズを追加。

・リュウが最後にゲップをする演技をカットして、かわりに犬の吠え声を入れました。

ポイント

・感情のギャップ
屈強なリュウが巨大なエナジードリンクをストローで飲む可愛いらしさを楽しんでもらう。
・画のギャップ
暗い部屋(夜中)を舞台にして、真空波動拳を放つ光を引き立たせる。
・照明やカメラワークを作り込み、自分たちが技術的に挑戦する。

大まかにはこの様な感じで企画を固めて演出を考えていきました。色々なプチハプニングもありましたが、アウトプットすれば物語になるので無駄ではありませんでした。

つづく!

記事を読んでいただきありがとうございます!サポートしていただけると面白い作品を作る費用になります!