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実演コマ撮りにチャレンジ!

世界の感動時間を増やそう!篠原健太です。

昨日、トンコハウス映画祭のワークショップ、ONI(仮)のトークショー・コマ撮り実演が開催されました!まさに鬼のごとくコマ撮りしてきました。
ご来場してくださった方々、本当にありがとうございます!スタッフの皆様もありがとうございました。

入り待ち中のトンコハウス堤さん、ドワーフ峰岸さん、篠原健太

ONIのメイキング、パイロットムービーが上映された後、登壇し自己紹介をして、すぐに僕はコマ撮りをスタートしました。

コマ撮り実演はTikTokの誰でもダンスを人形(おなり)に躍らせるというものでした。ダンスは全身が動きますのでとても時間がかかります。それを1時間ちょっとの間に15秒分のコマ撮りをしました。(前半止め、ループは使った)

僕は全くトークには参加出来ませんでしたが、今回の個人的な目的はコマ撮りとはどうやって撮っているのかを見てもらうことにあったので大成功です。背中で語るというやつですね。色々感じていただけてたら嬉しいです。


トンコカフェの落書きだらけの黒板


ワークショップ中に女性からあった質問です。(その場で答えられずごめんなさい!)

コマ撮りアニメーターの体調管理、健康を維持する工夫はありますか?みたいな感じだったと思います。

注意!あくまで僕個人の考えです!

僕が撮影期間中に気をつけていることは食べ過ぎないことです。体は消化吸収にエネルギーを結構使います。食べる量を少なくすれば、消化吸収にエネルギーを使わなくて済みます。その余ったエネルギーは排毒や自然治癒の方に使われて、元気でいられるようです。試すと確かに、体が楽になります。
あと、眠気防止にもなり、集中力を保てます。
ワークショップ当日も朝昼食べてませんでした。頭と体をフル回転させるエネルギーを残すためです。仙人みたいと言われます。
撮影のない時はバクバク食べてますが…。ポップコーン大好き。


Twitterで見つけた質問

・音楽が先にある時のアニメーションのやり方。・今日の実演では何コマ打ちだったのか。

フレームレートからお答えすると、24ベースの2コマ打ち、つまり12fpsでした。ONIパイロット本編が12fpsでしたのでそれに合わせてます。

音楽が先にあって、音楽に合わせた動きを付ける場合は事前にスポッティングをします。スポッティングとは音のタイミングをシートに書いて動きを設計し、音と映像を合わせる作業のことです。質問に答えるために本当のことをお伝えすると、今回は事前にこのスポッティング作業をしていました。(その場でお題発表した感じでしたが、ごめんなさい!コマ撮りを学びたい人のことを考えると伝えるべきだと判断しました。)

コマ撮りソフト、ドラゴンフレームにオーディオを取り込み、コマ単位で音を聞きながらタイミングと動きを決めていきます。これをシートに書いておき、見ながらアニメートすれば音と映像を合わせることができます。ドラゴンフレームがなければ、音を聞きながらストップウォッチで測っていけば良いかと思います。

失敗の許されない環境では、プロでも事前にしっかり設計をします。音合わせのコマ撮りアニメートならなおさら必要です。

昨日の本番で僕がものすごいスピードでコマ撮りできたのもこの下準備があったからです。なければおそらく一日作業になってたと思います。誤解されませんように。

頑張ってください!

つづく。


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