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音声との合わせ方【コマ撮り】

こんにちは、篠原健太です。コマ撮りアニメーションを制作したり、発信したりしています。

6月23日の夜にフィギュアコマ撮りのTwitterライブ放送をしました。メイキングタイムラプスを撮っていたのですが、ちょっと気が変わり、ライブ放送に切り替えました。突然であったにもかかわらず観てくださった方ありがとうございます!

その時のTwitterライブ放送

https://twitter.com/shinohara_kenta/status/1252062417770606592?s=20

15fps 175コマ 撮影約6時間

音声に合わせて動きを作る

音声に合わせて演技をつける時は事前にスポッティングをします。今回はドラゴンフレームを使ってスポッティングをしました。ドラゴンフレームでは音声を取り込み、コマ送りで音を聴きながらタイムシートを書くことができるのです。

ドラゴンフレームのタイムシート画面

コマ撮りソフトが登場する以前は、ストップウォッチでタイミングを測り、紙のタイムシートに書き込んでいました。今はドラゴンフレームを使えばできますし、チェックしながらコマ撮りを進められます。

この機能のおかげでレムラムの動きとセリフはぴったりと合わせることができました。

ここで質問に答えさせていただきます。

レムラムコマ撮りすごいです!アニメートの際に人の細かい動き(レムが一歩後ずさる際に、一瞬膝が沈み込むなど)は、全て篠原さんの経験や知識など頭の中で出来上がっているのですか?

ありがとうございございます!今回の作品については、動きの資料を用意したわけではないので、頭の中にあったと言えると思います。

もちろん、いつも全てが全て頭の中にあるわけではありません。
過去に自分が見た記憶をもとにアニメートしているので、記憶にないものは出てきません。例えば「ジェントルキツネザルの動きをいきなり再現しろ」と言われても、僕はジェントルキツネザルを見たことがないので再現できません。(なんか猿っぽい動きかなぁと想像することはできますが…)そういうときは資料を見ます。

人間の動きは、ずっと人間をやってきたし、人間と関わってきたので知識や経験は豊富にあります。
僕に限らず、皆さん無意識に記憶しているはずですし、意識して観察するようにすれば、自分のアニメーションに活かせるはずです!最初は資料を観ながらで構いません。そのうち身につくと観なくても大丈夫になります。


おまけ

レムラムのフィギュアの口は動かないので頭の上下の動きと全身のジェスチャーを付けて喋っているように見せました。


つづく。



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