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小さな花を咲かせよう!【フィギュアコマ撮り】

世界の感動時間を増やそう!こんにちは、篠原健太です。コマ撮りアニメーションを制作したり、発信したりしています。

まず自分が楽しみ、周りの人も楽しめる環境を求めて邁進中です。その道の途中にフィギュアコマ撮りの挑戦があるのです。

前回に引き続き
ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンラインの主人公 小比類巻 香蓮のアバターであるレンちゃん(ねんどろいど)をコマ撮りしました。

『レンの射撃訓練-スチール缶は強い』フレームレート30fps一部15fps 尺7秒 撮影約3時間

ワンカットに小さな花を!
僕は自分の中で面白いアニメを「花がある」と呼んでいます。世阿弥の「秘すれば花なり」という言葉から取ってます。今は「華がある」と書きますが世阿弥に敬意を払ってもともとの花を使ってます。(世阿弥のいう花はもっと広く深みのあるんですが…)

今回も小さな花を散りばめました。

・射撃による帽子と腰に付けているマガジンポーチの揺れ

射撃の振動の揺れを「撃つ」と「戻る」の2コマの連続で表現しています。

撃つ

戻る

この2コマの連続はほとんど同じ動きなのですが、少しずつマガジンポーチや頭の位置を変えたりしています。この少しのズレがポイントです。全く同じ繰り返しは一瞬であれば気にならないのですが、長く続くとループ感というか機械的になってしまうのです。ほんの一手間ですが気を利かせてます。

・スチール缶に現れる弾痕

弾が当たったと思うところに傷をつけていきました。少しずつキズを足していけばいいのですが、やり直しが効かないので慎重に。ちなみにスチール缶も着弾の衝撃を出すため少し揺らしています。

・周囲の物に着弾する表現

鉛筆、セロテープ、壁に貼られた付箋に跳弾した弾が当たっていくのですが、それぞれ想像力を働かせてアニメしました。どれくらいのスピードの弾がどういう角度で当たるのか。当たった物はどんな風になるのか。

・とっさの出来事へのリアクションは6コマ遅らせよう!

人はとっさの出来事が起きて、リアクションを起こすまでの反射に24fpsで6コマくらいは遅れます。それより遅いと、反応の鈍い人になるだけですが、速いと不自然になり、とっさの出来事に見えなくなってしまいます。

小さな工夫を積み重ねれば、どんどん花のあるコマ撮りアニメーションになると思います。ぜひ参考にしてみてください!

音声入り



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