ご褒美あげるの落とし穴 #53
アキレスさんがちょっとイテテです。
そんな時は出来る範囲で筋トレ(自重)です。
プリケツ目指してます。
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けっこう僕もやってしまうのですが、息子がイヤイヤしている時に、たとえば「お片づけできたらジュースあげるから片付けしな」というようなご褒美作戦。
時間がない時とかどうしても手に負えないときはついついご褒美作戦しちゃいます。
ちょいちょいブログで書いてますが、ご褒美というのは外発的な動機付け(やる気)なので、それがないとやる気が上がらなくなっちゃいます。
子供は賢いので、ご褒美欲しいがためにイヤイヤしてくるパターンもあります。ほんと策士です。もらった後ニヤリとしてますからね。
実はもう一つ、外発的な動機付け(やる気)には落とし穴があります。
それは報酬や罰をエスカレートさせないと効果がなくなってきてしまうということです。
例えば、「今日試合で〇〇出来たら焼肉連れてってあげる」となったとします。焼肉という名のご褒美ですね。
するとご褒美の効果もあってモチベーションは高くなります。「よっしゃー、焼肉!頑張るぞ」
試合でちゃんと結果も出せて焼肉に連れてってもらいました。
また次の試合、そのまた次の試合も同じように「〇〇出来たら焼肉」というご褒美を用意します。
すると最初は「よっしゃー!」となっていたのに次第に「えーまた焼肉かよー」というご褒美に慣れが出てきてしまいます。
焼肉だけではモチベーションが上がらなくなってしまったので、報酬をエスカレート、つまり増やさないとしなければなりません。
「よし、じゃあ次は焼肉とケーキだ!」とこんな具合です。
それも次第に慣れてきてしまうので、どんどん報酬をエスカレートしなければならなくなってしまうのです。
そしていつかは限界がやってくるので報酬をエスカレートさせられなくなってきます。
すると、ご褒美貰えないんだったらやらないもんねーとモチベーションが上がらなくなってしまいます。
これは報酬での例ですが、罰でも同じことが言えます。
最初は、「早く片付けしなさい!」といった感じで注意でやらせていたものが次第に慣れてきて注意するだけでは効かなくなってきます。
罰もエスカレートさせなければなりませんから、注意→大きな声で怒る→ビンタ→殴る→ケツ百叩き→角材でドーン
という感じでしょうか。
罰もエスカレートさせなければいけないというのは虐待や体罰になってしまう理由の一つです。
報酬や罰といった外発的な刺激によってやらせようとするのは最初は手っ取り早いかもしれませんが、ゆくゆくこういったことが起きてしまうのであまりオススメできません。
やはり、本人がやりたくなるような声かけや工夫、そして親が楽しそうにやっている姿を見せてあげることが一番かなと思うのです。
僕が楽しそうに(おおげさに)片付けをしてると息子もやりたがってマネしてきます。
僕のほうが一枚上手というわけです。
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株式会社メンタリスタマネージャー
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森下健(もりしたけん)
1986/10/31 埼玉県三郷市出身。
学生時代は水泳に没頭。専門種目はバタフライ。現在はトライアスロンにハマっている。青春真っ只中。
奥様と息子(2歳)の3人家族。横浜在住。
家族、仕事、趣味についてとりとめなくつらつら書きたいと思います。
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