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74.DIOR SUMMER24⑤ウールブレンドジャケット

こんばんは。
今回もDIOR SUMMER24のアイテムを見ながら良さをお話ししていきたいと思います。
前回④ではウールブレンドのパンツをご紹介させて頂きました。

そして今回はそのセットアップになるジャケットのご紹介です。
こちらです。
『ジャケット ウールブレンド』

簡単に言うと、カジュアルでありながら、クラシックでエレガントな印象のジャケットです。
ジャンル分けをするのは難しいですが、スマートカジュアルと言った所でしょうか?

クラシックな要素としては、割りと広めなVゾーン、ピークドラペル、少し大きめのラペル、そしてサイドベント。

カジュアルな要素は、パッチポケット。

トップステッチはカジュアルな要素ではあると思うが、がたがたせず、綺麗に仕立てられている。
その辺りもアトリエの力が生きています。

深みのあるブルーのカラーも、ディオールらしくクリーンでありながら上品な雰囲気です。

生地は、前回と重複しますが毳立たせ、ざらざらした『バージンウール86%、ナイロン13%、ポリウレタン1%。』のウールブレンド。
とても上質で高級感があり、ナイロンでシャリ感、ポリエステルで張り感を出させています。
しっかりした素材ですが、軽いです。

細かいですが、ジャケットと共地のくるみボタンもエレガントで可愛いです。

フィットもゆったりめでとてもクラシックなシルエットですが、古臭さはない。

この商品と、DIORの商品で近い物でドレスとカジュアルのバランスを見ていきたいと思います。
まず『ワークウェア ジャケット バージンウールブレンド』はパッチポケットが共通していますが、Vゾーンが狭かったり、ノッチドラペルだったりと割りとカジュアル寄りなジャケットです。形は体にフィットしたライン。
言うならば、スタイリッシュなワークジャケットと言う感じ。

次に『CDインターレースジャケット ウールブレンド』はワークウェアジャケットと比べて、パッチポケット、ノッチドラペルは共通してますが、ラペルが大きくなり、Vゾーンは広め、ゆったりめしたシルエットが特徴的。
少しカジュアルからドレス寄りになってきました。
言うならば、カジュアルなジャケットと言う感じ。

最後に『ダブルブレストジャケット バージンウールブレンド』。こちらはピークドラペルでダブルブレスト、ポケットはパッチではなくフラップポケットなしと言うドレス寄りの物となっています。
形は身体に添ったフィットしたラインです。
言うならば、スタイリッシュなジャケットと言う感じ。

シルエットに関して定義が色々あるので難しいが、ディテールで言うと、上から下へ紹介した順にドレス寄りと言う事になります。
今回購入した『ジャケット ウールブレンド』は、CDインターレースジャケットとダブルブレストジャケットの中間位になるかなと思います。
生地は杢にはなっていないが、ワークウェアジャケットやダブルブレストジャケットに少し似ており、またボタンは全てクルミボタンになっています。
これらのジャケットの良い所を合わせたような、カジュアルでクラシックなジャケットです。

細部1つ1つを丁寧に作っている事を目で理解し、着た時も美しい。
アトリエによるサヴォワールフェールを体感出来るジャケット。
こう言った無地のアイテムって写真だと中々伝わりづらいと思います。
安い物は安い物の良さがありますが、高い物は高い物の良さがある。
買う買わない別にして、高い物に触れる事で自分自身の知見を深められます。
それが、豊かな人間性を産むと僕は思っています。
このジャケットに限らず、是非一度見てみて下さい。

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