ヒマラヤ絶景温泉@ネパール セカイ八十八湯温泉めぐり 7カ国目

おはようございます!世界の温泉をめぐる旅7カ国目はネパールの湯めぐり

■ネパールへの辿り着き方

前回のミャンマーからタイのバンコクへ戻ったあと、バングラデシュのダッカへ。バングラデシュでは残念ながら温泉は見つけられず、そこからインド・カルカッタ経由で、ネパールの首都カトマンズへ飛びました。

■ネパール国内の移動

ネパールの都市間移動は、鉄道はないので、バスになるかと思います。僕はカトマンズから西に200キロ弱のポカラへと移動しました。道が舗装されておらず、ガンガンと縦揺れ。そのうで、温泉に向かう道のりは、徒歩になります。

僕が温泉にむあって歩いた道がこちら

徒歩というか、登山です。山好きにはこの道程だけでたまらないはず。
だんだんと高度をあげていくと雪が、僕が登ったのは2012年の正月前後だったと思います。

2日かけて観光気分でいけるプーンヒルの頂上へ

頂上から眺める景色、遠くにそびえ立つのが8091mの主峰アンナプルナ

最高の景色を楽しんだあとは、いよいよ温泉にむけて急な下り道を、駆け下ります!道の途中には、こんな素敵な絶景が絶えません。

こんな山の中で、生活している人たちがいることに驚きつつも、それぞれの家屋や、そこから見える景観の贅沢さが羨ましくもなる

■ネパールの温泉と入浴施設

さて、2日をかけてたどり着いた温泉がこちらラトパニ温泉

特段、なんの設備もない温泉。岩場のカゲで水着に着替えてドボン。ヒマラヤの雪解け水の濁流の音と景観を眺めながらゆったり。途中、地元のおっちゃんらしき人が、浴槽に。言葉通じないながらも「いいお湯ですね」的なことを言ったら、笑いながら「こいつ何言ってるかわかんね~」という顔されました。

ラトパニを出て、この日の宿があるタトパニへ。途上、ヤギをつれて大移動中のご家族と遭遇したり。まぁ、飽きのこない道のりです。

タトパニ(「熱い水」という意味)という小さな集落で一泊。早朝、この地の温泉を目指します。

タトパニの集落から川上に歩くことと15分程度、「橋」と呼ぶにはあまりにも心もとない、板切れが川にかかっているのを発見。

これを勇気をだして、慎重にわたった先にあるのがこちら

野ざらしの露天掘り温泉、朝7時くらいなんですが、すでに大勢の地元のおっちゃんたちで賑わってました。着替える場所もないし、設備らしいものはなんにもないんだけど、お湯の質は抜群。

そして、なんと言ってもこの温泉の次第のポイントは、浴槽からのこの景色

あれが一体、どの峰なのか?は定かではありません。が、ヒマラヤの峰のひとつを贅沢に眼前に眺めながら、湯に浸かるのは、もはや「極楽」という言葉以外では形容しえない貴重な体験でした。

ちなみに、タトパニの集落付近には少なくとも2つの温泉があるようです。なぜか、観光ガイドやネットではそのうち集落の中にある小綺麗な施設の情報しかありませんので注意が必要です。集落から川上へ15分程度登ったとことでないと、この絶景は見られません。

タトパニから、ベニという中規模のマチへ半日かけて移動。さらに一泊して、その翌日今後はシンハ温泉へ。ローカルバスで1時間くらい。たどり着いたのがこちら。

もうちょっと、寄ってみるとこんな感じ。おもしろそ!!

と、早速温泉に向かうと、おばちゃんが「ダメダメ!」と腕をふりながら、制止「なんで?」と聞くと、どうやらこの温泉は男女が時間帯ごとに交代しながら使うらしい。いまは女性の時間とのこと。なるほどね。じゃ、待つよ。

待ってる間、地元のおっちゃんたちの会話にじっと耳を傾ける。(何を言ってるかは、全くわからない。)

しばらくすると、おばちゃんたちがみんな「ふ~いいお湯だったわ~」みたいな顔して、浴場から引き上げてきた。「よし!いまだ!」つ~ことで、浴場にむかうと、今度は若いお兄ちゃんが「ダメダメ!」と制止してきた。「え?なんで?」と聞くと「今日はもう終了なんだよ(英語)」とのこと。「オレ日本からきて、今日しか入るチャンスないのよ」
「あ、そうなの、、、、けど、お湯抜いて掃除しはじめるけどいいの?」
「もちろん!」
「それじゃ、いいよ。」
ということで、黒縁眼鏡のお兄さんの厚意で特別に入れてもらえることに。

おそらく、僕と同じく入りそびれた?のか、地元のおじいちゃんと一緒に抜群のお湯を楽しませてもらいました。

■湯めぐり、この一皿!

ネパールの湯めぐりでは、やはりモモ。蒸し餃子のようなもの。店によっては結構クセがつよいこともありますが、全般的に優しい味で、ほっとします。ちなみに蒸気はポカラの町の食堂のモモ。計画停電の時間帯のため、ろうそくの灯火のなか、いただきました。

あと、個人的にオススメしたいのが、こちら。

カトマンズの町中にある、その名も「サード・アイ・ベーカリー」という、なんか悟り開けそうなテイクアウト専門のスイーツ店。ここのチョコレートケーキも美味しい。毎日食べてた。

■ネパール湯めぐりの宿

バックパッカーの多い国なので、安宿を探すのに困ることは無いですね。

お世辞にも充実してるとはいえない宿でも、清潔感はあるので、嫌な気持ちはしません。ただし、唯一の難点は寒いこと。とにかく寒い。1月のポカラでは、日が落ちてからは、ずっと毛布を3枚重ねてかぶってるくらいに、寒い。しかも、ネパールでは電力供給が十分にできておらず、計画停電が毎日あります。そして電気がきている時間帯にしか、温かいシャワーも浴びれない。しかも、日によって停電の時間が違う。なんで、このあたりは、慣れるまでは一日寒さに打ち震えたりも。

ポカラで、なんだかんだ2週間くらいお世話になった宿のご家族との一枚

■ネパールならではの湯巡りの楽しみ方

ここまでで、すでに魅力は伝わってると思うけど、やっぱりネパールの湯めぐりは絶景を楽しむのがオススメ。とくにトレッキングをしながら、その道程の景観も楽しみつつ、さらに浴槽からの絶景も存分に味わってほしい。

トレッキング途中の風景はどれも美しい。

とくに、山奥にいくと、人の営みと自然の調和している様が見えて、好きな人にはグッとくること間違いなしです!


■おなじような体験ができる(はずの)べっぷの温泉

はて、いくら別府でもこんな絶景を楽しめる温泉なんて、、、ありますね。それは別府三大秘湯のひとつ、鍋山の湯です。プッチトレッキングの先に、出てくる、野ざらしの湯。ここからお湯につかりながら、別府の名峰、鶴見岳を眺めることができます。ヒマラヤに負けずとも劣らない名湯です。


■ネパール タトパニ絶景温泉の基礎データ

・湯ノ質、極上
・景観、極上
・設備、なにもなし。宿で水着着てから行こう。
・人情、良
・料金、無料
・営業時間、24時間だけど、明るくなってから行こうね。

■別府、鍋山の湯の基礎データ
・別府駅からの行き方、別府駅西口からAPU行亀の井バスで20分、明礬バス停下車その後、歩くと40分位、ちなみに以前に一度悲しい事件がおきてしまい、現在、公式にはこの場所は立入禁止になっています。くれぐれも用心を。
・水質 極上
・景観 極上
・設備 とくになし、脱衣所と洗面器のみ、シャワーもありません。
・人情 普通
・料金 無料
・営業時間 もし行くなら、明るいうちに行きましょう。

https://sites.google.com/s/1QdsUq00kYGv-SvLGKa71gLWQWGIobpxu/p/1zF658KI0ZKPfQB-YNE7dwUcaVFxLgWPe/edit


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