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仁科勝介『どこで暮らしても』

仁科勝介(かつお)さんの写真集『どこで暮らしても』

何気ない風景、よく見かける感覚。
店先のワゴンに並んだシューズたち、街路樹の側にあるリュックとペットボトル、肩を組み合って下校中の中学生、光差し込む無人のコインランドリー。
どこかで見た情景は、なぜこんなに美しいのだろう愛おしいのだろう。

当たり前に過ごす日々、あまりに豊かすぎてこぼれ落ちてしまう何か。
わざわざ宇宙なんか行かなくても、こんなに素晴らしい世界に住んでいると実感する。

これまでに無かった写真体験で、ちょっとビックリしてしまいました。

東京23区を歩いて撮った写真集『どこで暮らしても』
B5判、3,300円です。
Yoyon堂へ数冊入荷しております。

数冊ほど入荷し、Yoyon堂での取り扱いを始めました。
たまにしか開いてないお店ですが、よかったら手に取って頁をめくってください♪

●仁科勝介さんインスタグラム
https://www.instagram.com/katsuo247/

●仁科勝介さんツイッター
https://twitter.com/katsuo247

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かつおさんは数年前まで、大学生として広島で暮らしていた。
すごく写真の上手い人がいるという噂を聞いていて、社会人と学生が交流するオルオルカフェで何度かお会いしたことがあった。

かつおさんは写真を撮るだけでなく、色んな人や場所と出会いたい若者だった。
さいしょは東広島市の各地区から始め、次に日本全国の1741ヶ所の全市町村をスーパーカブで巡って『ふるさとの手帖』にまとめた。

●仁科勝介さんホームページ「ふるさとの手帖」 https://katsuo247.jp


「聞いておかないともったいない」という気持ちから、卒業の頃にほたる荘(東広島市志和町)にてお話会を企画させていただいた。

2020年にほたる荘で開催した「旅を読む夜」
またいつか、かつおさんのお話を聞きたいです♪

寡黙なイメージだったが、話の引き出し多くて考えの深さ、人間性に年齢関係ないと感じた。

かつおさんは写真館へ就職した後、写真家としての独立を決意して上京。
東京23区にある鉄道の駅490カ所を巡り、1200キロを歩いて撮った写真集『どこで暮らしても』を自ら出版。今年1月には写真展『This is Tokyo.』を開催した。

昨年11月収録のポッドキャスト「RADIO YAMABON」でのお話も非常に興味深かった。
https://podcasts.apple.com/jp/podcast/radio-yamabon/id1525658671?i=1000587664156

これから新たな旅へ出るそう。楽しみでなりません。

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