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ブロックチェーンを1か月くらい勉強してみた所感と疑問

最近、ブロックチェーンについて勉強しています。

まだ2~3週間ほどしか経ってないんですが、現時点での所感や疑問について、備忘録も兼ねて書いていこうと思います。

学んでから発信するのではなく、発信しながら学んでいくスタイル。

ただ、絶対にいろいろと間違ってるので、もし詳しい人が読んでくれてたら、なんか指摘とかコメントくれるとうれしいです。


プライバシーがあるのかないのか

ブロックチェーンを推進してる人たちって、大企業や国家などの「富と権力の象徴」を嫌悪してる人が、けっこう多いんですよね。

それで、「大企業やユーザーのデータを吸い上げて、自分たちの金儲けのために利用している!」や「国家は国民の情報をできるだけ集めて、完全な管理下に置こうとしている!」っていう主張をします。

そして、それがブロックチェーンであれば、分散型台帳技術を使っている、暗号技術を使っているから、個人のデータは自分で管理することができるし、それを大企業や国家に知らない間に吸い取られることもないと言います。

なるほどなーと思っていろいろと調べていくんですが、そうすると、ブロックチェーン推進派の人から、今度はこんな声が聞こえてきます。

「ブロックチェーン上には、過去のやり取りのすべてが記録されている。そして、それは(秘密鍵を手に入れれば)誰でも確認することができる。だから、国家がなにかやましいことをしていても、国民はそれを監視することができるのだ!」や「企業が会計業務で粉飾決算などをしていても、取引をすべてブロックチェーン上にきろくしておけば、そんな不正はできなくなる!」などです。

んんんん??????

ここらへんは、一体どっちなんだ?????と頭が混乱してしまいました。

最初は「ユーザーや国民のプライバシーが守られるぞ!」と喧伝しておきながら、同じ人が今度は「国家や企業のやってることが丸裸だぞ!」と叫んでいます。

これって、立場が逆転してるだけで、起きてる事象自体は同じなんじゃないかと思ってしまいました。

それだと、ブロックチェーンの技術的な解説になってないんじゃ...........


マネタイズの引き出しをもっと増やしたい

いまのWEBサービス(特にプラットフォーム系)って、その多くが「手数料」ってマネタイズしてますよね。

なんらかの取り引きが発生したときに、そこでやり取りされのお金の幾分かを、「手数料」として抜いています。

でもこれって、いまのインターネットがある種中央集的な体制だから成り立ってる側面もあると思ってます。

これがブロックチェーンを使って分散型で運用するようになると、本当の意味でのP2Pが実現するということです。

そうなると、仲介しているプラットフォームの存在意義がなくなってしまい、今後でてくるWEBサービスはどういうマネタイズをしてけばいのだろうと考えています。

代案の一個として、ICOはたしかに有力な手段のひとつだと思いますが、引き出しは大いに越したことはありません。

あと、『ブロックチェーン・レボリューション』では、ブロックチェーン上でも手数料を取れるみたいな話が書いてあったと思うんですが、ぼくの勉強不足でその具体的なイメージがまだあまり沸かず...........

ブロックチェーンを活用したサービスのマネタイズの引き出しについては、正解不正解ってよりはどれだけあっても困らないグラデーションの話なので、引き続き考えていきます。


思想ドリブン感がまだやや強い

これは最初のプライバシー云々のところと、重なってくる話でもあります。

ブロックチェーン関連の記事や本なんかを読んでると、昔からその界隈にいる開発者とかって、技術がどうこうってこと以上に、「中央集権はクソだ―!分散型バンザーイ!」っていう思想的なところ強調する人が多い印象があります。

でも、その思想的なところって、初期のコアメンバーにとっては大事な話だとしても、今後世の中へのさらなる普及を考えたときに、大半の人にとっては関心のない話なんですよね。

世の中の大半の人にとっては、思想がどうこうってことよりも「いかに安いか」「いかに速いか」「いかに使いやすいか」といった利便性やコストが大事です。

しかもそのブロックチェーンの思想である「分散」ですが、世の中の人はどれだけ「分散型」を求めているのか、という議論ももっとあっていんじゃいかと思います。

だって、みんながもっと分散型を求めていたのなら、マストドンはもっと流行っていたんじゃないでしょうか。

中央集権のほうが、ネットワーク性もあってたくさんの人に出会えるし、データがたまって自分にあったアルゴリズムにしれくれるしで、ユーザーにとってはそういった日常の利便性のほうが大事だったんじゃないでしょうか。


ブロックチェーンが技術的な側面で日の目を見るように!

いまは、まだ思想ドリブンな感じが否めないブロックチェーン。

これからのブロックチェーンについては、月並みな感じになって申し訳ないのですが、「その課題を解決するのに本当にブロックチェーンを活用するメリットがあるのか?」という自問自答をし続ける必要があると思います。

本来はそうやって技術は活用されるべきなんですが、いまはまだ「ブロックチェーンを使ってなにかの課題を解決したい!」という順番になっています。

ブロックチェーンを使うことによって、利便性やコストといった実用的なメリットが感じられるユースケースをどんどん増やしていくことが、今後のブロックチェーンの普及に大事なんじゃないかと思いました!



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