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書くことの疲れを、書くことで癒やす

昨日は、学生さんの採用イベントでプレゼンしてきました。

それで、一昨日の夜に『プレゼンの心構え』みたいな話を会社の先輩にしてもらってたんですが、その先輩、いろんなパターンのスライドを持ってるんですね。

『このスライド共有してやるよ』って、電話してる最中もどんどん新しいパワーポイントが送られてきます。

ぼくは思わず『なんで毎回新しい資料を作るんですか?相手は毎回変わるから、同じ資料をブラッシュアップさせていくほうが効率的じゃないですか?』と聞きました。

そしたら返ってきた答えは『単純にスライド作るのが楽しいんだよなぁ』でした。

その先輩はかなりオシャレの感度が高くて、ただただ『自分にとっての美しいパワーポイント』を追求するのが楽しいのだそうです。

そう言われたとき、『ああ、ぼくにとってのライティングみたいなものか』と納得しました。

ぼくのいまの文章を書くメインの機会としては、ここの毎日更新してるnoteと、1日2~3ツイートくらいしてるTwitterがあります。

あと1ヶ月くらい前からはゴーストライティングを始めたので、他の人のブログも書いてます。

そして最近、量は200~300文字くらいですが、毎日会社の人たちだけが見る日報も書き始めました。

それでこの日報なんですが、別に誰かに頼まれたわけでもなく、勝手に書いてます。

一応会社の制度として日報はあるんですが、ぼくは普段東京のオフィスに出社せず兵庫の実家でリモートでやってて、日報を書かなくても特に何かを言われるわけではありません。

こんなふうに書くとすごい美談っぽいんですが、内容は本当にくだらないことを書いてます。

他の人たちは『今日の気づき』という題目で、その日の業務を通して感じたことや学んだことを書いてるんですが、ぼくは会社の人にしか分からないただの内輪ネタを、永遠と書き続けてます。

ぼくの日報を読んでくれてる会社の人のなかには、『なんで強制でもない日報を勝手に書きはじめて、しかもこんなくだらないことを書いてるんだろう』と思ってる人もいるかもしれません。

でもそうやって聞かれたら、『単純に楽しいから』って応えるんだろうんなぁって思います。

noteやTwitterは、やっぱり『なんかいいこと書かなきゃ!』『役に立つ内容じゃないと!』って感じで、ちょっとだけ肩肘を張ってます。

それにゴーストライティングについては、これはもう完全に仕事なので、とってもエネルギーを投入します。

そうなったとき、日報には別にいいねやPVといった概念が存在しないし、『同じ会社に所属している』というフィルタリングがかかっているので、そのコミュニティの文脈に即した内輪ネタを、気軽に書くことができます。

これがけっこう、ぼくにとって息抜きになってる側面があるんですね。

カッコいい言い方をすると、書くことの疲れを書くことで癒やしてます。

そして最初に出てきた先輩にとっては、それが『美しいスライドづくり』なんだなぁと。

これのちょっとお得なところって、『自分が苦労じゃないと思ってることが、他の人にとってはすごい価値に感じることがある』ことです。

『好きを仕事にしよう!』っていう言葉の意味のひとつは、ここにあるんだろうなぁと思います。


▼一番大きな意味は、『好きという状態そのもの』ですが!!


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