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〜インターネット広告業界の深い闇〜ブロックチェーンが答え?!

こんにちは!渡辺です!

自分自身、都内でメディアアプリを運営していることもあり、自分が知っている業界のことや疑問に思っていることについて皆さんと意見を交換したり、最近のアドテクのトレンドなどを共有できればと思います!よろしくお願いします!

本日は、この業界のなかでいつも気になっている点があったので、その件についてお話しできればと思います。

2017年の昨年の夏、世界のインターネット広告業界では、かなりショッキングなニュースがありました。世界の2第広告主であるプロクター・アンド・ギャンブル(P&G)とユニリーバが、インターネット広告業界の透明性の向上と改善を求め、不透明な状況が改善するまでデジタル広告費の削減を辞さないとのことでした。

それで何?と言えばそれまでですが。。

実は、P&Gが前年比41%、ユニリーバが59%と、金額としてはP&Gが154億円と、日本のインターネット広告市場の規模からみても、とんでもない金額のインターネット広告費を削減しているわけです!もっと驚きべきなのは、Business Insider によると、それでもP&Gの売上高は2%増加し、「オンライン広告費の削減が賢明なことだったと証明することができた」と明言したことです。

また、日本国内でもインターネット広告業界の不透明性について議論され、その改善策にも注目が集まっています。

ここで、こんな疑問が生じるかと!

インターネット広告の不透明な状況って、なんのこと?

このインターネット広告業界も長年、不透明な状況で色々と問題を抱えているのですが、一番深刻で厄介な問題は、この二つではないかとも思います。

1. 広告代理店の広告掲載に関する虚偽報告などの不正な取引

2. 不透明なメディアの広告効果

まず、1. 広告代理店の広告掲載に関する虚偽報告などの不正な取引に関してですが、2016年の大手広告代理店の電通が起こした虚偽報告の謝罪会見で、インターネット広告業界の不透明な取引の問題が表に出て話題になりました。以前から蔓延している業界の問題として指摘されていましたが、その虚偽報告の対処になった企業がトヨタ自動車など大手企業も含まれていて、総額約2億3000万円、111社が損害にあった大規模の広告詐欺でしたね。

また、2.不透明なメディア(広告媒体)の広告効果に関しては、調査会社のニールセンのインターネット広告に関する発表によると、日本のオンラインキャンペーンにおいて、そもそもユーザーが1秒間以上視聴可能な位置に広告が表示されているものは平均で48%しかなかったという調査報告があり、この数字からすると広告費の約半分が無駄になる可能性があるということです。

広告費の無駄遣いを防いで最大の効果を得るためには、正確に広告効果の測定を行う必要があります。下記のような内容に関するリスクを熟知して、回避するための処理を行うべきだと思います。

(1)アドフラウド:ボットやソフトウェアプログラムによるインプレッション数を稼ぐ方法。広告不正や広告詐欺と呼ばれている。

(2)ビューアビリティ:広告が見える効果的な場所に表示されているか。

(3)人ベースでの計測で重複している人はいないか。

(4)オンターゲット:広告ターゲット以外に届く広告の無駄遣い。

インタネット業界の不透明性の改善策としては、広告主や広告代理店、広告媒体がそれぞれの「広告効果の確認義務」、「正確な広告効果の報告義務」、「明確な効果測定の義務」を果たすが大事だと思います。

また、そのようなインターネット広告の透明な取引と迅速な取引、効果の最大化のため、ブロックチェーン技術を取り入れた広告ネットワークの活用も最近、注目されています。

次回は、今話題のブロックチェーン技術を取り入れた広告ネットワークのプラットフォームについてまとめてみたいと思います!

最近注目している広告ネットワークACANETWORKについてもことも書いていますので、ご覧ください!

ネット広告産業に革新を!?ICO案件「ACA Network」

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