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ハイアットハウス金沢宿泊記。トレインビューで在来線特急最後(?)のGWを

念願のホテルを訪問。
金沢駅西側に2020年オープンしたハイアットセントリック金沢とハイアットハウス金沢。近年のトレンドらしくかなり人を選ぶホテルです。

  • 金沢のリピーター向け

  • 1泊より連泊がおすすめ

  • 外出よりインドア派に最適(金沢は雨雪が多い)

  • 東側半数がトレインビューで鉄道ファンの聖地

  • 朝食はご飯と味噌汁じゃなくてもいい人

北陸新幹線沿線は外資系ホテル進出が進みホットなエリアですね。


1.金沢駅西側も華やかに

金沢のホテルは長らく駅東側やそこからさらに進んだ片町香林坊地区に集中していましたが、2015年3月の北陸新幹線開業で西側にも徐々にホテルや商業施設が増えてきました。

左がセントリック、右がハウス

駅西側目の前の商業施設クロスゲート金沢。
左が和のテイスト溢れるラグジュアリー志向のハイアットセントリック、右がサービスアパートメント的なハイアットハウスです。


クロスゲート入口の案内
セントリックの入口は豪華絢爛
ハウスの入口は隠れ家的

クロスゲート金沢の1〜2階が飲食店街、3〜7階がハイアットハウス、その上がレジデンス。
お隣のセントリックとは3階の中庭で通り抜けもできるようです。


フロントとHマーケット
アメニティはセルフ

3階のフロントでチェックインします。
歯ブラシ等のアメニティはセルフ、飲み物やスナックも販売している等ネットカフェっぽいスタイル。ただシャンパンのドン・ペリニヨンやスキンケア用品も用意するなどラインナップは幅広いです。


一方でハイアットのメンバーシップ、ワールドオブハイアットの上級会員向けサービスがハイアットハウスでは全ゲストに開放されているのは初心者に優しい仕様です。

  • Wi-Fi→無料

  • ボトルウォーター→無料しかもサーバーあり

  • 朝食→外部サイト含めてコミコミ販売多い



2.部屋は何でもあり文字通り暮らせるハイアット

部屋はメインのキッチンスタジオを選択しました。文字通りキッチン付きのサービスアパートメントです。
1人なら気軽、家族連れでも余裕のスペース。

とにかく広々
システムキッチン付き
IHヒーター、食洗機、オーブンまである

部屋はとにかく広々。キッチンは食器から鍋、セラミック包丁まであって自炊できます。もう暮らせます。


バスルームとトイレは別

バスルームとトイレが独立しているので複数人で泊まるときも便利。段差のない現代的な設計です。が、浴槽の蛇口が冷水と温水の2つで温度調節が難しい…
ここは星野リゾートBEB5に似てる。



ボトルウォーター。

ボトルウォーターも缶で用意されており、エレベーター裏の給水機&製氷機でおかわりできます。


映える宿泊約款

ソファも用意され食事や事務作業もできます。館内案内や宿泊約款が絵本みたいに上手く纏められています。



3.窓の外は飽きないトレインビュー

金沢駅西側とあって約半数の部屋から北陸新幹線、JR七尾線、IRいしかわ鉄道、あいの風とやま鉄道の列車が見えます。


東京へ向かう北陸新幹線
金沢発車10分前を目安に回送

特に大阪発着の特急サンダーバード、名古屋発着の特急しらさぎも車両基地への回送列車として見ることができます。
金沢発列車の発車約10分前を目安に車庫から出てきます。上写真のように1番のりばへの回送列車は撮影向きです。

2024年には北陸新幹線が福井敦賀まで開業するので、この部屋から北陸本線特急列車が見られるのもあと1年ほど。

但しトレインビューには列車の音がうるさいというデメリットもあります。特に深夜も貨物列車が走るので、音に敏感な人は向いていません。反対側のシティビューの部屋をチェックイン時に指定したほうが良さそうです。



4.共用エリアも充実しかも映える

長期滞在向けの宿泊特化型ホテルとはいえ、共用エリアもなかなか充実しています。

ジムと給水機
洗濯機と乾燥機

フィットネスジムとランドリー(洗濯500円洗剤不要)はルームキー認証で入れます。お隣セントリックの宿泊者も使えるようです。


Hバー
コワーキングスペース

フロント裏手にはカフェバー併設の小洒落たコワーキングスペースがあります。中央のテーブルにはUSB電源もあり今やビジホでも珍しい朝刊もあります。
飲み物を注文すると利用できます。コーヒー&ティーが数百円、アルコールメニューも1000円程度と比較的リーズナブルです。


テラス席もある
日中は2階レストランエリアからも来れる

ラグジュアリーホテルらしく中庭もあり、時間帯によっては下のレストランや隣のハイアットセントリックからもアクセスできるようです。晴れた日にはおすすめ。


5.朝食は選択肢が狭くご飯派には受難も

朝食はHレストランに

コロナ禍に開業したハイアットハウスでは一部期間で朝食会場をお隣セントリックのレストランについてFIVE GRILL & LOUNGEへ振替えていたようですが、この扱いが3月で終了したようです。

ハイアットハウスは朝食付きプランでの発売が多く、一方でハイアットセントリックの朝食料金が3850円とそこそこ高いことからセントリック振替えはお買い得感ありましたが…

Hレストランだと

  • セントリックと同じメニューもあるが…

  • セントリックよりも選択肢がかなり狭い

  • ご飯や味噌汁が無い日もある


和食が恋しい
2日目はご飯と味噌汁登場

うーんハイクラスホテルしかも連泊向けとなると選択肢が狭くてちょっと辛いかな。2泊して2日目にご飯はあったけど、朝はご飯派には厳しいかも知れないです。

金沢で朝食に美味しいご飯なら駅東側のホテル日航、ANAクラウンプラザ筆頭に日系チェーンに期待。


クオリティは悪くないです

とはいえ選択肢が広くないだけで料理の質はなかなか良さそうです。炭水化物より野菜多めです。


セントリックの朝食会場を眺める

そして客室数92室というキャパもあり全体的に余裕があり、混雑とは無縁です。ガラス越しのセントリックは繁盛してました。

朝食ブッフェはあくまでベーシックで、必要に応じてあちこちグルメを巡るか、買い物して部屋で食べるというのが賢い過ごし方かも知れません。


6.晴れてたら朝食より朝活

金沢は夏は雨、冬は雪が多いので晴れの日は貴重かも知れません。そして新幹線が通ったとはいえ東京から2時間半、名古屋/大阪からも3時間弱の距離です。

金沢駅東側鼓門
にし茶屋街

日中多くの人で賑わう名所を一足早く見られるのも宿泊者の特典です。ゴールデンウィークでも朝8時なら人も疎らな澄んだ雰囲気を味わえます。


シェアサイクルが便利

移動の足はドコモバイクシェアが便利。金沢駅から10分も走れば主要名所に届きます。


金沢はさほど広くない町に色々見どころがあるのでこういうホテルでインドア中心時々観光というユルい滞在も良いのでは?と思いました。


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