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伝えるポスターを作る②

前回の記事で『最大12人で集まって優勝を決めるゲームの大会のイベント』の伝えたい情報がまとまりました。
続いては「2.伝えたい情報の優先順位を決める」です。

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■ なぜ優先順位を決めるのか ■

見やすく伝わりやすいポスターを作るために情報の優先順位を決めます。

見る人に内容を伝えるものの例として新聞や雑誌などがあります。
新聞や雑誌の大きい見出しってパッと見てすぐ目に入るし、見出しだけで何についての内容なのかだいたいわかりますよね。
大きい見出しを見て気になったものは中くらいの見出しを読む、さらに詳しく知りたいときはそれより小さい本文の文章を読む、という流れができていると思います。

ポスターも優先順位の高いものから大きい文字で配置をしていくと、まずパッと見て興味を持ってもらい、そこから詳しく内容を見てもらう、という流れがスムーズに作れると思います。
伝わりやすいポスターを作るためにも、優先順位をつけることは大切なことだったりします。


■ 情報の優先順位の決め方 ■

ところで情報の優先順位ってどうやって決めたらいいのでしょうか?
前回の記事で出した情報って全部必要な情報に見えるので、優先順位を決めづらいと思います。悩みますよね。
では、身近なイベントである飲み会を題材に、友達に「飲み会やるよ!」という情報を伝える場合のパターンを考えてみましょう。


Aさん「忘年会やるよ!⚫︎月▲日のXX時から■屋さんだよー!きてね!」


Bさん「⚫︎月▲日のXX時からひたすらビールを飲む『Bさん会』やるぞー!場所はいつもの■屋さんね!」

友達を飲み会に誘う時って、⑴か⑵みたいな感じで伝えることが多いのではないかと思います。
Aさん、Bさんの発言した文を情報のパーツごとに分けてみましょう。


Aさん「【忘年会/イベント名】やるよ!【⚫︎月▲日のXX時/開催日】から【■屋さん/開催場所】だよー!きてね!」


Bさん「【⚫︎月▲日のXX時/開催日】から【ひたすらビールを飲む/こんなことをする】【『Bさん会』/イベント名】やるぞー!場所はいつもの【■屋さん/開催場所】ね!」

⑴のAさんパターン。
「イベント名、開催日、開催場所」が出てきました。
⑵のBさんパターン。
「イベント名、開催日、開催場所、こんなことをする」が出てきました。

AさんもBさんも「イベント名、開催日、開催場所」を伝えていますね。
もしかしてこの3つの情報って結構大切なんじゃない?と考えられるのではないでしょうか。

ということで、この「イベント名、開催日、開催場所」が『人に伝えたい優先順位の高い情報』になります。
ここで以前私が実際に作成したポスターを見て確認してみましょう。

イベント名、一番大きいですね。
開催日、そこそこ大きめです。
開催場所は他と比べるとちょっと小さいですが、読めないほど小さいわけでもないですね。開催場所が少し小さめなのは、このポスターを掲示する場所自体が開催場所なので、大きめに主張しすぎなくても大丈夫かなーという考えがありました。
ついでにBさんが伝えていた「こんなことをする」ですが、イベント名の右側にちょっと大きめにイベントでやることを書いていますね。

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■ ここまでの情報をまとめる ■

前回の「1.必要な情報をまとめる」、今回の「2.伝えたい情報の優先順位を決める」をまとめてみましょう。
必要な情報とそのなかでも優先順位の高いもの(★が付いてるもの)は以下のようになります。

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【宣伝に必要な最低限の情報】
★イベント名
★開催日
★開催場所
・こんなことをする
・主催者
・定員(参加者の対象)

【イベントに参加する人に知ってもらいたい情報】
・参加費
・持ち物
・ルール
* * * * * * * * * * * * * * * * *

ポスターを作成するのに必要な情報も、その優先順位も決まりました。
ポスターを作る手順は全部で4つなので、もう半分もできちゃいました。やったぜ。

次回は「3.デザインを考える」。
一番頭を使って、一番難しくて、一番楽しいところです。

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