花粉と戦うことを辞めた話
みなさん、こんにちは。
日本で初めてスギ花粉症が報告された県でM:TGをプレイしている菊川けりおと申します(私の調べた範囲では、間違えてたら訂正いたします)。
この時期、花粉症嫌ですよね。
というか私のタイムラインが「花粉症」「鼻水」「くしゃみ」「辛い」「しんどい」「ずるずる」で埋め尽くされています。
私も中学生頃に発症し、それまでは「なーに花粉症とか言ってんのよwwwっっwだらしねーなぁっっっっwっwww」とか舐めた態度を取っていましたが、それ以降は「つらい」側の気持ちが少しだけ分かるようになりました。
花粉症との戦い
花粉症というものは放っておいて良くなることはありません。
むしろ年々ひどくなっているような感覚があります。
花粉症の症状を抑える薬を服用しながら、花粉症に効くと言われるヨーグルトや飲み物などを食すること数年
全く良くならない
誰やねん。ヨーグルトが花粉症に効くとか言った人。
全然効かないやん。
カレーの隠し味としても微妙な癖にヨーグルトは何のためにあるんだ。
市販薬も色々と試します。
第二世代より第一世代の方が副作用はあるけども効果としては強い、とも聞き、第一世代を選択して服用していた時もあります。
そうしても鼻水がいつの間にか鼻腔を埋め尽くします。
いつの間にか口呼吸となり、喉が渇きます。
※これは服用している薬の副作用も関係あり
花粉症で私が最も嫌いな点は「朝起きたときに喉が痛い」ということ。
鼻が詰まってしまい、寝ている間に口呼吸をして喉を痛める。
起きた時の気分は最悪だし、あまりよく眠れていない。
この時期になると睡眠の質が低下することでアトピーがひどくなったりもしました。そしてイライラしてさらにQOLが低下するという負のループ。
もう辞めよう、戦うの。
色々と民間療法を試しましたが、素人の浅知恵ですから効果がなくても仕方なし。たまーに効果がある人はあっても、それが大多数に有効かは実験しているわけでもないので保証がありません。
これから市販薬をずっと飲み続けるのか。
飲んでも全く効かないのに飲まないといけないのか。
この途方もない戦いをずっと続けなければいけないのか。
そんなプチ絶望を味わっている時、友人の循環器内科医が聞いたことない単語を言ってきました。
「舌下免疫療法したら?」
What? まずどういう字を書くの?
ちょっとだけ格好いい必殺技のように思えて、ほんの少しだけテンションが上がったのを今でも覚えている。
素人言葉で説明すると、アレルゲンを含む治療薬を舌下から吸収させて症状を軽減する治療となります。以前は注射をする皮下免疫療法がメジャーだったようですが、近年は自宅でも行える舌下免疫療法を利用する人が多いと説明を受けました。
頻度・費用
私の場合、月1回 処方してもらうために病院へ行きます。
4週間分(28日)を貰い、それを毎日1回服用し続けます。
服用期間は最低3年と言われました。
処方してもらうために大体700円
処方薬が約1600円
おおよそ月2400円ぐらいが治療のために必要な費用です。
年間3万円弱ですね。
私が体験している効果
ここからは超主観的な効果を話します。
これはあくまで一例なのでこのnoteを見て治療を受けてもそれらが保証されるわけではありませんのでご容赦ください。
症状の軽減
昨年10月から治療を開始しましたが、全く症状が出ていません。
毎年この時期になると薬を飲んでも鼻水ズルズルとなり、ティッシュを仕事場に持ち込むのが定番となっていました。(当然「鼻セレブ」です。かみすぎて痛いんですわ。)
同僚たちが「目がゴロゴロする」「喉が痛い」「ブワックション」と言っている中、それらの症状が全く出ていません。何なら「あ、マスク忘れてたわ」と帰宅してから気づくぐらい、花粉がバンバン飛んでいることを忘れてしまうような日常。
医者からは治療初年度で大体3割ぐらいの人が症状改善するよ、と言われていたので3割に入れたのはラッキーでした。ストレスの軽減
症状が出ないので色々なストレスから解放されています。
イライラからの肌荒れというコンボも今年は起きていません。
ティッシュ切れに怯える必要もないし、人前でくしゃみをして「申し訳ない」と感じる必要もない。最高。ありがとうシダキュア。
※治療薬の名称外に出ることを躊躇わなくていい
症状が出ないので「花粉が飛んでいるのに外出しなきゃいけない」と思う必要がなくなりました。1歳の娘と公園で遊ぶ時間も全く問題なし。多分、これが1番嬉しい効果だったかもしれない。
戦うの辞めてみない?
正直、毎日薬飲むのは面倒。忘れる時もある。
でも効果を実感してしまったので、3年以上やると思う。
そして今まで服用していた薬のように「眠い」とか「喉が渇く」といった副作用が出ていないので、花粉症と戦っている感覚がない。
それもまたストレス軽減に繋がっていて嬉しい部分である。
なお舌下免疫療法は花粉症の時期には始められない。
正確な時期は病院へ確認してほしいが、6月以降とかでなければ治療をスタートできない決まりになっているらしい。
「喉元過ぎれば熱さを忘れる」然り、花粉症の症状が治まると私たちは花粉症を忘れてしまう。そして忘れている間に治療をスタートできる期間は過ぎていき、翌年になって思い出す。「このゴミクズ花粉め、日光のスギを全部切り倒して燃やしてやろうか。あぁん?」と。
どうか栃木県を恨まないでほしい。
私たち栃木県民も苦しんでいるのだ。
それでも医療の発展によって万人に通用するわけではないが、治療する方法が発見されてきている。
ダメで元々、試してみてはいかがだろうか。
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