昭和の喫茶店の思い出〜その1・いづ〜

記憶にある一番最初の喫茶店は生まれ育った田舎にあった「いづ」という名の店。たぶん1980年のことで、親がやってた小さな運送会社の従業員だった「フサちゃん」に連れて来てもらった。

「いづ」はママ一人でやっていてそのとき他にお客はいなかった。名前の由来は知らないが、たぶんママかママの男の名前が「いづみ」なんだと思う。このとき生まれてはじめてミートソースを食べた。それまでお子様ランチとかハンバーグステーキに付いて来るケチャップのやつしか食べたことなかったから新鮮で美味しく感じたのはなんとなくおぼえてる。飲み物がないと食べられないたちだったのできっとコーラとかクリームソーダなんかも飲んだんだろう。お金はフサちゃんが払ったから値段はしらない。

社長の息子を遊びに連れて行ってるんだから仕事中に抜け出しても怒られないだろうという魂胆で、フサちゃんはプールに連れて行ってくれたり空気銃で撃ち合いをしたり、完成したばかりのラジコンのヘリコプターを飛ばしたりした(離陸後数十秒で木のてっぺんに衝突して取れなくなった。あのラジコンはどうしたんだろうか。)

「いづ」にはその10年後ぐらいに一度ぐらい行った。それももう30年近く前のことなのでぼんやりしか覚えてなくてたぶん「大きくなったなねぇ」とか、「フサちゃんは最近こないねぇ」とかそんな話をしたんだろう。

この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?気軽にクリエイターを支援できます。

Muchas Gracias
3

コーヒー

コーヒーにまつわるエッセイ
コメントを投稿するには、 ログイン または 会員登録 をする必要があります。